maaya

小学生男児2人を子育て中。 長男のASD診断や不登校を機に、自分の心と向き合いはじめ…

maaya

小学生男児2人を子育て中。 長男のASD診断や不登校を機に、自分の心と向き合いはじめる。 くだらないことから、ちょっと深いことまで。 私の頭の中にあることや、たわいない日常での気付き、発達障害や不登校について思うこと、などを綴っていきたい。

最近の記事

このままの私で大丈夫。

「ねぇ、なんでいつも学校休んでるの?そんなに休んでいいの?そんな簡単に学校休ませてくれないよ、うちのママは。」 次男の同級生、小学1年生の女の子が正義感たっぷりに、真っ直ぐに疑問を投げかけた。 不登校の次男が久々に登校すると言い出し、付き添いながら昇降口に向かって校庭を歩いていた朝の出来事だった。 息子は黙り込んで固まっていた。 私は「そっかー」とか「うーん」とか「えーっ」とか、適当に相槌を打ちながら聞いていた。 昇降口のところから動かなくなった息子を見て、今日はここ

    • 夢に癒される

      ずっと引きずっている過去がある。 引きずっていると認めたく無いくらいに。 でも、いまだに夢を見るんだから、そろそろ引きずっていると認めた方が良いのだと思う。 私が小学5年生のときの話。 家が2軒隣の同級生。 彼女が不登校になった。 彼女との出会いは小2の冬に遡る。 新築建売、分譲地。 同じ分譲物件に同じタイミングで引っ越してきた。 私はなかなか新しい環境に慣れず、辛い数ヶ月を過ごした。 恐らく、彼女も。 3年生に進級し、クラス替えをした。 2軒隣の彼女と同じクラスに

      • 朝の宣言

        「私、最近なんか焦ってる。子どもたちに絶対、余計なこと言いそう。今日は学校の話はしないって、今ここに宣言しておく。そうしておかないと、台無しにしてしまいそうだから。」 朝のニュース番組を見ながら、パンを食べている夫。 私は顔を洗ってから、決意表明するように、唐突にそう夫に宣言した。 子どもたちはまだ眠っている。 新学期が始まって1週間が経った。 相変わらず、不登校の我が子たち。 のんびり、私たちのペースで向き合っていこうとスタートした2学期だったけれど。 不意にインスタ

        • 感性

          私の幼少期の最も古い記憶。 幼稚園に入る前、3〜4歳の頃。 母に連れられ通っていた幼児教室。 知らない子どもが集うその空間に、いつまでも慣れることは無かった。 毎週同じメンバーの親子が顔を合わせ、私以外の子どもたちは、幼い子どもらしく伸び伸びと気ままに交流しているように見えた。 私はどうしても馴染めなかったし、友達になりたいとも思わなかった。 早く帰りたい。 とにかく、なんか嫌だった。 教室の最後に受付のおじさんが小さなお菓子をくれることと、帰りにファストフード店でランチ

        このままの私で大丈夫。

          そよ風のように

          そよ風のように、人と関わりたいと思う ふわっと通り過ぎたときに 心地良さを感じたい 微笑みながら、手を振り合い 「またね」と言って通り過ぎる 別れたあともしばらくその心地良さは 肌に残り余韻に浸る それでも立ち止まらずに進み続ける 自分の心地よさに身を任せて 心地良いほうに身を委ねて 付かず離れず、漂っていたい

          そよ風のように

          お母さんは太陽って言わないで

          『お母さんは家族を照らす太陽です。 お母さんが笑っていたら、家族が笑う。 だからいつも笑顔でいましょう。』 そんなこと言わないで。 そんなこと分かってるから。 分かってるけどできないよ。 私は太陽なんかになれないよ。 私には、なれないよ。 泣いてる太陽がいたっていいよ。 それが今のあなたなんだから。 太陽は笑っていなくたっていいんだよ。 無理に笑わなくたっていいんだよ。 太陽は、無理して燃えてなんかいないよ。 太陽の暖かさが心地良い日もあれば、 焦げるような暑さの日も

          お母さんは太陽って言わないで

          学校に行く意味

          学校に行きたくない。 何で学校に行かないといけないの? その小さな身体で違和感を感じ、疑問を持つ子がここにいる。 疑問や違和感を言葉にして表す子。 態度で表す子。 表面には表さない子。 そもそも、そんな事は考えもせず学校に行く子。 色んな子がいる。 色んな子がいていい。 それはすごく自然なことだよ。 少し休もうか。 休んでいる時間は、大事な時間。 学校に行くよりも、今のあなたにとって大切な時間だよ。 ひとりひとり、学校に行く意味は違っていい。 違っていて、当たり前だ

          学校に行く意味

          友達の力

          「ちょっと、電話代わってもらっていいですか?うちも子どもに代わるので。」 ママ友からの電話だった。 息子に電話を代わって欲しいと言っている。 うーん、電話に応じてくれるかなぁ、うちの子… 私のママ友と呼べる唯一の人。 保育園のときから家族ぐるみで仲良くしている。 お互いに心地良い距離感で付き合っていると思う。 今日はその家族とお祭りに行こうという話になっていた。 でも、ちょっと無理かも。ごめんなさい、連れ出せなさそうですってLINEをしたら、電話がかかってきたのだった

          友達の力

          目玉焼きの固さ

          さっき、お腹空きすぎてチーズタルト食べちゃったから、全然お腹空かないんだよね。 夕飯、納豆ごはんと目玉焼きとかでいいかな…? 仕事帰りの夫に、少し申し訳ない気持ちで聞いてみる。 「最高じゃん」と夫。 …もうお腹空いてる? 「目玉焼き、楽しみ」と夫。 目玉焼き、楽しみだよね。私も昨日から食べたかったんだ。良かったー 目玉焼きの固さ、固め?半熟?どっちがいい? 「お任せで」と夫。 小さなフライパンに2つの目玉焼きを作ったら、固めのと半熟のと、都合良く両方できた。

          目玉焼きの固さ

          君のメロディー

          椎名林檎が好き。 昔から、ちょっとよく分からないものが好き。 受け手によって、どうとでも取れるような表現が好き。 どストレートな歌詞じゃなく。 どうとでも取れるような、受け手に解釈を任せてもらえるような。 そんな歌詞に惹かれる。 自分の感性を大事にしたいって、無意識下で思っていたのかもしれない。 正直、歌詞の意味はよく分からずに大人になった。 でも、なんとなく頭に残っているフレーズが気に入って、何度も聴いている歌があったりする。 時々、その歌詞の意味を自分に当て

          君のメロディー

          これで良いのだ。

          最近の私はnoteに夢中だ。 ふと、これで良いのか?と積まれた本を見て思う。 今、noteを執筆することに充てている時間は、以前なら読書やSNSでの情報収集に充てられていた。 心のことや、発達障害のこと。 鬼のように読み漁っていた本も読む手が止まり、まだ開いていない本が積まれている。 考えを巡らせ紙のノートに思いを綴っていた時間は、スマホのメモに入力する時間に変わった。 その方が、noteの記事に投稿する際に便利だからだ。 こんなに夢中になって、スマホを夜な夜な

          これで良いのだ。

          自己表現

          私はこういうのが好き。 こんなことを日々考えている。 こんな価値観を持っている。 そんなことを表現することには、何の価値もない。 誰も私のそんなことには興味ないでしょう? 私には誰かに認めてもらえるようなものは何もない。 人のためにならないことには価値がない。 ずっとそう思い込んでいた。 「それで自分が満たされるなら、自分にとって大きな価値があるじゃないか」 誰かに評価されなくたっていいんだ。 素通りされていい。 ただ、外に向けて自己を開示すること。 その行為が心地良

          自己表現

          私らしさって、何だ

          「インスタグラムは、見る用のアカウントと、私、花が好きで花ばっかり上げてるアカウントがあるんですけど、どっちがいいですか?」 トンチンカンな質問をした。 こういうコミュニケーションに慣れていなさすぎる。 自慢にならないが、私は13年のインスタユーザーだ。 まだそんなに周りで流行っていない頃から、写真を手軽にいい感じに加工して残しておけるのが楽しくて、個人的なアルバムとして使っていた。 次第に情報収集の手段として欠かせないものになり、私も当時まだ赤ちゃんだった我が子の写真

          私らしさって、何だ

          どうしたって通る道だったのかもしれない

          私が悪いから。 私があのときあんなことを言ってしまったから。 あんな叱り方をしたから。 寄り添ってあげられなかったから。 私のせいで息子は苦しんでいる。 私が息子をこんなふうにしてしまった。 では無くて。 もうそれは思わなくて良くて。 ただ息子は自分自身と戦っているのかも? という視点。 自分の内から込み上げてくる不安、不快感。 そんな感情と戦っているんだ。 それはASD故のものであって。 それを1番安心安全な"母"という存在にぶつけているだけ。 それは辛

          どうしたって通る道だったのかもしれない

          夏の決心

          夏休みは、やっぱり短い。 夏休みの終わりは憂鬱だ。 「学校、めんどいな…」 学生の頃の、この憂鬱な感情は誰しもが経験しているのだろうか。 「めんどい」の言葉の内には、様々な不安の気持ちが含まれていたと思う。 勉強、授業、友達付き合い、早起き、あとは何だろう…? 私の場合は、「あー、やだなー」と思う対象は友達付き合いがほとんどだったと思う。 特に何が嫌って訳では無く、はっきりと捉えることはできないが、なんとなく心が不安定に揺れ動くような感覚。 …いや、「夏休み、長すぎね

          夏の決心

          金髪にしたこと⑤

          ちゃんとした人に見られなくたって、大丈夫だよ。 人目や世間体を気にして、ビクビクしながら浅いところで他人と関わり生きてきた。 実態のない「世間の目」に怯え、「ちゃんとした人」として見られなくてはと、当たり前に我慢を重ねる自分に疲弊しながら。 そんな自分にもう嫌気がさしていた。 こんな自分のままでは、うまくいかなくなっていた。 金髪ひとつでこれほどのコミュニケーションが生まれたり、物事の捉え方に変化があるなんて。 こんなにも心地良く生きられるなんて。 金髪にしたこと

          金髪にしたこと⑤