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成功者紹介で夢を実現させよう! マカピーな日々 ♯1670

マカピーです。
アランに夕食に誘われたんです。

アランからの電話

ア:「マカピー、元気かい?」
スマホの向こう側でアランが尋ねてきました。

マ:「うん、元気だよ。最近はすっかりテニスとご無沙汰だなあ。みんなも元気かい?」
ア:「ああ、毎夕雨が降ってプレイできない夜もあるけどね。それでも少しの雨だったらみんな集まってるから、マカピーもプレイしに来なよ!」
マ:「ありがとう!毎日の散歩だけじゃなんか体がなまっちゃってたんだ」

ア:「ところで、今晩空いてるかい?前回行ったレストランで食べよう!」
マ:「おお、ありがとう。喜んで行くよ!ただ前回はアランの車の後を追うばかりで、ハッキリあのレストランの場所を覚えていないんだ。」
ア:「大丈夫、後でレストランの場所を送信するよ。じゃあ7時になったら電話を入れてくれ!」

家具屋を経営するアランがマカピーを気遣って夕食を誘ってくれるとは、とても嬉しい事です。

マカピーは同居しているアジズに外出を伝え、時間になると出かけて行きました。

車の不調

実は3日前に愛車のRav4が突然エンジンがかからなくなりました。

ダウンタウンのバス停に送られてきた小包を受け取りに行く前の朝に一週間ぶりに車を始動させてみて発覚したのです。

長らく使わなかったのは、車両税や保険が切れその更新に手間取ったからでした。

さて、どうしたものか?

ハマナスレストランの隣にあるワークショップに声をかける事にしました。
すぐにメカニックが来て「バッテリーが放電しているらしいな。ジャンパーケーブルでつないでみよう!」

そうしてアジズに見張はらせて1時間ほどボンネットを開けたままエンジンを止めないでいました。

その間にマカピーはブレーキ液や「バッテリー補充液」を買い求めたのでした。

もう充電は充分かな?

それで、マカピーは一旦エンジンを止めて再度イグニッションを回したのですが「キュ」と少しセルモーターが鳴いただけで始動しませんでした。

ヤレヤレ

再度メカニックを呼びに行きましたが、今度は忙しいのでなかなか来てくれません。

そしてようやく来たメカニックは言うのでした「補充液の問題じゃなくてバッテリーそのものがヘタってんだよね。やっぱり買い換えたら?」

マカピーはマレーシアでの事業を整理し次のフィリピンの展開を予定しているので考える事にしたのです。

おそらくこの車を利用できるのは今後二か月ほどしかないはず。

さて、新しいバッテリーを買うのがいいのかしら?

でもこれからもいろいろな場所に行くので、出先でエンジンが始動しなくなったらもっと大変なことになります。

それについ先日新しい車両税と保険の更新をしたばかりで、やっぱり車にはバッテリーが必要なのです。

「わかった、新しくしよう!」

夜の街を走る

さすがに新品のバッテリーは自信たっぷりにエンジンを始動させてくれるんで安心できます。

あのバッテリー交換後、荷物を受け取りに街に行ったり、久々に魚市場に出かけ新鮮なマグロやイカを買ったのでした。

そして、今夜は久々にライトを点けての夜間走行となりました。

「さて、このあたりだったはずなんだけどなあ」と目的の市街地に辿り着いたのですがどうも記憶が定かでないのです。

取りあえずもう一周して来よう車を走らせていると、アランからスマホに「地図」が送信されてきました。

車を路肩に止めて、その場所を確認すると「やっぱり先ほどの街に入って行けばよかった」のでした。

ヤレヤレ

マカピーが到着すると、遠くのテーブルで手を上げるアランの姿がありました。

マカピーはそこへ行ってみると一人じゃなくて他に4人もいます。

マカピーが「地図を送ってもらって助かったよ!ありがとう」とアランに礼を言うとアランは笑って隣の同じくらいの年齢の男性(華人)を指して言うのでした。

ア:「OK。マカピーこちらの方を紹介するね。ミスター・グーイだ」
マ:「ボクはマカピーです」
グ:「ふーん、マカピー・・・って日本人だよね」
マ:「そう、オラン・ジプン(orang jepun)」
グ:「あ、マレー語しゃべるんだね」
マ:「昔習った時のレベルから、さして変わってないけどね(笑)」

こうしてアラン、グーイ、そしてマカピーのオッサンの話が始まりました。
同席している女性3人の2人がグーイの娘でもう一人はその友達という事で三人は無口でスマホの画面を覗き込んでいるのでした。

グーイのビジネス

聞けばアランとグーイは半島マレーシア側のケダ州の同じ村の出身で幼いころから知っていたというのです。

グーイは2002年からサバに来て、アランは2006年と別々に来ていて数年前に偶然お互いの存在を知り合ったという事でした。

更に二人の共通なのは奥さんがフィリピン人だという事でした。

マカピーは自己紹介も兼ねて、こちらで海藻ビジネス、レストランビジネスをしたけれどもうまく行かなかった事を話しました。

するとグーイが「今は事業が難しい時期なんだよ。ボクだって『海燕(ウミツバメ)の巣』の事業を失敗したし、キナバル山の観光客用に始めたクンダサンのロッジも経営不振でやめているんだ。ツバメの巣は突然国際価格が落ちたし、ロッジもものすごい数の宿泊施設が出来てしまって過当競争状態になったんだ」というのでした。

マカピーの海藻価格とグーイの「ツバメの巣」国際価格の影響はよく似ていました。

そこへアランが「グーイはそもそもイギリスに留学したエンジニアなんだ。今言った事業以外にも幾つか手掛けていて、例えばこの近くにも200エーカーのアブラヤシの農園も持っているので安泰なんだよ」と付け加えると、それを聞いていたグーイはニコニコ笑っていました。

マカピーの事業計画

グ:「来週フィリピンのミンダナオ島に仕事へ行くんだ。そこは妻の出身地でね、実はもう娘の名前で土地も確保しているんだ。そうだ、アランから聞いたけどマカピーも近くフィリピンに行くんだって?」

マ:「うん、月末までに日本で用事を済ませたらサバ州に戻って来て、その後にフィリピンのルソン島北部に移る予定なんだ」

グ:「あそこって少数民族のいる山岳地帯だろう、何をやっているんだい?」

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