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CMオーディション対策講座

note投稿150日チャレンジ、144日目。

CMオーディション対策講座をグリーンロードさんのレッスンで開催した。

新人俳優、新人タレント向けのレッスンで、講義と合わせてグループセッションや書き出しワークを行い、最後はCMオーディションを想定した演技の実践ワークも入れた内容でまとめた。

約2時間だったけど参加者の反応も良い感じ。やる気の着火はできたかな?

私もTV CMのオーディションを受ける機会があるので、
資料を作っていて演者としての甘さを痛感した。
教えるということは、自分にとっての学びにも繋がると改めて実感する。


オーディションで起用されるか、されないかは、
広告主が求めるイメージに合うか、合わないかということだ。
そんな中でも演者はCMオーディションに対して一定の準備をして挑むものだと考えていて、その準備はどんな事なのかをスライド資料を交えてお伝えした。

演者はどうしても自分の演技をどうすれば良いか、上手く出来るか、日頃の練習の成果を試すとき、という視点でオーディションを受ける傾向がある。
たしかにその考え方も大事だけど、CMオーディションの場合は、広告主がどういう考えを持って莫大な費用をかけてCMを作ろうとしているのかを理解する必要があると思っている。
CM制作の全体の構造を理解したり、関係会社の役割を知って、彼らがどんな準備をしている人達なのかを情報収集すると、オーディションに対する態度や考え方が変わる。

もちろん広告についての内部情報は非公開なので、知る事は限定的だけど、広告主が訴求したい商品やブランドサイト、これまでに作った広告物はインターネットで情報収集はできる。独自に調べたり、勉強してからオーディションに挑むことを参加者に提案をした。

広告主は、そのCMで何を訴求したいのか。
広告主は、そのCMでどんな人に購入して欲しいのか、知ってほしいのか。
広告主は、そのターゲットにどうCMを見てほしいのか。
など、演者も広告主が見ている世界を知ることがとても大事だ。

新人俳優や新人タレントは、そこまでの余裕はないかもしれないけど、これらの事を仮説を立ててオーディションに参加することで、気づきを得て、次第に選考の精度が上がってくるはずだ。少なくとも実践してきた私はそうだった。

TV CMの構造をある程度理解したうえで、オーディション当日に配られる資料を見て、演技プランに必要な「キャラクター属性」、衣装や小道具などの「見た目」、配役の「感情」「動き方」をプランニングしていくことをお勧めした。

新人俳優や新人タレントには、まずはCMオーディションに挑む考え方を身につけて欲しい。
このレッスンでオーディションに対するモチベーションが上がって、合格率が上がるといいな。引き続き、参加者の活躍をウォッチしていこう。

次週は、身体演技の実技を中心としたオーディション対策講座を開催する。
TV CMの短い時間の中で印象に残る演技をするために、「身体性」は重要な要素になる。
また、現場では自然な演技が求められるので、自分にとっての自然な状態を日頃から演者はよく観察しておく必要がある。
力みのない負荷が低い状態を知って、自分らしい演技をする事も印象に残る演技のポイントになるからだ。

自然な身体の状態を見つけていくワークや、印象に残る身体を使った演技のコツを、さまざまなワークを通して体験してもらう。

もうひとふんばり。私も頑張ろう。

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