気仙沼小泉海水浴場で海開きしてきた話
7/20.21に気仙沼で開催された海フェスへの想いは個人のFacebookに書きました。
お時間あれば。
こちらでは音楽の話を。
9年振りに海開きをした気仙沼の小泉海岸
DJ出演のお話があった時に自分が出る時間帯は分からないけれど話ている時にBRAHMANの”ナミノウタゲ”がアタマと過ってこれしかないって気がした。
「快水浴場」と言われた賑わう海水浴場に戻したい
動物園、ホテルや松林があったけれど津波によって全部破壊されてしまった
海にはホテルの廃墟が沈んでいた
震災後に海離れする人たちが増えた
防潮堤を作る
予算はどうなる?
それって必要なの?
住民と自治体とで沢山の問題を抱えて日本で一番高い14.7mの防潮堤が出来た。
気仙沼に足を運ぶ機会は過去に何度もあったけれど、小泉に行ったことはなかった。正確には近くを車で通っていただけ。
まだでこぼこの道だった事を覚えてる。
お祭りに向けて準備が進む間にネットで「気仙沼 小泉」のワードを入れると防潮堤の記事と震災の時の映像が出てくる。
やっぱりそういう地域なんだよなって改めて思った。
南三陸の復興は何も終わっていない。
海開きやこのフェスがきっかけでこの場所に遊びにくる人が増えてスポットになって。
小泉海岸を検索する率が上がって、検索の一番上に出てきたらいいってそう思えた。
決して過去の話や忘れるとかじゃなくて楽しい記憶で更新すること。
フェスが終わった後に地元の会長さんもそれが一番いいよねって言っていた。
個人的な活動を続けているきっかけになっている場所
気仙沼は震災後にはじめて行った土地で友達も知り合いすらいなかった。
元々海沿いの町でDJをしたいってのがきっかけで始めた。
それから数年後に行かせてもらったのがきっかけでいろんな繋がりが出来る。
何度か南町のコミュニティスペース、高校の体育館、DJダイノジ主催フェニックスフェスをバッティングセンターの「フェニックス」でもやった。
行くたびになにかしら大きなおつりが返ってくる。
振り返ると大抵くじけてる時が多くて、まだ終わるなって言われるような感覚になる。
きっと会う事もなかっただろうって思える人たちが今じゃ何人もいるし増える一方。
今回お話をくれた気仙沼アイドルのSCK GIRLSもだいぶ前に知り合った。
少し話が変わるけれどSCKはメンバーの入れ替わりがちょこちょこあって、知らなかったけどつい最近にいよいよ?アメリカ人のステフィーが加入した。プロデューサーをしている師匠は「海外メンバーが入ればもう誰が来ても大丈夫!」って笑いながら言ってた。
売れる事が一番じゃなくてあくまでも「地元を元気に」がテーマだからなのかも。
”みずいろの雨”のカバーを流した。
いつだったかダイノジ大谷さんに教えてもらった凄く好きなTOKYO No.1 SOUL SETとEGO-WRAPPIN'のよっちゃんこと中納良恵さんがカバーしている大名曲。
なんだか大人たちがザワザワしてて何事かと思ったらステフィーが歌いだした。
めちゃくちゃ歌が上手い。
後で聞いたらNHKワールドのど自慢にこれで出たそうで。
「知ってて流してたんですか?」
「いやいや!」
そんな偶然あるんだねってあとで聞いて笑っちゃった。
高校生の「フェスがしたい」の一言で始まった海フェス
自分が高校生の頃は何をしていたんだろうって考えた。
決して環境のせいにするわけではなく、もしもこんな事やりたいあんな風にやりたいって言っても実現はしなかったはず。むしろそれが普通の言葉なのかも知れない。
へたくそなのにバンドに明け暮れてライブハウスでデカい音で楽器鳴らしてるのがこの世の全てだと思い込んでた気がする。
月の小遣い3,000円でアルバムCD買ったら終了。
バイトは禁止(歯向かってのちに隠れてやるけれど)で昼飯代500円を10日くらい食わずに我慢してCD買ってた。
そりゃもうやってらんねぇってわけ。
バンドは目立たないだろうって始めたドラムが功を奏して多少下手でもヘルプで声が掛かる事が結構あった。
どの時代でもドラム不足は深刻です。
「ノルマなし!スタジオ代タダ!打ち上げ出て!」
いいバイトです。
このまま行けばミュージシャンだ!って本気で勘違いしてたもんなぁ。
ちなみにドラムが一番目立つと知ったのはやりだしてすぐの話。
まぁ学校以外の事に夢中で大学浪人する嵌めになるけど、今となればそっちで経験した事が凄く大切だったようにも思う。
今でもリズム感が多少マシなのはこれのおかげかも知れない。
6月に福島で絶叫する60度のライブがあって友達と観に行った。
ザ・マスミサイルが対バンで昔から大好きなバンド。
去年高円寺で久しぶりにライブを観て物凄く心に響いた。
初めて観る友達は涙を流して観ていた。
大好きな曲に"教科書"って曲があって正にそれ。
大切なのは教科書以外だって曲。
もちろん勉強しなさいよってフォロー付き。
高校生の頃に聴きたかった一曲です。
今回知り合った高校生達に届いたらいいなと思ってかけた。
絆の話
つい先日、銀杏BOYSの峯田和伸原作「いちごの唄」を観に行った(めちゃくちゃよかった!)時、始まる前に「アイネクライネ ナハトムジーク」の予告をやってました。
斉藤和義の"ベリーベリーストロング"が本当に大好きで大切な曲。
予告を観ながら2011年にDJ始めた頃やダイノジのDJパーティーの「ジャイアンナイト」でも一時期これをテーマに仙台で公演やった事なんかがアタマを過って。
絆の話(曲)なんだけど、なんてことない日常の出会いが誰にでもあるよって歌。
青春ムービー観る前だったから余計になんだか色々思い出しちゃった。
きっと小泉海岸でも小さな出来事があって、そこから始まる物語もあるんじゃないかってそう感じて初日の終わりに流した。
これからの話
気仙沼は今年以降海開きが三箇所三ヶ年計画で進むそうです。
高校生が想いを引き継いでとりあえず三年続けて欲しいな。
応援され続けてクラウドファンディングの成功を続けて欲しい。
高校生のバンドやダンスでもなんでも魅せられるものやったらいい。
市内の高校生の文化祭みたいにやったらいい。
よさこいにフラダンスがもっと観たい。
もっといろんな地元の人達がこぞって集まるお祭りになったらいい。
SCKリーダーのまりかちゃんはこう言ってました。
「三ヵ所同時開催やってみたい!」
事故起きるわ!!
でもやれたら最高だよね
これからの南三陸地方の再生を見届けたい。
夏の始まりです。
でもひとつだけ心残りがあるのです。
ホヤぼーやに会えなかった...
また行きます
ありがとうございました
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