神奈川県運営のひきこもり掲示板「ひき☆スタ」に救われていた

私は神奈川県在住ではありませんが、2012年ごろにひき☆スタを知ってからは定期的に利用していました。
本格的にひきこもりではなくても生きにくさを感じていた専門学生時代、仕事をしていても疎外感があったころ、本格的にひきこもりになったとき、など、状況がかわっても10年以上利用していたサイトが閉鎖されたと知ってさみしいです。

ひき☆スタができた当初はアニメ絵っぽいイラストが「ひきこもりはこういう絵が好きだろと決めつけるような感じが差別的」とか「ひきこもりだからみんなネットやパソコンが好きなわけではない」とか「タイトルやHPデザインがふざけている」とか批判的な意見もたくさんあったそうですが、ひきすたに助けられた当事者が私以外にもたくさんいると思います。


投稿はスタッフの確認後に掲載されるので荒らしや誹謗中傷がないのは一番のメリットでした。

当事者会などのリアルの居場所にいくことのハードルが高い(外出が苦手、遠い、人が苦手、学校や仕事などで参加の都合がつかないなど)のでネット上に居場所があるということが非常に画期的でした。

ひき☆スタができた2012年はスマホが普及し始めた頃とはいえ、実際にあったことのない人とのオンラインでのコミュニケーションはまだそこまで普及していない時代だったのでオンライン自助グループの先駆け的な存在でした。


まだ生きにくさが完全になくなったわけではありませんが、ひき☆スタを利用していた当時よりはだいぶ緩和されて、社会とのつながりもできました。

もう閉鎖されてしまったのは残念ですが、あの時ひき☆スタがあってほんとうに良かったです。
ひき☆スタでお世話になった皆さん、運営のみなさん、ほんとうにありがとうございました。


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