プロレス
プロレスを見始めたのは小学校低学年の頃。ジャイアント馬場率いる全日本プロレスです。長野の田舎では当時、日曜の夜にテレビ放送していたと記憶しています。民放が2局しかないため、確か「ラブラブショー」(?)が終わった後に、日本テレビのスポーツテーマが流れたような……。いずれにせよ、眠い目をこすりながら祖母と、アブドーラ・ザ・ブッチャーがテリー・ファンクの腕にフォークを刺したり、ザ・シークが火を噴いたりしたのを見ていました。
中学生になるとタイガーマスク(佐山サトル)が登場、一大プロレスブームが巻き起こりました。みんなが新日本プロレスファンになる中、かたくなに全日派を守り続けました。とはいえ、やはりアントニオ猪木はオーラがあり、ある時代まではファンをわくわくさせる魅力が本当にありました(猪木の人間性は甚だ疑問、最近の言動も勘弁して欲しい)。
NWFのベルトを封印し、世界統一を掲げて開催したIWGPの第一回トーナメントの決勝戦。エプロンでハルク・ホーガンのアックスボンバーを食らって、舌を出したまま失神した姿が画面に映し出され放送は終了。「猪木!死ぬなよ」 日本中の3000万プロレスファンは、まんまと猪木にだまされました(笑)
東京ドームでの引退試合には会社の同僚と駆けつけました。ドン・フライを破った後のセレモニーで猪木が語った新日の道場訓は、「前向きに生きろ」と背中を押してくれる素晴らしい文句だと思います。
この道を行けば どうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば その一足が道となる
迷わず行けよ 行けばわかるさ