銀ちゃんといっしょ 79
御愁傷様
母の母…おばあちゃんが旅立った時
母がずっと寄り添っていて
腕をずっとさすっていたら
病院だからあり得ないのに
お線香の良い香りがして来て…
それで母は
〝あ~逝くんだな〟と思ったそうです
母が旅立った時は数日間ずっと私が傍にいました
何日間だったでしょうか
もう忘れました
実は命日もうろ覚えです
余談だけど自分の結婚記念日も忘れてます
なんだかそういう事って
どうでもいいって思っているので
もう意識もなく
何もしないで良いって言ってあって
痰がからむのを時々取ってもらって
酸素吸入ですか?あれだけつけて
〝これをはずすとどうなるんですか?〟
って聞いたら
〝溺れた時と同じ状態になるから苦しくなります〟
って事だからつけてもらってて
なんやかんや看護士さんたちと話したり
手を握ったり話しかけたりして過ごしていて
一度
なんか大きな声にならないような声を出して
なんて言ったのかはわからなくて
まぁいいか…とか思って
一番お世話になった看護士さんが部屋にいて
なんやかんや話してたら
左足が歩いてる感じに動いて
自転車をこぐような感じ
看護士さんと二人して一瞬びっくりして
目を合わせて
私が
〝あ~見えたんかな…行く道が…歩きだしたんやね〟
みたいな事を言って
看護士さんが
〝そうやね…そうかも…〟って
それで呼吸が静かになって
息を引き取りました
あんまり苦しそうな顔はしてなかったと思う
親の死に目に会える会えない
いろんな意見があるみたいだけど
私はどっちでも良いような気がする
やっぱりなんでもだけど
人それぞれ
他者が口を挟む話じゃないですね
ナンビャクマンもかける御葬式は誰のためなのか
香典がいくらだったとか何だとか
通夜に来たとか来ないとか
御葬式に来たとか来ないとか
どんな格好してたとか…
亡くなった方は聞かずに済んで良いですね
父親の時と同じように母の葬儀も簡素にしました
お墓もなしで
両親とも永代供養墓にお骨は納めました
◯◯家とかどうでも良くて
だって
どこの誰だったかって
そんなに大切な事ですか?
ご先祖様を蔑ろにするって訳じゃなくて
誰でもみんな誰かの子孫だし
生まれる前と亡くなった後
どんなだかわからないんだから
わかってる今を大切に生きてく事が
一番大事だと思っています
好き勝手生きるって訳でもなくて
最低限
自分と自分のまわりの人たちを大切にして
気持ち良く生きられれば
一人一人がそうなれれば
みんながそうなれるはずで
余裕のある人は
どんどんその輪を拡げていけば良い訳で
違うのかな