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母と、美術館。

何年ぶりかで美術館へ行きました
子どもたちが小さい時に〝人体小宇宙展〟とか
〝手塚治虫展〟を見に行って以来です
今回は〝シルクロード展〟でした
近所の方からチケットをいただきました
正直進んで美術館に行くタイプではありません
デザイン学校卒のくせに、です
どうしようかと思案してしまいました
行ったと嘘をついてチケットを無駄にしても
譲ってくれた方にはばれないでしょう
でも…という感じでした

亡き母はシルクロード関連の事が大好きでした
お盆に帰って来ていたと思うので
母の代わりに?母を連れて?行く事にしました
母は他にもあらゆる美術系の事が好きで
絵も筆文字もかなり上手でした
木彫や手芸や革細工もしていました
父親(私の祖父)が絵描きさんだったので
遺伝でしょうか
私の代ではかなり薄まってしまった遺伝ですが

私の気持ちや身体に余裕があれば
美術館巡りに連れて行ってあげられたのに…
悔やむばかりです

1人で展示品を見ながら私がした事は
主に見て回っている人たちの人間観察でした
もちろん展示品もゾクッとするものがあったりして
楽しめましたが
見ている人を見るのが面白かったし
いま自分たちが使っている物が
こうして近未来の人たちによって
展示される日が来るのかしら…?と頭をよぎったり
十二分に楽しむ事ができました

もしかしたらクセになるかも知れません
母の供養の1つとして
今後もアレコレと足を運ぶ事になるかも知れません

そんな気になった有意義な時間でした


早朝に散歩に出るようになって
元気になってきたごん太とお墓参りに行きました
おしっこをしたらいけないので境内には入らず
前の道から手を合わせました

ごん太は今年の夏を越せるのかなと思っていました
散歩で会う方にも言われました
〝わぁ!だいぶ元気になったね!〟
〝この夏越せるのかなって思ってしまってた!〟と
脚の老いはどうしようもありませんが
まだこのゆっくりの散歩を
楽しめる日が続けられそうです
母は戌年でしたから、きっと





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マボ
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