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やっと行けたぜENDRECHERI TOUR

元々ライブハウスだけじゃなくてホールコンサートもそれなりに行く方だと思うけれど、イズミティ21はいつ振りだろ。いつかの仙台貨物を観に来た時振りな気がするなぁ。
というか週に1度は何かしら行っていたのにコロナ禍になって以降ガクンと減ってでかいライブ自体久しぶりなんですが!!!!って超が付く感覚度合いにどんなテンションで行ったらいいのかも忘れかけてた気がする。
ドリンク代かかんないよな?クロークとかあったっけ?そもそもホールに行く時ってどんな格好だ?とあれこれと諸々手間取った。
結果、普段着(気づけばBRAHMANのTシャツだった)で会場に着いたらそりゃ場違い感は否めない。紫に染まった派手コスチュームのお客さんが多い中にそんな感じでENDRECHERI TOURに行ってきた。



サマソニで観たのが初ライブでその日以降いつかワンマンを観たいと思いつつもなかなかタイミングがなく、記事を読むだけの日々。
去年の配信はまるっと自宅で観ていたけれど、以前ENDRECHERI絡みで知り合った宮城のフォロワーさんからチケット余ってるから行かないかとお誘いをもらい、まさかそんなの断るわけもなく二つ返事。(感謝しかない!)
問題になる感染対策はきっちりとしたレベル。
というかそもそも重箱の隅を突くようにエンタメ敵視されているのが納得いかないけれど、それについては長くなるしやめておく。
初めに言っておくとクスクスとした笑い声が小さく起きただけでコールに声出し、立ち観はもちろん、アイドルコンサートでよく見る名前の入った派手な団扇みたいものを持ってる人も一切いなかった。
入り口で全員に配られたフェイスシールド装着の徹底振り。

言われるままにここですよと座った席がセンターで別の同行者の方に公式グッズを渡された。
言われるがままに手首にシュシュまで付けられる。

フェイスシールドが若干視界が濁るからと持ち込みのクリアなタイプと白いマスクだと反射するからと黒マスクを貸してくれるくらいのVIP待遇。
見るからに9.5割が女性客で稀にいる男性客は歓迎されるということを初めて聞いた。なんだか申し訳ねぇ。
想像してください。
BRAHMANのTシャツに黒のキャップで黒マスクのフェイスシールド。
コントラストが狂ってる!ちゃんとそれらしい服着てくりゃよかった!と、帰りの地下鉄で窓に映る自分を見て思った。

強目の4つ打ちダンスロックでトライブチューンなEND RE CHERI(最強に好き)でオープニングムービー。
サイケデリックでオリエンタルなビジュアルに音が鳴った瞬間で鳥肌が立って仰け反り悶える。
「はぁぁぁ!かっけぇぇぇ!」と流石に心の声が漏れてしまった。
幕開け、ビッグバンド従えてステージ中央にあるピラミッド型の玉座に座りド派手な衣装の堂本剛がENDRECHERI POWERを歌いだす。
ファンクでピラミッドとなるとド派手なライブの代名詞SUPECTRUMを彷彿してくるような気がしてならない。
VJにレーザー演出もギラッギラでデカバコのクラブに潜り込んだようなローもハイも効いた音がマジで心地良い。
流石は専属PAさん、ホールなのに音が抜群に良かった。
ライブ自体はMCという名の換気タイムを挟んでセクション分けをされていた。
大まかにパーティーチューン、ロックテイスト、バラードに分けられる。

今回のニューアルバム「GO TO FUNK」は過去作と比べて1番聴きやすい。
なんなら前作がコアで一般受けは難しいタイプ。
めっちゃ好きなんだけど多分そうだろう。
今作はアタマからケツまでFUNK軸に全方位型のアルバムになっている。
変わらず言葉遊びがふんだんでキャッチーなナンバーからドープなものもあれば、ディストーションが効きまくった「勃」、EDMサウンドの「Rain of Rainbow」、バラードでつまりはきっちり聴かせる歌モノで「202021」などなど。
アルバムを手にしたけれど、歌詞カードなしのタイプを買ってネットで読んだ。
思った通り、音の響きでの言葉遊びがゴロゴロあってリズムを楽しんでるんだと確信した。
雑誌で記事を読もうと思ったけれどそれがない。
アルバムレビューはいくつかあったけれど同じ感想ばかりでしっかり載っていたのが「音楽と人」くらいなもんで釈然としなかった。
そんなもんでこれどうなってんだろとか制作過程や意図的に気になる部分が解消されないまま観に行ってしまった。
Rain〜はアルバムを聴いていてバンドセットでどうやるんだろうと期待してたのにセットリストにはなかった。それだけが残念。

どんな音楽でも好きな人種だけれど、やっぱり芯が熱くなるのはロックテイストなわけで、「蜜」「勃」「HYBRID FUNK」の流れは妙に淫靡でエロティシズムに社会風刺をカマすようでロック色がエグくてたまらんのです。
エッジの効いたギターに3フィンガー(たぶん)でチョッパーかますベースにキーボードと余すことないパートチェンジモードも圧巻。
正直ビッグバンドはどこを観ていいのか分からなくなる。
5人以上になると本当に嬉しい悲鳴。
ホーンセッションが好きなのでそっちばっかりみてしまうと真逆のパーカッションが派手なアクション起こしているし。
とりわけセンターポジションを譲って頂いただけに端から端まで見渡せたので本当にありがたかった。

長めのMCでは取り留めのないファンサービスが繰り返されていてその都度”ヒューン ヒューン”と公式グッズのサイリウムで音を鳴らす。
そのためにあったのか!!と初めて気づいた。
曲中に全員で鳴らせるようにVJで太鼓の名人のようなリズムパターンが出てきたり会場のグルーヴを作り出すシステムで面白かった。
買ってないお客さんのフォローも込みで誰も傷付かないような笑いに変えていて、そういうとこエンターテイナーだなぁ。
買ってなかったから余計にそう感じた。

私的な根拠もない話に少しだけ変わるけれど子供の頃からFUNKが身近にあった。ブラックミュージックが刷り込まれているのはきっとドリフターズ
どこからともなくヒゲダンスが聴こえてくると顔がニタッとなる人は少なくないはず。
R&BやソウルにFUNKのアナログレコードが実家にあって、歌詞の意味なんか分かんないけれどスティービーワンダーアースウィンドファイアをただ気持ち良くて聴いていた。

帝王ことジェームスブラウンは少し経ってからCDで聴くようになる。
きっとベース音と16ビートのリズムが好きなんだと思う。
今でもローが強い音は大好きだ。
ジャパニーズファンクバンドは数多い。
物心がついた頃には米米クラブオリジナルラブフライングキッズ山下達郎岡村靖幸
SUPER BUTTER DOG在日ファンクをリアルタイムで追って、今じゃBRADIO踊る!ディスコ室町が好き。

それなりに聴いている方・・・だとは思っている。
そんなマイファンクテリトリーにENDRECHERIが入るわけです。
バンドセットではあるけれどミクスチャーでそれこそHYBRIDに色んな要素を混ぜている。
「バチクソかっこいいバンド」と本人が言っていたけれど純粋にクオリティーが高過ぎて本当にそう思う。

しっかりとした記事を読んだわけじゃないので細かい事はわからないけれど、医療従事者が頑張っている中で耳が原因で歌い辛いと言ってられないというのが根底にあったからという理由。
なんでバラードが出来たのかという意味を知れただけでも良かった。
202021から2022まで繋げない想い。
今作が時世の中で削ぎ落とした作り方だったんでしょう。
セッションを重ねて積み上げて出来上がっていた過去作よりもシンプルな分、GO TO FUNKが聴きやすいんだろう。

この状況になって思うことが山程ある。
正直環境だけじゃなくて諸々の関係も変わったと我ながら思う。
”バイブス”というのが自分の答えであって、それでも何かと繋がっているのは少なからずコアな部分で共鳴出来る物を感じられる人だったりモノだったりする。
ラブアンドピースという言葉があるけれど、生き方がクリアになればそれが核心だったりするはずだ。
近頃余りにも目にしたくないモノや言葉が多すぎる。
これから先、愛と平和が必要なのはそういう事でしょう。
ENDRECHERIのライブはそれがあった。
不思議なもので空気の振動を感じるだけで心が震えてくるこの感覚。
会場空間の中だけどグルーヴィーな一体感。
あっという間のFUNKライブは今まで感じたかった”それ”だった。

ここからはぶっ込みます。
チケットにGIPと書いてあったので言わせてください。
今は大変だし先は読めないんですけどいつかアラバキで是非とも・・・
夕陽が落ちる頃のみちのくステージでライブが見たいのです。
もうひとつ。チケット販売をファンクラブのみはハードルが高いのでなんとか改善してもらいたいのです。
というかハイクオリティなサウンドはもっと世間に評価されておくれよ。
何度も言っているけれど、ジャニーズ枠で終わらせるのは大問題だぞ。
予定は未定で組んでいるけれどDJイベントで今なら間違いなく流せる。

布教ではないけれどレアな男性ファンが外に発信してみる。

ここまで書いていてやっぱりふと思う。
ENDRECHERIってジャニーズだよね・・・それを忘れてしまう。
FUNK最高!

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DJネモト
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