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一人で生きようなんてカッコつけるなよ。

「生まれ変わっても自分になりたい。」
あの頃の私はそう思えなくて、次の人生ではどうやって生きようかなと、それだけが救いだった。

死ぬことが人生で一番の希望で、いつになったら死ねるんだろう。どうしたら誰にも迷惑をかけずに死ねるんだろう。

ずっとそうおもってきた。

一人で生きていくのはできないのに、誰かと生きていくことはもっと難しい。一人で抱える寂しさすら処理できないのに、誰かと温もりを分かち合った後の寂しさなんて私には到底抱えきれなかった。

どこにいてもずっと虚しくて、苦しくて、怖くて。

強がるフリしては誰かに助けてもらうのをまってた。

でもね、ねえ、あの頃の私。
いまね、幸せだよ。
あなたが真っ暗だとおもってた人生の先には楽しいことが待ってるんだよ。

たまに暗い道を歩くこともある。苦しくてどうしようもなくて、何もわからない時もある。けど、ずっとブレずに歩いていたら幸せはやってくるよ。

いや、違うね。
私にとっての幸せはずっと近くにあったんだよ。

自分で気づいていないだけ。
ママの愛情、友達が差し伸べてくれる手。

あの時の私は見て見ぬフリしてたけど、その手を掴んでいいんだよ。
真っ暗で何も見えなくて、いつ自分を見失ってもおかしくない状況だったけど、ずっと近くに救いの手はあったんだよ。

だからね、一人で生きようなんて思わないで。
自分が思ってるよりもみんなに愛されているから、大丈夫。

いまはこんなにも幸せだから。



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