おうちのお金事情(娘視点)その②
おうちのお金について気になり始めた娘の話。
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おうちのお金事情(娘視点)その①
小学校生活も残り少なくなった小6の3学期。
中学校への進学を前に、入学準備いろいろ。
ある日、制服の採寸会へ行った。
娘の進学先はブレザーで色んな選択ができるものだった。
「スカート」か「ズボン」か。
「リボン」か「ネクタイ」か。
ブラウスの生地も選べる。
公立ながら、SDGsで多様性でジェンダーレスな最新式な選択ができる。
そして、それなりの合計金額。(公立なのに...)
その制服代を知った娘。
驚きのあまり、固まる。
その上、上履きやポスターカラー、指定カバンetc.
娘が一生懸命に小6の頭で進学に必要なお金を計算した。
そして、考えた後の言葉が
「今、うちの貯金はいくらある?」
娘の頭の中ではきっと、
『私が修学旅行に行っちゃったし、うちにはお金が無くなってしまった!もううちに残っているお金がないんじゃないか??????』
だったのだろう。
私が色々と娘への返答をはぐらかしても、娘は一向に引かない。
「ねぇ、うちには今いくらあるの?」
「制服買える?」
「ねぇねぇ、貯金はいくら?」
どうしよう...
どうしよう........
なんて答えよう...............
どうしよう................................
娘は頑固だ。
困った...
どうしよう...................
娘が安心する答えは????
10万円くらいか?
いや、そろそろ洗濯機が壊れそうだとか、この前に話したっけ。
それでは、また洗濯機を買う時に娘からの質問攻めに合うし..... もうこんな質問攻めはごめんだ。
あっ、そう言えば、車ももうそろそろガタが来てるとかも話しちゃったな。やべ〜〜〜〜
実際の貯金額を言うと不安になるか??
貯金額が少な過ぎると『じゃあお母さんのお給料はいくら?』とか、会話が広がるのも面倒だな......
私の頭の中は、どんな逃げ口上が妥当なのかを考えることでいっぱいだった。
娘が高校へ入学くらいまで、家庭の金銭面の不安を抱かせない貯金額は???
尚且つ、私が質問攻めに合わない返答は?
数秒間で、私の小さな脳みそで考えた答えは
「300万円くらいかな」
だった。
意外にも娘は、その後に質問をする事はなかった。
納得をしたのかどうかは判らない。
ただただ娘からの質問から逃げる為の、その場限りの答えだった。
続きはまた今度。