乳がんかも?これからどうなるの? ③告知
こんな話
クリニックの乳腺科に精密検査の結果を聞きにいきました。
乳がんと告知されました。
看護師さんとスケジュールを決めました。
R4年3月のある日
いつものクリニック乳腺科に検査結果を聞きに行きました。
「きっと良性だったと言われるでしょう。痛い検査なんてやり損だったということね。早くすっきりして帰りは買い物に行こうっと」
こういう気持ちで診察室に入ったのです。
先生の机の上のレポートが目に入る。
「悪性腫瘍」の文字が見えてしまいました。
ガンっていうこと? うそでしょ!!!
頭の中が真っ白になり、血液が逆流し、手が震えました。
先生は、わたしがこの文字を読んだことに気が付かないようでした。
どんな検査をしたか。細胞は何本取ったのか。
幸運なことに正しく採取できたんですよ。
ドラマで言うところのオープニングソングをゆっくり丁寧にお話ししてくださいました。患者を傷つけずゆっくり本題に入るおつもりなのでしょう。
わたしの心臓はばくばく。
先生の話がじれったく、「そういうことどうでもいいよ。早く言ってよ」と叫びたい気持ちでした。
レポートを見せながらの説明でした。
乳がん、今のところステージゼロ。
非浸潤性乳管がん(DCIS)ではないか。
そして詳しい数値、サブタイプなどを教えてくれました。
それがどういう意味なのかも。
全摘と部分切除の説明もあったように思います。
わたしは、当然部分切除を選びました。
「ご家族とも相談してください。データはどこの病院でもお渡しします。1週間で希望の病院を決めてくださいね」
というような内容の話をされたと思う。
この時のわたしはこんな状態だった。
なんで私ががん患者?
食べ物に気を付け、野菜中心薄い味付け、ジムにも通い適度な運動。
それなのに、なんで わたしが がん患者に?
だけど、
仕事最優先で行動してきた。検査予約も外来予約も二の次にしてきた。
受診を優先していたら、結果は変わっていたのかも。
(冷静になればありえない)
ここからは、治療優先、最短で治療しよう!!
診察室を後にして、看護師さんと色々話して、
早く手術を受けたいと伝えました。
すぐに診察室の先生に話してもらい、先生が日程を押さえてくださった。
そして、いくつかの検査をして、後日 家族と来院する約束をして帰ったのでした。
この日の記憶は、
先生の机の上のレポート「悪性腫瘍」!
「なんで、わたしが、がん?まさか……」
このふたつが、脳内で交代に出現していました。
とても冷静ではいられない日々が続きます。
さてさて、
後日、そのレポート(検査結果)を近所のかかりつけ医(多分60代)に見せました。
「もう手術したの?」
「いえ、これからです」
「もうこんなにわかっているの?」
マンモトームという痛い検査のおかげで、
以前は手術をしてやっとわかっていたサブタイプが
事前にわかるようになり、治療方針もたてられる。
地図のある治療を受けられる時代に感謝です。
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