島袋・福住のM&Aトーク|Vol.310-312
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■島袋 直樹 M&A BANK株式会社 取締役会長
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡し、2018年3月よりM&A BANKの運営を開始。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。
■福住 優 M&A BANK株式会社 バイアウトドットコム事業 アカウントプランナー
中央大学入学後経理研究所にて2カ月で簿記検定2級を取得。その後、2019年春からインターンにて、ベンチャー企業から大企業まで幅広く営業を行う法人営業に従事。インターン参画後、学業の傍ら、1か月で約70名の経営者にセールス活動を行った。その営業活動にて島袋と出会い、ブティック型投資銀行でのインターンを経て、現在に至る。座右の銘は、「攻め」。
#310 【バイアウトドットコム】赤字でもいい?買い手が欲しがっている企業の特徴
買い手のニーズは2種類
“シナジーのため”なら“規模”がいる
「キャッシュフロー・業績を買う」意味合いが強い
営業利益で5000万以上 などある程度の規模を求めていることが多い
“新規事業がほしい”なら“独自性”がいる
面白い事業や独自の事業なら、利益が出ていなくても検討する
SaaS系事業は特に強い人気がある
SaaS=Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)
ユーザーがネットワーク経由で活用できるソフトウェア
#311 【よくある質問】苦い体験談も交えて回答します!
Q.「いつか売りたい」、どうすればいい?
「いつか売りたい」と思った時から準備を始めた方がいい
株を買い取る人にリスク(労基・税務等での法令違反)を負わせないように準備
人に依存しない、仕組みでまわるビジネスに。プロダクトを仕上げる
部分的に譲渡する場合、事業譲渡だけでなく、1事業1法人にして株式譲渡もできる
Q.創業時の持ち株比率、どうすべき?
共同創業者と同じ比率にしないこと
創業オーナーは3分の2以上は持つべき
全く同じ比率で分け合うと、意見が分かれたときにどうしようもできない
空気を制したほうが意見を通せるようになる(体験談)
最初はよくても、利益が出てくるともめるもの
3%以上持たれると丸見えになる
3%出資した株主は帳簿閲覧権を持つ(取引先、取引内容もわかる)
ビジネスモデルを真似されかねない
Q.出資を受けるときの注意点は?
「出資=お金をもらった」と思わないように
出資は出口とセット。“多くして戻す”意識でいること
“多くして戻す”ができれば、また出資を受けやすい
出資者が想像している出口、本当に問題ないか?
「なぜ出資してくれたのか」を確認し、出口をすり合わせておくこと
「3000万の出資分、5年後に売却して3億円にして返してほしい」と思っているかも
それが怖いなら、借りて利息を払えばいい
Q.仲介、FAどちらに頼むべき?
仲介、FAそれぞれが抱える事情を把握して依頼すること
売り手に比べ、買い手の方が繰り返し顧客になりやすいもの
売り手・買い手から手数料をもらう仲介も、結局買い手有利に動きやすい
FAは味方になる方からしか手数料を取らない分、規模が大きいものをやりたい
営業利益で1億円くらいは出ていないと、FAはついてもらいにくい印象
#312 【M&Aイグジット後】経営者の私生活の変化、後悔と反省
M&Aイグジットで、家・車・旅行の頻度が変わる
住まい:恵比寿→広尾で家賃2倍に
二桁億でイグジットしている人は数億円規模の家を買う
車:2千~3千万円の車も現金で買える
リセールバリューの高いフェラーリは資産運用目的の印象が強い
会社で買って節税し、普段使いせずに10年後にほぼ同額で売るイメージ
金銭感覚の変化にはタイムラグがある
おかしくなるのは「普段通り使っても減らない」と気づいてから
3ヶ月~半年後くらいから気づく
同時に、買えないものがなくなると欲はなくなってくる
代わりに、空いた時間にやってくるのが出資・投資の話
「投資話」でこそ、けっこうなお金を使う?
事業家から急に投資家になっても、知見がない
まずは入ったお金を丸ごとプライベートバンクに入れるべき
そこからの貸し付けや利益で、生活や事業を回すべきだった
「窓口」を作って、そちらへ話してもらう
投資話は、資産運用の担当者を置いて、その人にまず話してもらう形にする
いいと思った話だけをあげてもらい、自分が承認する形にした方がいい
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