会えて嬉しい!
人生を変えた出会いって?
noteのお題企画で
〝人生を変えた出会い〟というお題が出たので
ちょっと主人に聞いてみました
〝人生を変えた出会いってあった?〟って
即答で〝母ちゃん〟と…私の事をご指名
高2の娘と3人で食事をしていた時でした
顔を見合わせて目を丸くした私と娘
しゃらくさい事を言う人ではないので驚きました
〝いただきました~!〟と言ったものの
変えた = 良い事とは限りません
〝良い方?悪い方?〟の答えは
〝さぁ…〟です
やっぱり!のオチでした
そもそも〝人生を変えた〟ってどういう事でしょう
このお題を目にした時
いろいろと思い出してみました
転勤族で育った私
親の転勤で引き連れられて引越していたけれど
高2の時にあった親の転勤
親は当然のように
引越先での私の学校を
先行して探し始めていました
でも私は今思えば可愛らしいものだけど
他校に好きな人がいて付き合っていました
大恋愛中です
親にはそんな話をすればかえって反対されるのは
目に見えているから伏せたまま
とにかく引っ越したくない
ここにいる!と頑張りました
結果
1人で残る事となり
いろいろな恋愛遍歴の始まりになりました
それは結局のところ
それから20年近く後に
主人と結婚する事になる道への始まりとなりました
もしもあの時
黙って泣く泣く親について引っ越していたら
それからの人生は全く別のものになっていて
今暮らしている場所さえ
全く別の所であったと思います
3人いる子どもたちも
当然の事ながら存在していません
そう考えると
その時に好きだったあの人は
私の人生を変えた人と言えるんじゃないかと…
別の話……
高校卒業後にデザイン系の専門学校へ行き
レタリングと服飾を学んでいました
単に働きたくないから学生生活を謳歌していただけ
だからと言って一部の学生のように
遊びに行ってるつもりはなく
それなりに学んでいたつもりでした
ある日
美大を卒業したばかりのような
若くて歳の近い男性講師の授業の時に
授業中にもかかわらずまるで小学生のように
ワイワイと騒いでいる学生が数名いました
その講師が堪り兼ねて叫びました
おまえらはどうせチャラチャラした服を
デザインする事しか考えていないだろうが!
デザインって言うのはそんな事じゃない!
例えば身体の不自由な人が着脱しやすい服
そんな事を考えるのがデザインだ!
もちろん
誰も何も言い返す事はできませんでした
でも〝あの熱血講師 何言ってんの〟と
後から言ってた学生がいました
愚かな奴だと思いました
私は頭に血が上り
それから後はその講師をまともに見る事が
できなくなりました
いつかそういう服を作り
その講師に会いに行くというのが
私の目標になりました
ささやかながら それに近い事として
妊婦服を試行錯誤したりしました
当時はお洒落な妊婦服など一切ありませんでした
お洒落な上に妊婦に負担のない服
そんな服をアレコレ思い描いて作っていました
服飾そのものに元々興味が薄かったので
一切 手を出すのをやめてしまいましたが
何かにつけて あの講師の叫び声が思い出されて
いつでもいろんな事を多方面から見る癖が
ついたような気がします
それで何が変わったのか
具体的にあらわす事はできないけれど
思考のベースの1つに
あの講師のあの叫び声があると言うことは
私の人生に少なからず関与しているんだと思います
精神的な窮地に現れて言ってもらえた一言で
まさに〝生き返らせて〟もらえた方との出会い
その人のブログに出会えてから
どんどん世界が拡がって行ったという出会い
犬のごん太との出会いは
新たな人間関係と健康を手に入れました
逆もあります
その愚かしい行動や言動に触れたために
何を大切にしないといけないのか
突き詰めて 突き詰めて考える事ができて
平和な毎日を取り戻す事ができた
そんな出会い
ある〝出会い〟によって
社会的に素晴らしい事を成し遂げたり
大金を稼ぐ礎になったり
有名人となったり……
今のところ そんな華々しい人生ではなく
かなりハードな1つの苦難を乗り越えて
今では ごく普通の一般家庭で
最愛の主人と暮らしている毎日
そんな私の人生は
その端々で何気ない人たちとの
〝出会い〟の1つ1つが
少しずつ絡み合って影響し合ってできているもの
〝人生を変えた出会い〟なんて
大それた言い方のできる出会いは
今のところなかったのかも知れないし
充分に人生を変えてもらった出会いだったのかも
知れないし
主人が言うように
良い出会いだったのか
悪い出会いだったのか
そんな事 今はわからん…が正解なのかも知れない