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ドイツで出会ったインドの彼女。

おはようございます。

最近、「夏きてるー!!」と思ったら、急に寒くなったりして、なんだか山の中にキャンプ行って、夜、外に出たらひんやりしてきゅんとするあの感じを思い出してます。(#伝わるかな)

で、こんな気温でもうひとつ思い出すところがあって、それがドイツのゲッティンゲンです。去年の7月、大学のサマースクールでこの町にいたんですが、7月のくせに常に20度以下(ときには15度以下!)で、めちゃくちゃさむかったんです。

というわけで、今日はひさびさにドイツの話を日記的に書いてみます。

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ゲッティンゲンは『教育』にすごく力を入れていて、町のいろんなところに有名な学者の銅像が立っていました。

わたしはゲッティンゲン大学のDiversity Studies(ダイバーシティ・スタディーズ)のコースに参加していて、アメリカ、ヨーロッパ、インド、中東、アフリカ、アジアの世界のいろんなところからきた学生たちと、寮に住んで3週間くらい勉強していました。

勉強といっても座って授業を聞く、みたいなのは、ほとんどなくて、基本的にそれぞれが研究してることを「Diversity」のテーマで発表して、ひたすらディズカッションするというもの。

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といっても、英語がそんなに得意じゃないので、半分くらいよくわからないまま、なんとかついていってました(笑)最終日はちょっとはマシになったかな・・・

あとは、みんなでドイツのビール飲んだり、お肉食べたり。美術館に行ったり、博物館に行ったり。

あと、ドイツで人生初のクラブデビューしました(笑)

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(先生に奢ってもらったお肉)

ちなみに、ルームメイトはオランダの女の子で、彼女にとってはわたしが初めてのアジア人の友達だったらしく、わたしの持ってた色んなものに興味津々でした。

特に、100円均一グッズが人気だった(笑)

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そんなわけで、わいわい楽しく過ごしていたんですが、約3週間もちがう文化の中にいると、ふとした瞬間にどっと疲れることがあって。

特に、無意識のうちに西欧(とかまとめちゃうのもよくないけど・・・)の文化に無理に合わせようとしてる自分に気づきました。

そもそも場所がドイツだし、集まった学生もアジアより、アメリカやヨーロッパが多かったので、自分がマイノリティになるのは仕方ないけど、でもノリとか考え方とかを無理に合わせようとして、ちょっとしんどくなってるなあって気づいたんです。

でも、そのなかでも、インドから一人で来ていた女の子がめちゃくちゃかっこよくて。彼女の姿にめちゃくちゃ勇気をもらいました。

初日に、「あなたは世界の『中心』か『周縁』かどっちの立場だと思う?思う位置に立ってみて」というワークショップをやったんですが、彼女は一人思いっきり『周縁』の端っこまで歩いて行って、「本当はこのドアのもっともっともっと先が私の立ち位置だと思うけど、まあここでいいわ」と、一人正反対の位置に堂々と立ちました。

で、放課後みんながディナーや遊びに出かける時も、「あなたたちとはそもそも経済レベルがちがうから、わたしはいい」と言って断っていて、他の友達と自炊したりしてました。

でもそうやってすごく凛々しいのに、めちゃくちゃ優しくて、わたしが一番英語できないのを見抜いて、いつも休み時間とかにさりげなく話しかけに来てくれたり、最終日には彼女の友達のハウスパーティーに誘ってくれたりしました。

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話を聞くと、彼女の出身の村はそもそも女性が勉強したり、学歴をつけるような文化がそんなになくて。でも彼女は留学に行ったり、恵まれた環境で勉強できた、とのこと。

彼女は、「どうして生理になった女性が汚らわしいものとして村で嫌われるのか」を研究していたけれど、周囲に反対されても、そうやって自分が正しいと思ったことを貫こうとする姿はめちゃくちゃかっこよかったです。

年下なのに、そうやって自分の文化を恥じたり、無理に相手に合わせようとしない姿勢が、本当にすごいなあと思いました。

今、わたしは日本でエンターテインメントに関わらせてもらっているけれど、時々、ふと彼女のことを思い出します。

目指しているものも、住んでいる地域も全然ちがうけれど、同じ女性として、世界のどこかで頑張ってるんだろうなあと思って、自分もがんばらなきゃ、と思います。

あの子以外にも、あの夏ドイツで出会ったみんなは今頃どうしてるかなあ。

コロナがあったけど、みんな元気かな。

また会いたいなあ。

去年よりは英語も話せるようになったし、今ならもっともっと伝えたいことが伝えれるはず。

また、ドイツにいきたいなあと思いながら、今日はこの辺で終わらせてもらいます^^

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