クラウドファンディングで入場無料イベントをやりました〜翌日の田老編〜
宮古クラブカウンターアクションから然程遠くはないゲストハウスに泊まりました。
ここはクラウドファンディングで資金を募って出来たゲストハウス3710。
一階は玄関になっていてそこで靴を脱いで階段を上がって二階へ。
ロビーのような憩い場があります。
扉を開けたら会場にいたえっふーがいました。
「あっ、あれ?」
「あっ...どうも」
ってそんな挨拶して隣並びの部屋へ。
会場で何度も見てる方なので荷物まとめてロビーに行って「たしか主務りんさん?」って声を掛けてみた。
前回の宮古編で天体3349のレポを書いた方です。
ここで会うとは思わなかった。
施設になにがあるのか分からなかったので一通り教えてもらった。
今思えばあのブログはゲストハウスで書いていたのかも。
喫煙は外なので玄関先に出たら宿泊者の女性がひとりいた。
「雨振ってきたんすね」
少しお話しさせてもらった。
どうやら翌日に幡ヶ谷再生大学のボランティア活動があるらしく盛岡から前入りしてるそう。
「それINSPIRITとBRAHMANのコラボですよね」
コラボキャップを被っていたので幡ヶ谷再生大学の話に辿り着くまで早かった。
キャップのせいではじめ格闘技をしている人かと思われてたみたい。
「さっきカウンターアクションに行こうと思ったら間に合わなくて」
「それやってたの俺ですよ」って談笑。
ロビーに上がって話を聞けば盛岡と秋田から二人で朝からボランティアに行かれるそうで。
もしよかったらと目にしたことのある広報誌をいただいて嬉しかった。
盛岡のみえさんと秋田のみおさん
ありがとうございました。
ようやくシャワーを浴びた。
靴下が脱げないくらい朦朧としてきた。
そりゃそうだ。寝てないし疲れすぎ、ステージ後なので時折前触れもなく足が攣ってきて仕方ない。
なんとか汗を流して温まってロビーに出たら今度は天体3349のしゅうさく君がいた。
どれだけ知ってる人がここに泊ってんだと思ったら笑えてきた。
それからすぐ横になった。
なにもなく寝落ちして朝まで一度も目が覚める事もないのが久しぶりで少しすっきり。
ここ数ヶ月、まともに寝れていなかった。
朝から田老へ向かう。
宮古から北へ向かったところに田老地区がある。
全身ありとあらゆる場所が痛い。
身体はしんどすぎて喉は枯れて、声も出なかった。
しゃがれ声でガラッガラ。
毎年開催のあわび祭りは遠征組に優しいお祭りと聞いていた。
今年で40年目。
同い年のお祭り。
はじめてお邪魔したけれど凄く豪快。
会場になっている田老の道の駅に着いて朝イチで汁物が食べたいんだ俺は!とみんなにわがまま言って屋台のラーメン。
屋台で「もう食べるの?!まだ出来てないっす!」って言われ支度を待った。
遠くから出来上がるのを待って実食。
きっと一番乗り。
今年食べたラーメンで最強。
ラーメンに強い弱いはないけれど圧倒的。
これで500円は安すぎる。
ほたて出汁のあっさりした塩ラーメン。
ほどよく塩辛くてスープが麺に絡んでものの数分で食べてしまう。(また食べたくなってきた)
それから胃に火が着いた様に屋台を食べまくった。
牡蠣の蒸し焼きは新鮮だから身がプリっとしてる。
口に磯の香りが広がって飲み込んだあと即座に財布を出しておかわりをした。
会場には昨日のお客さんもいたりして感想聞かせてもらったり。
ダイノジ御一行も到着して各々買ってきたものを並べてシェア。
大谷さんにもらった豆腐田楽がまじで美味い。
しかも150円は安すぎる。
また汁物が食べたくなって今度はめかぶうどん。
きっと麺が食べたくなるのは昨日の漫才のせい。
耳から食べるところでした。
昨日の打ち上げに行った「鳥もと」の社長さんがカレーも出していて差し入れに来てくれた。
佇まいがダンディーで、昨晩会ったときは目元が「ビートたけし」似のいかした社長って印象だった。
美味しかったなぁ。
この感じだと坂東英二さんとか武藤敬司さんかも。
これはまだお昼前の出来事。
午前10時にステージではもち撒きでスタート。
地元のバンドもあったりしていよいよお祭りが始まった。
ダイノジの漫才もある。
2日続きでネタを観たのは久しぶりかも。
ダイノジそっちのけで手配りのダイノジシールに群がる人だかりが面白かった。
すぐ傍にあるジオパークに行ってきた。
津波があった時に残ったホテル跡地。
2階部分までは押し流された跡で鉄骨しか残っていない。
外階段を上がって5階まで。そこからは中階段で6階へ。
6階の1室ではムービーが上映されている。
世の中に出ていないスマホで撮影した当時の様子を見せてもらえる。
外の景色を観ながら改めて当時の事を思い出していた。
忘れていたわけでもないし、そういうのではなく気が締まるような。
まだ8年しか経ってないけれど、やっぱり環境が違うだけで感覚のずれが起きるわけで。
あの日の出来事を振り返る事がない人ももちろんいる。
人それぞれだからそれは個人の感覚の話。
決して良し悪しのあることではない。
10月にあった台風19号で田老地区にも被害が出てた。
何かあった時には遅い。
津波はここまで来たんだって覚えておいて誰かにバトンタッチしなくちゃいけない。
いつでも毎日来るのが当たり前って思ってはいけない。
改めてそんな事を思いながら階段を降りた。
クラウドファンディングのリターンで「宮古のお土産買ってきます」がありました。
物産店や道の駅で買おうと思ってたのでリストを見ながら「この人はこれがいいかなぁ」と本気選び。
なので基本手に渡るものはバラバラです。
まとめてどーんと買って「お土産です!」ってのは簡単だけど、それは絶対にしたくなかったので。
みなさんの手に渡るまでがリターンです。
あわび獲りの予選的なものに参加した。
大谷さんにマイクで呼び出されたら行くしかない。
コーヒー屋さんに並んでいたのに離れるのは仕方ない。
ブラックコーヒーを飲んで何か甘いものを口にしたかったけれど呼ばれたんじゃ仕方ない。
というかこれはやりたい!
ちびっこと一緒に並んで地面に落ちてる貝をフックを使ってどれだけ取れるか選手権。
いい具合に取れそうなところで隣の男の子にフックで「おらー!」って邪魔されて
「やんのかこらー!」と貝殻強奪。
終わったあとに「いや、マジでネモトさん。大人げないっす」って笑われた。
男の子にも「おじちゃんずるいよ!」って笑われた。
ちゃんと獲ったものは男の子にあげました。
本選のあわび獲りはメインステージ下にある水槽からフックで獲る。
さすがの人気企画で朝にやった抽選漏れの人が続出していた様子。
値段でどうこうじゃないけれど、物産店で100g1,900円くらいでした。
なんたる豪華さ。
福島から遠征してくれたお客さんも外れたみたい。
鮭つかみ取りの準備もしてきたくらい気合入ってたみたいだけど残念。
会場の真ん中におおよそ10m×10mくらい大きなプール。
その中に鮭を放流。
跳ねるから時折水しぶきが前方のお客さんに掛かる。
鮭のモッシュ&ダイブです。
たまにダイブ&ダイブです。
ノーセキュリティーなので最前列の人は水を被ります。
それを捕まえて持って帰ってくださいっていうなんて太っ腹なお祭りなんでしょう!
みんなびしょ濡れです。
ダイノジお2人もプールで「押すなよ!押すなよ!」
お約束です。
オーバーオールも無駄!全身ずぶ濡れになってました。
時間も差し迫ったのでいよいよ本当にお別れ。
むしろ若干アウトな時間。
出会った人にお別れをして仙台に車を走らせながらお土産の追加で道の駅に寄った。
みんな疲れて寝入ってたのもあってBGMはなし。
帰りも案の定全員寝る。
宮古のラストに流れたJackson VibeのLIFEがアタマの中で流れてきて、夜の鳥羽も下りてきてなんだか急に寂しくなった。
そんな中渋滞にハマる。
ナビは一旦高速降りる。
遠回りになる。
仙台で全員降ろす。
地元のレンタカー返却時間が伸びる。
延長料金発生。
ぎゃふん。
急に一人になってしまった。
自宅で祭りのあとの余韻が醒めない。
荷物はほったらかしに部屋で座り込む。
どのくらいかわからない時間をぼーっとしながらTwitterをようやく開いた。
追いきれないくらい沢山の人が写真や動画や感想を上げてくれていた。
からっぽになった身体に充電されていくのがわかる。
一気に込み上げてきて泣いた。
仙台と宮古の2DAYSはこれにて終了。
当初はしんどくてもう来年はやりたくないって思ってたけど、またみんなに会いたいです。
クラウドファンディングに支援していただいた皆さん
出演者の皆さん
スタッフ
携わってくれた関係者の皆さん
MACANA
宮古クラブカウンターアクション
DJダイノジのクルー
ダイノジ大谷さんと大地さん
そして来場していただいた皆さん
本当にありがとうございました
(了)