見出し画像

リリカオ(LiLii Kaona)新曲雑感


「永遠に旅する都市」


リリカオはずっと「夜の街で昏い森の森林浴を楽しむ」音楽だったんですよ。
いやこれは僕のリリカオの嗜み方なので他の方の共感も反感も関係なく行きますね。すみません。
もし私はこうだというお話が聞ければ僕は楽しいです。

「夜の街で昏い森の森林浴を楽しむ」
これはリリカオとの出会いが湯島のまさにアングラ的なバーでの「雨音」だったというのもあるんですが、とにかく言葉にイメージするとそんな印象で僕のOrganica観というのは作られて行ったんです。


細かい話は抜きにします。(と言って細かい話をこれからします。長々と)
大都会は広くてなんでもあって僕は充足していたし、萌芽が芽生えていたことにも気付いてないフリをしてた。
そこにある日突然ぶつけられたのが「アクロス・ザ・シー」ですよ。
いや、ブー垂れたのも許してくれ(笑)。
びっくりしただけだ。
よくやる間違い。
リリカオ不良ヲタの間で伝説的に語られている(語られていない)「アクシーショック」、「アクシー問題」、「アクシーの夜」というのがありまして(ない)、そこから怒りの火花が…って話はやめておきますね(笑)。


僕はリリカオが「移動」する都市であることに気付いていなかったらしい。
以前にツイートで少し書いたんですが、僕の、僕のですよ?僕のリリカオ(Organica)観というのは語彙が乏しくて申し訳ないのですが退廃であり救済なんです。
僕の中では退廃も救済も「自然」の中では行なわれず、どちらも都会的というか、ある種の閉塞感の中での話だったんですよ。
閉ざされた空間であるからこそ退廃し、朽ちていく夢の中で救済される。いやあ俺が言うと胡散臭いなあ(笑)。
まあさ、そこで人は何故か間際に自然に帰る(旅立つ)本能をまだ持ってるのか、みたいな。
ステージを観れば一発で分かる。というか、僕にはそういうふうに見えてます。
訳が分からないとか言わないように。
過去のツイートを参照↓


萌芽が芽生えていたことは僕は「かげろう」でうっすら気づいていたのですが、これは味わいがスムース過ぎてすんなり飲んでしまっていたんですよ。今は曲の良し悪しの話ではないですよ?僕はリリカオで聞き流す曲は1曲も無いですから。ただまあ、何と言いましょうか、どのあたりをくすぐられるか?ってことはそれはありますから。
僕は世界で一二を争う「雨の海」ヲタクで、夢は墓石に雨の海の歌詞を彫ることですが、それ言うと怒られるので、雨の海記念碑を建立したいですね。どこに?

話変えてすみません。すぐ話変えるんです。
まあ怒られついでに書くと、「かげろう」は「真昼の月」というタイトルナンバーの鋼鉄の翼に少し隠されてしまっているところがあるんですね。
真昼の月は強度が凄いですし、次に「Deracine」で悩ませるんですよ身体を。まだ彷徨うの?まだ俺たちは旅立たないといけないの?って。それで「かげろう」に辿り着いたときは疲れ切っているので癒ししか感じないんです。
ところがこの曲は河口から海へ出る前の曲なんですよ。ぜんぶ僕の妄想ですよ?
ところがところが、この流れは非常にゆったりとしていて、どこに運ばれているのかまでは気づかなかったんですよ。
そのあたりも過去にツイートしてますね↓

で、次に発表された「アクロス・ザ・シー」で海に出るんです。
あれ?アルバムがそういう曲順になってんじゃん。いまさら気づいたわ。ごめんなさい読むの遅くて(笑)。
発表順に語ってたんで、アルバムを忘れてましたw。


さて、そろそろいい加減にしろって感じですかね。
今回、二周年ライブに合わせて用意されたシングルの1曲目「Rust」。
第一印象は「ビートが深いなあ」だったです。
それで、僕はとにかく曲を腑に落とすのに時間の掛かる人間なのでしばらく理解するのが難しかったです。難しかった、というのは、別に好きとか嫌いとかではなく、この曲を自分はどうやって自分のモノにするか?って話で、まあこうやっていつも自分のモノみたいに扱って人に怒られるんですが、いずれにせよ僕はそうやって音楽を楽しむ人間なのでよろしくお願いします。
ライブで観たときは「ビートが深い」くらいしか追いつけなかったわけですよ。その場が楽しいのが精一杯ですから。
それで帰ってからあとはずっと毎日聴いてて、僕から出た言葉は陳腐過ぎてここには書けない。えーーー(笑)。
ひとつ思ったのは、新しい大陸に錨は下ろしたのだろうか?というところですかね。
新しい旅なのだなあと思いますよね?
(ここまで歌詞についてはいっさい無視してます)
スケール感です。
僕は今までリリカオは閉塞的な←これは非常に肯定的な表現として使っていますが、都市空間(そこには森がある)での退廃と救済の存在だと書いてきました。
それから「かげろう」という悠久の流れがあって「アクロス・ザ・シー」で大海に出て、今「Rust」で新しい大陸に辿り着いたと僕は思っています。

「深い」は「広い」だったんです。

もちろん、今までだって(サビでの)解放感はいつもありました。でもこのRustのカタルシスはこれまでとは違う平原が広がった気がします。
空気感が違う。
もちろん僕はそういう表層的な言葉を使って褒めることで済ますことも出来ますよ。って出来ないからここまで長々書いてるわけですけど(汗)。

僕の歪んだ愛情が爆発しますよ?何故俺はここまでリリカオにすがりつかなければいけないのか?裏切られて裏切られて(笑)。屈服させられて服従させられて。許せない!!

だから僕は煽ります。
まさかこの土地が見つかったからってそこに安住するつもりじゃないでしょうね?と。

旅はLiLii Kaonaの宿命です。
誘ったのはそっち。

これからでしょ。




え?2曲目行くよ?

Reverberation
読み方も意味も分からねえ(笑)。
この曲は「解釈」ですよね。いやあ楽しい。サービス精神あるんだ?(笑)←怒られるやつ
比較しなくてよくて回答だけある。僕はこのクラブを選びますね。スタイリッシュだから。大丈夫。ちゃんと踊りに行くよ。ラウンジで飲んだくれている人が多そうだけど(笑)。

どうせアレと繋げるんでしょ?とか書いておくと、意地でも繋がないかもしれないので面白いから書いておきます。
僕は自分のプレイリスト作りますけどね。
だいたいさあ、アルバムの曲順が神過ぎて楽しみ奪われたからね(笑)。
やっと自分で構築してやろうか、ってところまで聴きこみました。というか、このシングルが来たので、そろそろ自分のストーリーのまとめをやりたくなりました。

って考えてたのに、けっこう無駄な抵抗でさ。
シングルの合間にインスト挟むくらいで敗北してたりもする。

だから責任取ってくれ。
誘ったのはそっち。
旅を続けましょう。


案内して下さい。


見たことのない世界に。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?