#15 拝啓、少年よ
セブンでFlash写真を印刷しに行った。
そのセブンは高校が近いことから学校終わりの高校生が屯している。
そして共通して何かを食べていた。
おにぎり、チキン、アイス、グミ
印刷中、確認できたのはこのくらいか。
無事印刷が終わり、セブンを出て、その高校生たちを横切ったとき、ある感情が湧いた。
あ、奢ってあげたい。お腹いっぱい食べさせてあげたい。
家まで帰れば夜ご飯が待ってるだろうに、その空腹に耐えられずに何かを食べるその姿が愛おしく感じた。
こんな感情は意外と初めてだ。社会人になったからだというのか。
なんか成長というか、老化というか、そんな時の流れみたいなのを感じた、帰路であった。
そこに今まで気づけなかった青春がありました。
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