(株)NISHINOで学んだ「働く」の話。
おはようございます。
(株)NISHINOでインターンをさせていただいて、2ヶ月とちょっとが経ちました。「もう2ヶ月か!」という気持ちと、「まだ2ヶ月なん?!」という気持ちが入り混じってなんだか変な感じです。
でも、時間も忘れるくらいエンタメに没頭する毎日を送らせてもらっています。
さて、そんな中で今日は、昨日の西野さんのサロン投稿から、新しく気がついたことを書かせてもらいます。
昨日は、「『プラットフォーム』としての会社」についての投稿でした。簡単にいうと、「社員を縛るよりも、副業OKにしてバンバン自由にさせた方が、会社にとってもメリットだよ」ということ。
社員ひとりひとりに発信力を持たせて、会社を絡めておもしろいことをバンバン発信してもらうのが、莫大な広告費をかけるよりも、全員にとってメリットになる、というお話です。(詳しくはオンラインサロンで!)
また、その投稿にコメントされていた「スドケンさん」こと須藤憲司さんの言葉がめちゃくちゃ勉強になりました。スドケンさんは元リクルートで、今は「KAIZEN PLATFORM」という会社を経営されています。実は、インターン生になって間もないころ、スナックキャンディで、ビジネスに関するおもしろいお話をたくさん教えていただきました!(その節は、ありがとうございました!!)
↓個人的には、このインタビュー記事がすごく勉強になりました。
そんなスドケンさんがコメントされていたのは、「個人がエンパワメントされた今は、もう昔のような会社の契約はきかない。才能をもった人達に使ってもらえるプラットフォームのような会社じゃないとうまくいかない」ということ。
実は、投稿の裏で西野さんに「このスドケンさんのコメントはめちゃくちゃ勉強になるよ!」と教えてもらっていました。
で、ここからあらためて今の自分の環境を振り返ってみると、とっても面白いことに気がついたんです。
それは、わたしは個人で、note、YouTube、Twitter、Facebookなどさまざまな発信をやらせてもらっているのですが、「自由にさせてもらえばもらうほど、チームにどう貢献できるかを考えるようになっている」ということ。
個人になるほど、チームから離れていく感じがするのに、とっても不思議です!!
ちょっとここを考えてみたいと思います。
まず、(株)NISHINOはひとりひとりの自発的な活動をめちゃくちゃ後押ししてくれます。副業はOKだし(なんなら早くやってねと言わんばかり)、個人のSNS発信はもちろんOKだし、自分で「こんなことやりたい」と提案させてもらうこともできます。
逆に言えば、そういう自分の「やりたい」がないと、動けないような場所です。
そんな恵まれすぎた環境にいると、だんだん「ふつう」の感覚から離れていってしまうのですが、思い返すと、これまでの学校教育では真逆のことを植え付けられてきたなあと思いました。
わたしたちは学校でさまざまな「ルール」を学びますが、学校で教えてくれるのは「ルールを守る」という行為それ自体で、「そのルールの価値」や「ルールの作り方」ではありません。
「どうして勉強しなきゃいけないんですか?」なんて聞くと、「つべこべ言わずにやりなさい!」と怒られるし、なんらかの「ルール」に疑問を持つことは、よくないこととされています。
そして、そんな環境にいると、いつの間にか「ルールに従う方法」、あるいは「飲み込む術」を覚えるようになってしまう。
ちなみに、ミシェル・フーコーという哲学者が、『権力の自動化』という概念で、監獄と教室を「権力に自発的に従う主体を作りだすもの」としておんなじカテゴリーで語ったけれど、まさにそんな感じです。
そして、おんなじようなことは、東大でも感じます。
わたしはいま、東大に通っているのですが、テスト『勉強』をたくさんしなきゃいけない学部生ではなくて、大学院生なので、主に『研究』をしています。
『勉強』が「わからないことを減らすこと」だとすると、『研究』はむしろ「わからないことを増やすこと」です。
すでにある「答え」を詰め込んでいく勉強とちがって、研究は「そもそも何がわからないのか」という問いを見つけて、それを解く方法も考えて、実際に解いてみる。実は、論文でいちばん大事なのは、『答え』を見つけるところじゃなくて、『問い』を考えるところだって言われたりします。
そうすると、論文で書かなければいけないのは、「どうしてその問いを解く必要があるのか?」です。その問いを解く重要性や意義。それがちゃんと言えるのが「いい研究」とされます。
例えば、「ウイルスのワクチンを開発する研究」と「空き缶を1000個積む方法を探す研究」があれば、みんな前者にお金を出したいと思うはずです。だって、ワクチンが開発する方法の方が、みんなにとって重要だし、社会的な意義があるから。
なので、研究するときは「どうしてその問いに取り組むのか」を相手に説得する必要があります。ただ、実は東大生はこの説得が苦手だ、という話を先生から聞きました。
東大生が陥りがちなものとして、その問いを解く理由を「誰もやってないから」と説明することがあるそうです。でも、「誰もやっていない」は、一見やる価値があるように見えるけど、もしかするとそれは、「おもしろくない、解く必要がないから誰もやってないだけなんじゃないの?」と言われてしまいます。
先生いわく、これの何が問題かというと、「それをやる(解く)理由が自分の外側にある」ことだそう。「この問いはここがおもしろいから」「自分はこれが大事だと思うから」という「自分の内側にある理由」じゃなくて、「誰もやっていない」という外側の誰かが基準になってしまっている。
これだと、その外側が変われば、自分がそれをやる理由が消えてしまいます。
そして、ここからあらためてさっきの問題、「(株)NISHINOで自由にさせてもらえばもらうほど、どうしてチームのことを考えるようになるのだろう?」を考えてみると、あることに気がつきました。
それは、自由にさせてもらえばもらうほど、それをやる理由が『自分の内側』にあることになる。そして、やる理由が自分の内側にあると、ふしぎと外側のことを考えるようになる、ということです。
なぜなら、それをやる理由やメリットはもう自分の中では満たされているので、あとは全力をかけて外(チーム全体)に対するメリットを探すことができるから。
例えば、わたしはドイツが好きで「ベルリンの壁で個展をやりたい!」と言っているのですが、わたしにとってみれば、ドイツにいけたり、文化に触れたり、現地のアート関係の方と繋がりができること自体がメリットなので、「ドイツでやる個展の内容」や「アプローチの仕方」は、徹底的にチームにとって良いものを考えるようになります。
そして、自分ひとりのためだけにやるのではなく、チームにとっていいものを探すことで、ひとりじゃ見つけられなかった新しい「好き」を見つけることもできます。
西野さんはよく「きちんと自分にポイントが入るように設計しろ」とおっしゃるけど、まさにその通りなんだなと思いました。
ただ、いまのわたしは正直、プラットフォームの影響力をめちゃくちゃお借りしていて、めちゃくちゃギブばかりしていただいている段階です。
例えば、わかりやすい例で言うと、
・インターン開始からはじめたnoteがフォロワーさん2500人に
・初の有料記事が約7万円の売り上げ
・「『西野さんに勉強を教える会』を観れる権」のチケットが24時間(とちょっと)で、1000人突破(オンライン講義)
などなど。
わたし1人で活動していたら、ありえないような数字ばかりです。
これは、「ほらみてすごいでしょ!」っていうことではなくて、「なんでもないただの大学生が、このプラットフォームを利用させてもらうとこうなる」というひとつの実験結果です。
あらためて書かせてもらうと、こんなに恵まれた環境にしてはまだまだ生かし切れていないし、ギブしていただいてばかりで、チームにも全然貢献できていないなあと、実力不足を痛感しています。
ただ、昨日の西野さんの記事と、スドケンさんのコメントのおかげで、あらためて「もっと頑張らないと!」と気がつかせてもらいました。
ありがとうございます!!
そして、今日ここに書いたようなウィンウィンな関係を本当に形にしていけるように、もっともっと「好き」を増やして、もっともっと修行したいと思います!!(そしてもっとハックしたい!)
今日はつい長文になっちゃいましたが、お読みいただきありがとうございました〜!
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