ネコを捨てに マカピーの日々 #1262
マカピーです。
2号店に出入りするネコの親子に困ったのでした。
毎日2号店の裏口からミャーミャーと鳴きながら入って来てはごはんをねだるメス猫がいました。
残りものトリの肉などのエサを与えていたのですが、今朝は2匹の子猫が母ネコに同伴で来たのです!
しかもまるで自分の家のように振る舞い、広い店内のテーブルの間を縦横無尽にじゃれ合うのでした!
マカピーには微笑ましい光景に思え写真を撮ってました。
ただ今はお客さんが少ないので良いけれども混んだ店内だと困った事になりそうと心配も同時に感じました。
大工のタンさんが一人で店の隅にスラウというムスリムの祈り場所を作っていたのでマカピーは手伝っていました。
一段落したのでマカピーがカウンターのファラと話し込んでいるハナさんのところへ戻ろうとテーブルの間を戻ると信じられないものを見てしまったのです。
なんとフロアーを元気に走り回っていた子猫2匹が座敷テーブルの上で楊枝容器を枕に寝ているではないですか!
アッチャ! ダメだよ食堂でこれじゃあ。
ハナさんも走ってきて、テーブルの上で寝ている子猫を摘み下ろし、マカピーに向かって言ったのでした。
こういうクセのついたネコは衛生的に問題になるから捨てて来ましょう!
え、マカピーは初めて見た子猫ですが妙に人になついている所を見ると、今回がテーブルの上に上るのは初めてではなさそうです。
ちょうど今週の木曜日から2号店で働くサリの一家が一足先に移り住んで来る事になり、迎えに行く途中でネコを捨てる事に即決。
子猫2匹を炊飯器の空箱に入れて更に母ネコを入れ蓋をするとさすがに危ないと感づいた母ネコが飛び出したのです。
続いてもう一匹の子猫も逃げ出そうとしたので手で押さえるとしっかり爪を立て応戦されました!
イタタタ
指から血が出ています。
とりあえず一匹だけでも連れて行く事にしました。
サリ家の住むアパート近くの空き地に子猫を放つのですが、子猫はその場から動こうとしませんでした。
じゃあね、元気でな
マカピーは車を出したのですが、何とも後味の悪いものでした。
サリ家族と更に従兄弟2人、その荷物を積んだのですが、荷物は半分残して次の機会となりました。
2号店に戻ると、彼らをパーティションした2階の部屋に案内して降りて来るとあのネコの親子がいなくなったもう一匹を探していたのでした。
やっぱり親子でいた方が良い!
マカピーは子猫を捕まえ、更に母ネコも゙しっかりした二重の段ボール箱に入れたのです。
それを車に載せようと駐車場の傍らに箱を置くとミャーミャーガリガリやっているのが聞こえました。
チビネコ待ってろよ! 家族を連れてゆくぞ!
箱を車に入れようと戻ると、アララ母ネコが箱の外にいるじゃあないですか!
あれれ、いつの間に出たのかな?
子猫は出られなかったので、その箱を後部座席に置くと、母ネコも゙心配そうに近くに来てます。
マカピーが近寄っても、逃げないので首をつまみ上げ車の箱に再度入れて、マカピーが車を出そうとすると、あれれまた母ネコが簡単に脱獄していたのです!
ところが今度は密閉された社内なので、パニックになった母ネコがダッシュボードに乗って車外に出ようとします。
マカピーの運転する横を通り過ぎヨタヨタ荷物室側に行ってしまいました。
どうも初めて乗る車に弱いようでした。
子猫も可哀想なので箱から出しても、やはり席から動く事はありませんでした!
最初の子猫を放った場所にて来ました。
一時間以上経過しているのでその姿は見えませんでした。
でもあの母ネコだったら、きっと探し出して再会出来るかもネ。
車を出してルームミラーを見るとチビスケが通りを横断しその後を母ネコが追いかけてました。
さて、あの親子はどう成ることでしょう!
マカピーでした。
最後までお読み頂き感謝します。レストランと動物はどうしても相容れ無いのかな?
もしもサポートいただければとても嬉しいです。そのサポートは感謝のバトンタッチとして使わせていただきます!