ビジネスで使われる間違った日本語の話
日本語が不得意な私です。
不得意と言いつつも、業務でお客様と話したりメールをすることが多く、前の部署では誤った日本語を徹底的に指導されてました。
その中でも普段から気をつけてる「変な日本語」を備忘録も兼ねて書き留めたいと思いまする。
①「固定概念」という言葉
固定概念はよく使ってた言葉だけど、この言葉は辞書には載っておらず、誤用だそうです。使ってたわー。
正しい日本語は「固定観念」or「既成概念」。だそうで。
固定概念はこれらが混ざって作られた造語かも。
②「させていただきます」
これはメールでも口頭でもよく使ってた言葉。
丁寧さを強調できるような気がして、ついつい使ってしまう。
日本語としては間違ってはいないけど、使うシーンが限られる言葉だそうで、
①相手の許可を得ている
②自分が恩恵を得られる
の両方の条件が満たされて使える言葉だそうな。
「私の都合でスケジュールを変更させていただきます。」→これは条件を満たしているのでOK
「本日司会をさせていただきます。」→これは相手の許可を得る必要がないのでNG。
「拝見させていただきます。」→これは「拝見」と「させていただく」の二重敬語になっているのでNG。
なので基本的には「いたします。」に言い換えると良いそうです。
「確認させていただきます。」→「確認いたします。」
③無駄に「様」をつける
これはあんまりないケースかも。「先方様」と言っている人がいて、
・社長様
・先方様
・会社様
とか、全部「様」が不要。
社長の田中様とか、先方の中田様と言いたいところ。
④「お休みをいただいております。」
これもたまに間違えそうになる。
「本日、田中はお休みをいただいております。」
まず「お」を自分や社内の人に対して使うのは誤用。
「お休み」をいただくのも相手からではなくて、自分の会社からいただくことなので誤りだそうです。
⑤〜になります。
これも丁寧さを強調できるような気がして誤用してるパターンが多いかなと。
NG:こちらが資料になります。
OK:こちらが資料でございます。
NG:200円のおつりになります。
OK:200円のおつりでございます。
NG:アカウントが必要になります。
OK:アカウントが必要です。
「になります」は元々違うものから◯◯に成った。ということらしいですね。
「雨天のため中止になります。」は正しい使い方。
とまぁこんな感じで。本当ニホンゴムズカシイ。
伝わればいいじゃん、って気持ちもよく分かるし元々はそっち派でした。
でも相手にとって気持ちの良いコミュニケーションをしたいとなれば、と思うとこういう部分を気をつけていかなきゃなと思うわけです。
結局変えることが出来るのは自分だけなので。
「了解しました!」とか「なるほどですね!」みたいな違和感のある言葉も聞こえてきたりもして、モヤっとします。
指摘することはないけど。
ただ綺麗な日本語を使える大人でいたい、という自分のエゴのために頑張りたいなと思う次第です。
ほなまた〜