大切なのは「割合」よりも「濃度」
●ママが大好きすぎる子供たち
長男(3歳)、次男(1歳)ともに、ママが大好きです。
「大好き」というと微笑ましく聞こえるかもしれませんが、
着替えさせてもらうのもママじゃないとダメ
ご飯を食べさせてもらうのもママじゃないとダメ
仕上げ磨きするのもママじゃないとダメ
車に乗せてもらうのもママじゃないとダメ
抱っこしてもらうのもママじゃないとダメ
寝る前に絵本を読んでもらうのもママじゃないとダメ
といった具合に、異常なまでに好きな感じ。
子供ってこんなもんなんですかね?
プラスで、自分の気持ちを上手に表現できない息子たちは、叩いてしまったり、蹴ってしまったり、噛んでしまったり、泣き叫んでしまったりすることもしばしば。
うちの奥さんからしたら「一人になりたい」と思うらしく、あまりにも息子二人が構って構ってなときは爆発寸前です(いや、だいたい爆発してる)。
そんな時は少しでもクールダウンしてもらおうと、息子を抱き上げて距離を取らせようとするのですが、これが逆効果。
ギャン泣きして、結果的に奥さんに抱っこしてもらうことになります。
子供が好きな僕からしたら「パパ拒否」は結構なショックでして…。
同時に、奥さんのことを「羨ましい」と思ってしまっていて、パパの取り合いはいつでもウェルカムなのですが、奥さん本人は毎日結構ギリギリのところで戦っていて辛そうです。
●ママはすごい
以前、何かの雑誌でお笑い芸人さんが書いたコラムにこんなことが書いてありました。
仕事から帰って、自分も育児に参加しようと子供を抱きかかえたらギャン泣き。
いわゆる「パパ見知り」です。
自分が仕事をしている間に、嫁と子供はじっくりじっくり関係を築いているのだなと感じています。
「パパ見知り」は、ママと赤ちゃんの信頼関係が強まっている証です。
うちの奥さんは上の子は1歳の時から、下の子は生後半年の時から仕事に復帰していますが、仕事と家庭を両立させる中で、子供との時間をしっかりと大切にしてきたのだと思います。
同時に、自分は家族を優先させてきたつもりだし、子供ともたくさん遊んできたつもりだけど、信頼関係をつくるには至っていないのかなと感じています。
「仕事が終わっていなくても早く切り上げて家に帰ること」「休日は趣味や娯楽の時間よりも家族を優先させること」が「良いパパであり、良い夫である」というマインドで過ごしてきたように思います。
でもそれって「24時間のうちの何時間を家族との時間に使っているか」という、単純な「時間割合」で家族を大切にできているかどうかを測っていただけで、一緒にいる時間の「濃度」にもっと目を向けるべきですよね。
少々仕事で遅くなっても、休みの日にどうしても参加したいイベントがあって出かけてもいい。
家族との時間の「濃度」を大切にできたら、きっと子供達の信頼も得ることができるのでしょう。