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【サンプル記事】 内視鏡看護師ってどんな仕事?

新卒看護師は最初病棟に配属になることが多いと思います。
しかし、同じ看護師でも部署や職場によりその業務は多岐に渡ります。
私は3年目になるタイミングで病棟から内視鏡に異動することになったのですが、その際業務内容の違いに衝撃を受けたのを覚えています。


今回内視鏡看護師の業務内容やメリット、大変だったことについて紹介していきたいと思います。
これを読めば、「内視鏡の看護師ってどんなことをしているの?」「内視鏡でのやりがいって何だろう?」「内視鏡看護師ってどんなところが大変?」という疑問を解決することが出来るでしょう。

1.内視鏡の種類や処置内容

内視鏡の種類
細長いカメラで体の中を観察する内視鏡。
・胃カメラ
・大腸カメラ
・気管支鏡…など

内視鏡とひとくちに言ってもその種類は様々です。ものによって長さや太さが違います。

処置内容
・健康診断での経過観察
・ポリープの切除
・胃瘻造設
・消化管出血の止血処置
・異物除去…など

患者さんの状態に合わせて処置内容も変わってきます。
どんな処置をするのかあらかじめ把握した上で準備をしておくことが大事になります。

どんな患者さんが来る?
・定期健診
・保険診療(腹痛、胸やけなど何かしらの症状があり受診した患者)
・緊急処置(便に血液が混じっている消化管出血、喉に異物をつまらせたなど)

保険診療の患者さんは外来を受診してから内視鏡が必要と判断されて来る方が多いです。
また、健診の患者さんは保険診療外で特に症状がないことがほとんどです。

健診や保険診療の患者さんは予約して来るので1日の件数が把握しやすいですが、緊急で処置が必要な患者さんがいると時間を読むのは難しくなります。

2.内視鏡看護師のおもな仕事内容

看護師の業務は主に検査室の外と中に分かれています。
私の職場では毎日リーダーがメンバーの割り振りをして行っていました。

外回り
・問診票の確認
問診票の記載に間違いがないか、書類の不備がないか改めて確認していきます。
何か特記事項がある場合は中の医師と看護師にも伝えます。

・ルート確保
鎮静剤を使用する場合ここで点滴用のルートを確保します。
針を見ると気分が悪くなる方もいるので患者さんの状態に変化がないかも確認します。

・検査後の経過観察
検査室から出てきたら椅子に座ってしばらく休憩してもらいます。
特に鎮静剤を使っている場合、患者さんがふらついてしまうことも多いので転倒がないように注意します。
検査室を出てきてから気分不快を訴える患者さんもいるため、適宜ベッドに運ぶなどの対応も必要です。

中付き
・検査の介助 
医師が内視鏡の操作を行うのでその周辺の介助をしていきます。
内視鏡操作中医師はカメラから手を離せないので処置具の操作は基本的に看護師が行います。
また、検査中苦痛を感じる患者さんもいるので、声掛けやタッチングも重要です。

3.内視鏡看護師のメリット・やりがい

・基本的にルーチンワーク
健診の患者さんの場合、経過観察のみで終わることが多いので同じ作業の繰り返しになりがちです。
慣れてくれば勝手に体が動くようになるので、身体的な負担はそこまで大きくないかと思います。

・医師との距離が近い
検査室で介助に付く場合、医師と看護師1人ずつのマンツーマン体制となります。
そのため病棟に比べると医師との距離が近く感じられるのではないかと思います。
距離が近い分医師がどんなことを考えて検査を行っているか話を聞けたり、疑問点があったらすぐ質問出来るので学びやすい環境であると言えます。

・幅広い手技が学べる
内視鏡とひとくちに言っても様々な種類があることは先ほどお伝えしましたが、それぞれの処置に必要な手技を身に付けることが出来ます。
例えば止血処置ひとつ取ってもその方法は様々ですが、何回も介助に付くうち画面を見ながら医師が次にどんな処置をしようとしているのかわかるようになってきます。

4.内視鏡看護師の仕事で大変だったこと

・時間内に検査を終わらせる必要がある
患者さんの待ち時間を減らすためにも時間内に検査を終わらせる必要がります。
そのため患者さんがたくさん来た日は慌ただしくなります。
ひとりひとりじっくり向き合いたいという場合は不向きかもしれないです。

・オンコールがつらい
緊急内視鏡が必要と判断された患者さんが救急車で来たら夜中でも出勤しなければいけません。
日付が変わった頃に呼び出されて、帰る時間がなくなりそのまま日勤をしたのは体力的に相当きつかったです。

・医師によってやり方が違う
使う道具や、患者さんの体位、ベッドの高さなど、医師によってやり方が違うことが多々あります。
テンポ良く検査をするために阿吽の呼吸を求められるので、一人ひとりのやり方を覚えるのに苦労しました。

5.まとめ

内視鏡にも様々な種類があり看護師もそれに合わせて幅広い手技を学ぶ必要があることがわかったと思います。
大変なこともありましたが、私自身内視鏡での勤務はやりがいがあって楽しかったです。
業務内容、メリットデメリットをしっかり理解した上で臨めば、働きやすくなると思うので頑張って内視鏡看護師としてのスキルを磨いていきましょう。


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