ノンバーバルラボ(コミュニケーションの話)
note投稿60日チャレンジ、56日目。
非言語表現者3人が語る「ノンバーバルラボ」という名のグループLINEをつくった。
私(パントマイミスト)と、クラウンのタラン・ニバキンスさんと、スタチューのピ・ピカルさんの3人が定期的にオンラインで語っているのだ。
今回もそれぞれの非言語表現について、マニアックなテーマで盛り上がった。パフォーマンスの時の言葉を使わないコミュニケーションについては、
三者三様あり、とても面白い話ができた。
(今度はこうした話を音声番組で収録してみようかと思う)
クラウンのタランさんは、お客さんの目線の動きでコミュニケーションを取れるかを判断して接点をつくっていくという。
お客さんには、動きに繊細な抑揚をつけながらコミュニケーションしていく。その動きのなかで、肩甲骨や腰のあたりからエネルギーを感じて動かす事を意識していると話してくれた。
ピカルさんの場合は、スタチューパフォーマンスなので基本的には動かないので観察が中心。
お客さんの目線の動きをよく観察して、こちらに興味を持ったら小道具で使っている「虫眼鏡」を通して相手を見るパフォーマンスで接点をつくっていくという。
二人に共通していて、なるほどなぁと思ったのは
人をよく観察しているということだった。
能動的でも受動的でもなく、中動態、中立の状態というべきか。
コミュニケーションにおいて、積極でも受け身でもない状態をつくっていると解釈したのだけど、
そうした状態を作れることは、実は相当難易度が高いのではないかと思いながら話を聴いていた。
では、私のマイムパフォーマンスはお客さんとどのように接しているだろうかと考えてみた。
コミュニケーション資質が表れていた
大きく違うと思ったのは、私の場合はお客さんを受容したうえで、積極的に働きかけているところだった。
言葉を使わないという事で、特性を持って相手に関わることになる。
お客さんから見ると「言葉を使わない人」という認識から、
私側の「非言語コミュニケーション」の世界に入ってきてもらうことができる。コミュニケーションルールを一気に変えてしまう事ができるのだ。(変わらない時も多々ある)
そのルールの中で私が意識しているコミュニケーションのスタイルは筋肉の使い方だ。
筋肉を意識的にコントロールしている。
筋肉を弛緩させた状態で、相手を受け入れるような態度や反応をする。
そこに感情を乗せていく。
筋肉を弛緩させた状態の時の感情とは、喜び、嬉しさなどの受容的な愛情表現が近い。
意図的にお客さんを驚かす演出するために、筋肉を緊張させたり、笑いの表現で筋肉の緊張、弛緩を繰り返すこともあるけれど、
基本的には、筋肉を緩めた愛情表現で向かい入れる。
ひとつひとつの動きをゆっくり動かして、
柔らかさや、浮遊感を出す事で心理的安全な雰囲気をつくりだす。
赤ちゃんや幼児の子どもと接する時は、特に気を付けていることだ。
言語を封じることで、身体性の感度が上がってコミュニケーションをとる。
腕や脚の動かし方、距離間の調整など、言葉がある時には意識していなかったような動物的な感覚を研ぎ澄ましてしていくのが、非言語パフォーマンスのおもしろいところだ。
野良猫に近づく時のことを思い出してみてください。あんな感じです。
【今日の #まートレ】
チームターザンのオンライントレーニング
股関節
オーバーヘッドスクワット
ピンチャ1分