アウトローのアウトドア(114)：単車の話⑨：オフロードは楽しい（笑）岐阜県坂内村での経験…

最近、オフロードバイクってのは、レースを意識してるようなライダーしか買わないのかな…（苦笑）
オートバイが売れなくなったって、行きつけの単車屋のＦ店長が言うんだ。
ここのところ「景気どう？」って聞くと、毎回そういう話になる。
実はこのＦ店長、若い頃はオフロードレースでかなり勝ってたスゴイ人で、 今は CGC ハードエンデューロ選手権 を主催してる。
昔、この人に連れて行かれた岐阜県坂内村の 坂内バイクランド のコースが、めちゃくちゃハードだった。（笑）

坂内バイクランドでの修行（？）

山の中にコースが作ってあって、
「道に沿って行けばいいから」なんて軽く言われた。
信じた俺がバカだった。（笑）

まず、石コロだらけの川原を走って、小さなモトクロスコースっぽい場所に出る。
そこを抜けると、ひたすら山を登るコースになってた。
道は狭いところが多く、ゴロゴロした石だらけ。慎重に登っていくと、林間を抜け、ようやく下りに入る。
そこで いきなりデカい段差 に遭遇。
ここで、まず 転ぶ。（笑）
上手いライダーは、フロントを適度にリフトして、着地点を水平に保ちながら降りる。
だが、そんな技術は俺にはない。
結果… フロントが地面に突き刺さる。（苦笑）
当然、転倒。
プロテクターやごっついブーツで装備はしっかりしてたからケガはない。
…ないんだが、 メンタルはボロボロ（汗）
でも、ここは山の中だ。
戻るには 自力で走るしかない。

単車を引き起こし、再び走り出すと、今度は トンデモナイ勾配の下り坂なんだよ。
… 崖じゃねえか！！（笑）
もう、道っていうか、ただの崖。
戻るにも進むにも、これを下りるしかない。
覚悟を決め、
✅ ブレーキを精一杯使う
✅ 腰を思いっきり引く
✅ 前に倒れ込まないように慎重に下る
こうして、なんとか川原まで戻り、流れの”圧”を感じつつ川を渡って、 ようやくスタート地点に戻った。
これが エンデューロ ってやつらしい。
こんなのでレースする奴ら… ヤバい。
そういうライダーたちが ゴロゴロ いるんだから、ホントすげぇな。

オフロード車の種類と違い

オフロードバイクって、「パッと見」はみんな同じように見えるけど、 実は結構違う。
主な違いはタイヤ形状（タイヤブロック）とサスペンション。
例えば：
✅ モトクロス → コースを走る。サスが長くてゴツく、ジャンプもできる。
✅ エンデューロ → 長距離の未舗装路。耐久性重視。
✅ トライアル → 障害物を乗り越える。タイヤのブロックは細かい。
✅ 林道ツーリング → オフロード初心者向け。バランス型。
「オフロードタイヤの選び方」
https://www.dirtbikeplus.jp/blog/how_to_choose_off_road_tyre

俺の2代目オフロード車：スズキ SX125R

俺が20代後半で買ったオフロード車が スズキ SX125R。

不人気車だったから、安く買えた。
1985年式… だと思う（笑）。
本来はこんな感じ。

こいつは 壊れたら直し、壊れたら直し…を繰り返してたら、別のバイクになっちまった。
サスは貧弱だし、パワーも14PSと控えめ。
だが、ツーリング用としては悪くない。
改造点：
✅ リアキャリア装着 → ツーリング用
✅ マフラー修理＆交換 → 穴が開いたから仕方なく（笑）
✅ キャブレター変更 → 強制開閉式へ
✅ ブレーキ強化 → マスタシリンダー＆レバー交換
✅ ヘッドランプ＆ウィンカー変更 → 旧車だからな（笑）
実はエンジンも一度壊れた。
Ｆ店長に直してもらい、見事復活。

このSX125R、元々はハードな走りを想定してなくて、 ツーリング向け に作られてる。
✅ シートが厚め → 長距離でもケツが痛くならない。
✅ 低回転で粘る → ゆるく走るのに向いてる。
最初に買った TL125 は トライアルバイク だったから、 シートが小さく硬く、長距離は 地獄 だった。
帰り道は毎回、
「絶対に乗り換えてやるからな…（怒）」
と誓いながら走ってた。（笑）
SX125Rは ゆる～いオフロード車 だが、今でも俺の愛車だ。

（2025-02-21）