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【映画えんとつ町のプペル現場レポートvol.8】文化をこえて物語を伝える。

おはようございます。
(株)NISHINOインターン生のまーちゃんです!

おととい、「(株)NISHINO・西野インターン生の日常」という記事を書かせていただいたのですが、たくさんの方に読んでいただいていて、すごくうれしいです!

みなさんありがとうございます!!

いまでは、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、第3期の夏季学生インターンを募集しているので、もし迷っている方がいたら、まずぜひオンラインサロンをのぞいてみてください!😊


さて、昨日は、映画『えんとつ町のプペル』の打ち合わせに参加させていただきました!!

なぜインターンの私がこの打ち合わせに参加させていただいているかというと、インターン初日に、生意気にも西野さんに「ぜひ勉強させてほしいです!」とお願いしたところ、「じゃあ打ち合わせの内容をレポートしてくれたら」と、わざわざ仕事を作ってくださいました・・・!

西野さんの優しさで、いつもすごく勉強させてもらっています!
ありがとうございます!!

というわけで、今回で8回目のレポートです。

※これまでのレポートは、マガジンにまとめてみました!


コロナの影響を受けて、全国ほとんどの映画館が休業になっていましたが、6月頭から、徐々に再開してきています。でも、まだまだどうなるのかわからない状況で、その中でもいま動けるものを、チームでどんどん進めています。

打ち合わせには、毎回20人ほどの方が参加されていて、今回も、宣伝や制作に関するたくさんのトピックが話し合われました。具体的には、ポスター、主題歌、特典グッズ、コラボ商品、海外向けの展開などです!

その中でも、今回いちばん時間をかけて話し合われたのは、海外向けの部分。具体的には、日本語台本を英語に訳すときのニュアンスや文化的なちがいについてです!

打ち合わせには、いつも海外担当の方が参加されていて、「ここのニュアンスはこうした方がいいかも」、「この服装はアメリカではこう見えるかもしれない」など、日本以外で発信するときに、どのように伝えたらいいかについて、さまざまなアドバイスをされています。

その中でも今回は、台本の中のある一文が、日本語と同じ意味で英語に訳すと、アメリカではちがうように捉えられてしまうかもしれない、という提案をされていました。

例えば、「Black(黒)」という言葉は、日本では単なる『色』を表す言葉だけれど、アメリカでは『黒人』を意味することもあり、場合によっては、それが差別的な表現に取られることもあります。

また、そういうマイナスのニュアンスだけじゃなくても、日本では当たり前になっている文化や雰囲気が、言語や文化の土壌が変わると、同じようには伝わらなかったりする。

『えんとつ町のプペル』の中でも、ある一言が、アメリカでは同じような意味には伝わらないかもしれない、ということがありました。

でも、実はその一文は、物語全体の中ですごく重要な一文で。
それがあるからこそ、物語がクライマックスに向かっていく、というような大切な言葉です。

ただ、大切だからこそ、誤解されないように忠実に伝えたい。

西野さんはじめ、アニメーション制作担当の方や、宣伝、広告の方なども含めて、その一言について、みんなでものすごく議論になりました。

ただその中で西野さんがおっしゃっていたのは、「台本を字義通りに読むことと、そこに映像や感情をつけて読むことはちがう。同じ言葉でも、それを笑いながらいうのか、泣きながらいうのか、はたまた笑ってるようで実は声を震わせているのか。読む人のニュアンスや演技によって、言葉の意味が全く変わってくる」ということでした。

「自分の意見を押し付けようとは全く思っていなくて、ただどの言葉にすればいちばんグッとくるのかを考えたい」


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私は、これを聞いたとき、すごく「なるほど!」と思って。「伝わる」と言っても、それは「いつ、誰が、どこで、何をした」みたいな5W1Hの情報だけが理解されることではなくて。

そこに込められた主人公のきもちに共感できる。もしくは、感動する。そんな風に「心」まで伝わらないと意味ないんだな、と思いました。

言われてみると当たり前のことですが、台本のように「文字」だけみていると、いつの間にか「事実」だけで判断するようになってしまうのかもしれない。

それぞれがいろんな意見をいう中で、それを「グッとくるか」というひと言で考えようとする西野さんに、エンタメを届ける姿勢を見せてもらったような気がします。

そして、いまこうして書きながら思い出したけれど、ディズニーシーを作ったオリエンタルランドの人が、なかなか決着がつかない会議の最後に言った言葉は、「More Romantic !!!(モア ロマンティック)」だったと聞いたことがありました。

こんな風に、台本の一言一言、シーンの映像ひとつひとつに、たくさんのこだわりを詰めながら、制作が進んでいます。

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そして、いまやられている「子どもたちにプペルの映画をプレゼントする」クラファンでは、その台本がリターンとして出されていて。

いままさに制作現場で使われている台本を、チームのみんなと同じように見ることができます。そして、これからどんどん制作が進む中で、少しずつそれがブラッシュアップされていきます。つまり、修正前の台本がみられるのは今だけです。

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ぜひ映画が完成したとき、台本を持って映画館に行って、くらべてみてください!

↑クラファンは今日の23:59までです。


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【プペルVRプロジェクト】

一昨日はじまった『えんとつ町のプペル』のVRを作る開発費用を集めるクラファンが、支援総額177万円、支援者数200人を突破しました!!
本当にたくさんの応援ありがとうございます!
まだまだがんばります୧(ᕯ˙ᗨ˙ᕯ)୨

そして、近日中に追加リターンを出す予定です!
ぜひ楽しみにしていてください!!!






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