アウトローのアウトドア(74):刃物の話①:ナイフはもう一つのロマン
肉を切る、魚を締める、さばく──。
そんな時に頼りになるのがナイフだ。
いや、包丁でもいいんだ。基本的には同じだしな。
ただ、包丁と言えば「調理用」というイメージだが、ナイフはそれだけじゃない。
料理はもちろん、焚き火で薪をバトニングして割るのにも使うし、ブッシュクラフトで木材を切り出して整形するのにも役立つ。
さらには、パンを切ったり、缶切りが無くても缶詰を開けたりすることだってできる。
そう考えると、アウトドアにおけるナイフは「万能刃物」と呼ぶにふさわしい存在だ。
俺のナイフたち
これは俺の愛用ナイフの一部だ。
見ての通り、高級品ってわけじゃない。だが、どれも性能はまずまずで、使い勝手は悪くない。
写真の手前にあるのが「モーラナイフ」。
その上にある小さいナイフは、岐阜県関市の刃物メーカーの量産品だ。
ちなみに、関市は「刃物の街」として有名だ。量産品だからって侮れないぞ。よく切れるし、実用性は十分。
ナイフの話:高いナイフ vs 安いナイフ
ナイフってのは、結局のところ「研ぎ」が重要だ。
刃の材質によって研ぐ頻度は違うけど、どんなナイフでも使えばいずれ研ぐ必要が出てくる。
良いナイフはやっぱりお値段が高い。
高級ナイフなら切れ味も抜群で長持ちするだろうし、持っているだけでテンションも上がる。
でも、俺みたいに金が無いと、高額なナイフを買うのは難しい。
だからこそ、安くて実用的なナイフを選んできたんだ。これが「貧乏性」の宿命ってやつだな。
ビクトリノックスのスグレモノ
これも俺の相棒、ビクトリノックスの「クラフツマン」だ。
いわゆるアーミーナイフ、マルチツールの一種だな。
こいつの良いところは、何か困った時でも「とりあえずこれがあれば何とかなる」ってところ。
多機能だけど、「玩具」じゃない。本気で使える道具として作られている。
もちろん、これ一つでキャンプを乗り切ることもできるんだが、それでも「ナイフらしいナイフ」が欲しくなるのがアウトドア男の性ってもんだ。
(2025-01-26)