042 3 早乙女まぶた 2019年12月18日 12:24 白髪が目立ってきた母の後に湯船につかっている毛が浮いていて気になるのでいちいち掬って湯船の外に捨てる捨てても捨てても浮いてくるから適当に切り上げて気にしないことにした目を閉じて身体を伸ばす湯の気持ちよさを感じて再び目を開けるといつの間にか白髪と黒髪が寄り集まってひとつの塊になっていた気持ち悪いから捨てようとすると黒髪が文字として読めることに気づいたそこにはいつまでも自立しないぼくへの要望が書き付けられていたとても長い手紙だった #手紙の問題 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #窓外集 #手紙の問題 3