社名変更して上場した格闘家社長【ブランディングテクノロジー・木村代表】|Vol.263-265
15年前には試合にも出るほどの格闘家、今も週2でトレーニングをするという木村代表。
上場直前にフリーセルから社名を変更し、ブランディングテクノロジー社として2019年にマザーズ上場を果たしました。
webマーケティングの会社からブランディングの会社へ、文字通りブランド構築に成功。業務提携も積極的に行う同社の経営についてお話をうかがいました。
▶木村代表の出演動画 一気見はこちらから◀
■木村 裕紀 氏 ブランディングテクノロジー株式会社 代表取締役社長
21歳でIT系ベンチャー企業へ入社。新規事業部にて株式会社フリーセルの創業者武吉氏と出会い、2005 年に経営参画。3年で当時3億の売上を7倍の21億に成長させ、2009 年に代表取締役社長に就任。2012年3月期の売上が30億を超え、「中小企業向けWebコンサルNo,1企業」を達成。豊富な実績と自社での経験を生かしたブランディング・ソリューションを提供している。
#253 ブランディングテクノロジー(旧フリーセル)、木村代表が登場!
木村社長、これまでの経歴
最初のキャリアはテレウェイヴ
大学を中退し、光通信出身の社長が作った会社でサーバーを販売
23歳で統括部長を任される
同僚と会社を興す
同期の武吉氏の有限会社立ち上げに出資(約15%)、COOとして参画
4年ほどで代表取締役社長に就任
前職もIPOを実現、刺激を受ける
営業色の強い前職も、時価総額が2000億ほどまで上昇
20代のうちの上場を目指し、毎年倍以上の成長を実現
やはりリーマンショックで一度挫折、海外展開に舵を切る
管理体制の整備が間に合わず、監査証明を何度かやり直す
そうするうちにライブドアショック・リーマンショックが起こる
今展開するビジネスで狙うところ
「ブランドを軸に、中小企業のデジタルシフトを担う」
広告のクリエイティブディレクションから効果測定までをワンストップで担う
ブランド事業・デジタルマーケティング事業、オフショア事業を展開
「中小企業に」「ワンストップで」をするプレイヤーは多くない
大手広告会社は大企業を相手にし、営業会社は「売ったら終わり」
各地に支店を置き、コツコツ増収している
沖縄やベトナムなど遠隔地の会社では、オフショア・ニアショアで原価を下げながら、ベトナム進出する日系企業や沖縄の有力企業のブランド事業も担っているとのこと。
ベトナムで囲っているのはエンジニアではなく、デザイナーやコーダーというのが少し珍しいポイント。
今は取れる情報が増えてセンスが磨かれやすい環境なので、オフショア事業を始めた当初よりも制作物のクオリティが上がってきているとか。
#264 上場直前の社名変更、その理由
上場準備中の社名変更
ブランディングを担う会社だからこそ、自社のリブランディングを
もともとは営業会社
自分たちが変わることで見本になれたらという思いから
多くの人に名前を知られるタイミングがチャンス
営業会社あるあるの、悪い評判を避けるための「看板架け替え」
変えないことが誇りでもあったが、リブランディングにいい機会がきた
提携戦略
いいプロダクトを持っている会社と組む
自社の「中小企業マーケットに入る力」を活かせる相手と組んでいる
業務提携先:エフォートサイエンス、識学、福邦銀行、WACUL、カクテルメイク
#265 ブランディングテクノロジー社のM&A・提携戦略
こんな会社をM&Aしたい
興味のある会社①制作会社
小さすぎなければ興味あり(10人くらいはほしい)
基本は元の会社・代表を残す形を想定している
興味のある会社②広告代理店
10~30人くらいの規模感を想定
ブランド・デジタルマーケの上流を経営者と握っているプロダクション的立ち位置なので、その先のタスクに一緒に取り組むパートナーになれそうな会社をご希望。
コンテンツマーケティング系、営業力・機動力のある会社も興味アリとのこと。
「こちらから不義理をすることは絶対にない」そうです。
過去にグループ会社の立ち上げをした際に独自のブランドやシナジーが生まれ、ベンチャーらしく若手が活躍する機会ができるメリットを感じた木村社長。
M&Aだけでなく、自前で立ち上げることについても引き続き前向きに検討するようです。
フリーランスのネットワーキングも進めている
社員がプロジェクトマネージャーとして外部フリーランスと連携
顧客3000社から出てくる要望に応えている
社員も副業OK
作詞やタレント活動、コミュニティの主催をする人も
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