ありがとう。スタジオジブリ・リバイバル上映
なんだか「リ」がいっぱい。ジブリがいっぱい。
こんなに、私にとっての楽しみや趣味が減ってしまった生活の中で、久しぶりにわくわくしたニュース。「もののけ姫」だけにするつもりでしたが、あまりにも良くて、「風の谷のナウシカ」も観ました。本当は「千と千尋の神隠し」も観たかった…!あの大きなスクリーンでカオナシが暴れてるところで、ふぇえ!ってしたかったですね。あとケーキを食べるカオナシが可愛いという情報通からのタレコミ(大げさに言ってみた)を得ていて、それも改めて確かめたかったのですが…
この2作品だと、個人的にはもののけ姫に軍配ですかね。元々好きなのもあるんですが。トップの写真は私が今までで一番、もののけ姫っぽい…と思って撮った、とある瀬戸内の島の写真です。
今までテレビでしか見たことなかったですが、この作品、映画だなって思ったんですよね。どういうこと?って聞かれると、まさしく「映画館でみるための作品だ」って感じ。今まで見ていたのは「もののけ姫」じゃなくて「テレビ版もののけ姫」だったんですね、って感じ。説明できてないか。
こんな音だったっけ?こんなの今まで写ってたっけ?のオンパレード。シシガミが登場するところの音の使い方や、アシタカの放つ矢のしなる音、モロ様の「だまれ小僧!」のど迫力。タタリ神が歩いた道は腐り、呪いを受けた腕がぶよぶよ躍動すること、最後首を返すときにアシタカがサンの腰を抱いていること。おいおい、ちゃらいなぁ。
新作見てるのかな?って気持ちになるくらい、色んなシーンでびっくりさせられました。
もののけ姫って悪役が出てこないというか、見方によって変わってくるところがあって。昔はエボシ様かっこいいけど悪いなあって漠然と思ってたけど、そうじゃなかった。みんな各々の正義を貫いて生きてる感じが、今の私にはすごく共感できて、でも、眩しい。ジブリってディズニーヴィランズのようなザ・悪役ってあんまりいないかもしれない。最近のディズニーはまたちょっと違うけれど。まあ悪役には悪役の事情があるものです。それに思いを馳せてしまうのは大人になってしまったからなのか…
エボシ様のもとで鉄砲を作る職人さんたち(たぶん社会的には虐げられている…)の長さんが、「生きることはまことに苦しい、それでも生きていたい……」のところは胸がぎゅっと絞られるようで。こんなシーンあったんだっけ?
まとまらないですが、映画館で映画を見るっていいもんだなぁとしみじみ思いました。気になる作品はなるべくスクリーンで見るようにしよう、と地味に誓いました。東宝様、ジブリ様、第二弾は紅の豚と天空の城ラピュタのリバイバルをお願いします。待ってます。