今年も夏はSONIC MANIAとSUMMER SONIC
年に一度のお楽しみはいくつかあるけれども夏といえばSUMMER SONICの1択です。
昨年はまさかのチケットの買い忘れという大失態の上、早々にソールドアウトで行けず仕舞い。
そんなこともあり今年は発表と同時にしっかり買いました。
もちろんSONIC MANIAからのスタート。
今回も観たいものをがっつり!という感じ。
台風の影響でソニマニ開催が危うかったものの、幕張メッセになんとか無事に到着出来た。
けれども、観たかったTyrkouazには間に合わず。
カメレオン・ライム・ウーピーパイも観れず、ちゃんと観れたのはサカナクションから。
開催してくれただけ、本当に感謝。
<SONICMANIA>
サカナクション
UNDERWORLD
Nia archives
Victoria(DJ)MÅNESKIN
牛尾憲輔
サカナクション2年振りの復活からUNDERWORLDとの対バンも再実現。
ベスト盤のようなセットリストで70分、ツアーにも行けてない身にとっては最高です。
SAKANATRIBEがベストソングなものでドープなものがもう少し欲しいところではあったけれど、ステージに戻ってきたというだけでも大満足。
ネットではセトリに関して拗らせ魚民がやんやと野次があったけれど「はい!喜んで!」くらいの受け入れ態勢あったらいいのにと感じる。
昨今の諸問題、後に書くけど本年度のサマソニについても。
Two Mouths OffでスタートしたUNDERWORLDは待ってましたのテンションで90分のロングセット。
大半のオーディエンスはオーラスのBorn Slippy待機だけれども、波打つ低音にひたすら酔い痴れた。
ラストに向けてはハードチューンが織り交ざって正にこれぞという感じで。
Nia archivesは観る予定がなかったけれども連れから「観に行かないっすか?」と誘われまんまと汗だく。
DJセットでアーメンブレイクの畳みかけに持ち歌と完璧なショーケース。
トレンド的に“Y2K”と言えばいいのか2000年代っぽいVJもジャングルビーツと相まってNiaが一気に好きになった。
Y2Kと言えばVictoriaのDJでも映像はその雰囲気のものがハードなラテンビーツでループされていた。
ステージ袖にギターが置いてあって「ヴィクトリアってギターも弾いたりするの?」と思っていたらMÅNESKINトーマスの乱入。
オーディエンスが一気に湧いた。
あれ、めちゃくちゃ堪らなかったなぁ。
牛尾憲輔OST Dance Setが個人的に今回のお目当て。
サントラのダンスセットってなんだろうと言うのと、チェンソーマンのサントラをずっと聴いていたので爆音で浴びたら気が狂いそう!という。
手掛けた劇伴をこれでもかというくらいミックスしたセットで、映像もチェンソーマン、ピンポン、デビルマン、平家物語、聲の形までトラックに載せて。
本人だから出来るわけでずっと見入っちゃう手の込んだ演出。
ピンポンのアニメがあるのを知らなかったけれど、松本大洋ファンなので心底震えた。
ヒーロー見参!アニメ観てみようと思います。
ラストに聲の形にはそりゃあ涙が出ます。
完全に燃え尽きました。
メジャーレイザーやTESTSETをはじめ、他にも観たいのがいくつもあったのには悶えるわけですが。
ほとんど休憩らしい休憩もせず朝を迎えて友人と別れ寝床に向かい。
しっかりとした寝坊。
◆
SUMMER SONIC
<DAY1>
Chilli Beans.
MADISON BEER
NOTHING BUT THIEVES
GLAY
MÅNESKIN
<DAY2>
BODYSLAM
LOVEJOY
新しい学校のリーダーズ
GRETA VAN FLEET
STUTS
BABYMONSTER
BRING ME THE HORIZON
自分のマイタイムテーブルでラインナップを見るとバラバラ過ぎるけれど、自分の観たいものを一気に観れるのがサマソニの醍醐味。
ジャンルレス万歳。
初日はもうだらだらと。
最悪、MÅNESKINだけ観れれば良いくらいの感じで遅めに到着。
台風明けの蒸し暑さで歩くだけで汗が噴き出るくらいのコンディションはばっちりじゃないです。
友人と合流するまでChilli Beans.を。
フェスで観る機会が多いので単独をちゃんと観てみたいな。
MADISON BEERを一緒にと思ったけれどあまりにも心地良過ぎて寝落ち。
おはようございますと起こされNOTHING BUT THIEVESへ。
ラストのover comeまで、いやもうほんと最高でした。
一旦分かれ何人か友人知人に会い談笑しながらGLAYへ途中から入りの中抜け。
メドレーの中でBorn Slippyのワンフレーズが入ってきたりとサマソニ仕様。
ヴィジョンを使っての大カラオケ状態で楽しくなってしまい抜け辛かった。
EXPO以来ちゃんとライブに行ってないので行きたいです。
初日ド本命のMÅNESKINは直前までスタンドかアリーナかで迷ったけれどアリーナへ。
PA近くの柵最前で観た。
何かの拍子で我慢が出来ず最前ブロックへ向かってI wanna be your slaveで最後の爆発。
ロックンロール最高です。
クロージングはお決まりのサマソニ2丁目で。
◆
翌日は早起きが出来たら板歯目から行きたいところですが疲れすぎて無理でした。
BODYSLAMに間に合えばとゆったり入場。
ハードロックなアクトに興奮しながら観ていたけれど、直前に情報解禁になったBABYMETALのゲスト出演。
現れるや否や、一気に押し寄せるメイト。
この辺りでネット上では騒がれるポイントが増えて行った気がする。
傍若無人のメイトとBOYNEXTDOOR最前待機組の言い争い。
そもそもお前らBODYSLAMに失礼だからな、めちゃくちゃかっこよかったのにと思う。
なんだったらBOYNEXTDOOR観たかったけど、お目当てのLOVEJOYへ。
前日大阪で大評判だったUKサウンド直系バンド。
あの頃のアークティックモンキーズのようなロックンロールリバイバルからインスパイアされたんだろうなと感じられるライブでサイケデリックな映像も込み。
もはや虜でTシャツ購入。
JO1を眺めながら休憩し、新しい学校のリーダーズ。
もうビッグアーティストになりすぎて戸惑い気味です。
親子連れで子供がちらほらと周りにいたのも印象的でした。
Toryanseでスタートして中盤に向けての畳みかけ。
するすると最前エリアに行けてしまって、後半で抜けるのに苦労した。
GRETA VAN FLEETはメッセのアリーナ最前エリアへ。
ジョシュのハイトーンボイスやジェイクのギターソロも堪能。
ツェッペリンはもちろんクイーンも彷彿するような圧倒的なショー。
でも明らかにオーディエンスが少ない。
暑さがキツイ時間なのもありスタンドに観客はいるもののそれでも少ない。
グラミー賞をはじめ数々の受賞をしているロックアーティストでさえ日本での認知度次第なのかと思うと少しがっかりしてしまう。
前回のサマソニはキャンセルになってしまって、単独来日はあったもののここでしか味わえないものが存分だったので大満足。
そういえばビーチに一回も行ってないことに気付き、STUTSをBGMにしながら散歩。
2日目夕方のビーチでは毎度、終わってしまうと感傷的な気分になる。
友人と合流するためにメッセへ戻りBABYMONSTERを途中から。
大好きなSHEESHのリミックスを観れてよかった。
都内の友人と合流して今年の感想戦と近況報告はもはや恒例行事。
BRING ME THE HORIZONを覗いて早めに帰るというわけで先にスタンドの席を取ってくれている友人と合流。
BMTHってたぶん2014年のKNOTFESTで観たのが最初だった記憶。
あれから10年経ってサマソニのヘッドライナーになるなんて思いもしなかった。
プレイステーション起動音からファイナルファンタジーオマージュのオープニング。
途中ではバイオハザードっぽいこともありゲームの世界観。
ゲーミング仕様のコンセプト演出でアリーナ、スタンドでも真正面から観ないと意味がないと言っても過言じゃない。
AURORAとBABYMETALのゲスト出演もあって超が付くほどの豪華さ。
最後までは観れずに泣く泣く帰路へ。
◆
“ロックフェス”と謳っていないだけに様々なアーティストが揃うサマソニが好きです。
多ジャンル排他主義は別にそれはそれでいいけれど、多様性という時代にそんな場所に来てそれを求めているのはいかがなものかと思ってしまう。
賛否分かれていたようだけれども、許容性がないことに違和感を覚えてしまうわけで。
バカっぽい言い方だけど観れるもの全部みたいけどなぁ。
Mountainステージの転換時にBooさんの口から毎回諸注意をアナウンスしていたけれど「気持ちはわかるけど落ち着いて行動してください」というセリフを何度か耳にした。
なだれ込んでくるアーティストのファンの方々を実際見ているし、そうあってもおかしくないというか。
だからと言ってそのアーティストを呼ぶなは極論過ぎるし何の答えにもなっていないわけ。
その考えを改めていくのが本来の姿なんじゃないかと思う。
なにわともあれ、こんな世の中の状況で海外勢が多数出てくれるフェスは本当にありがてぇと拝みたくなるわけです。
ただ死ぬほど暑い!
それだけが難点。
ちなみに一番快適だったのはIQOSブース。
エアコン完備の室内、汗拭きシートにウェルカムドリンクでカボスジュース、コーヒー・アイスティー飲み放題、フード1品付きの超天国モードで灼熱の幕張にオアシスでした。
喫煙者でよかった!と心より思う。
来年もあってください!と切に願ってます。