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【NZ生活】日本以外で働くって実際どうなの?- 8か月経って思うこと ‐

みなさんこんにちは。今回は仕事について書いていきます。
サービス業界にいるので情報は偏りますが、ちょっとした手助け・参考にしていただけると幸いです。


はじめに

日本での職業・今の職業について

まず日本にいた経歴をざっくり書くとこんな感じです。

・新卒でIT企業に入社
・1年ちょっとでゲストハウスに転職
・ゲストハウスがコロナで閉業
・違うゲストハウスで働きつつバリスタ始める
・何店舗かコーヒー屋を転々としたり掛け持ちで働き始める
・最終的に4:6メゾットで有名なコーヒー屋で働く

そしてNZの経歴はこんな感じです。

・到着し約2週間でバリスタとして2件オファーをもらう
・4月にオーナーが変わる事情でお店が閉業
・5月~いちから職探し
・1週間で約10件応募しインタビュー5件いただき、そのうちの1件に決断

なので今はバリスタとして働いています。

個人的に思うこと

その1、本当に休みをに大事にしている

いわゆる自国以外の雇い主と働くとしっかり休みがあり、契約した時間数を超えることはあまりないです。なのでしっかりワークライフバランスが取れます。

日本でいうフルタイムワーカーは、基本週30-40時間未満までなので(これでも働きすぎと言われることもある)日本人にとっては物足りないかもしれません。もっと働きたいという人たちは、営業時間が長い場所、自国企業、掛け持ちしている人が多い気がします。

ちなみに最低時給は23.15ドルです。(2024年8月時点)
日本円換算すると約2,070円前後ですね。給料は1週間か2週間支払いが多いです。自分の体感ですが、サービス業はだいたい24ドルか25ドルスタートの場所が多い気がします。

なおかつNZでは、風邪を引いた場合”Sick Leave”という制度があり、風邪を引いても有給扱いになります。もちろん有給もしっかりあります。1年働いたら20日貰えます。だけどワーホリで来ている人たちは1年しか居れないので、” Holiday pay”という給料に何パーセントか上乗し、有給を先払いする企業もあります。あと祝日もお店側が休みにする場合、給料が支払われます 笑。もし営業するとなっても何パーセントか割り増しされ、通常の給料より多くもらえます

このようにNZは雇われる側は大事にされていることが分かります。
雇う側の負担は図り切れませんが…

カフェで働くとなると7:00前後スタート15:00前後終了が多いので、午後も自分の時間に使えます。私は普段仕事の後に、買い物に行ったりジムに行ったり家でのんびり過ごしたりしてます。

その2、自己主張は大事

これを思ったのが、給料交渉がインタビューの時点であるということです。

当然始めは驚いてその場で答えられず、「一旦考えたい、日本で聞かれたことがなかったから答えるのに慣れていなくて。」と言い保留にしました。

それもそう。
日本のサービス業界で働くとなると、ある程度時給や月給が決まっており、そこから昇給していくシステムがほとんどだと思います。

給料交渉については、自分が貰ってもいい給料より少し高めの給料設定でいいと個人的に思います。(特にある一定の職業に対して経歴がある人)
会社側も払える限度額があるので、話し合いになるケースもありますが、会社側も欲しい人であれば希望額を払ってくれると思います。

日本より勤怠システムが甘いので、残業分未払いとか全然あります 笑
何かこちらに不利なことがあれば言うようにしたほうがいいです。
絶対こちら側から言わないと気づかないのでメールでも直接でも手段はなんでもいいので、めんどくさがらず言うことが大事です。

意見を求められた時もそうですが、英語は基本、答えを言いその後意見を述べるという順番です。とりあえず好きか嫌いか言って、理由がなかったら何となく~とか言って流せばいいだけです。とりあえず主張することが大事です。相手と違う意見だったからって嫌う人はいない気がします。むしろそういう意見もあるんだ、ふ~ん で終わります。

むしろ主張をするをつけていかないと、外国人の主張が強いと感じたり、意見に惑わされることがあります。基本外国人は自分の考えが正しいという姿勢でアドバイスをしてくれます。本当に有難いときもありますが、自分の中で答えがまとまってない時はただただ惑わされるだけなので、うまく流すことと、自分の意見は常に持っていたほうがいい気がします。

その3、役割分担がしっかりされている

日本のカフェで働いたことがある方は分かると思いますが、基本なんでもやります。ざっくり言うと、ほとんどの人たちがコーヒーやその他ドリンクを作りたくて求人に申し込んでいるのに、スイーツ・フードの仕込みやメニューを考えださないといけない、ということが起こります。もちろん、スイーツやフードを作り出す知識があればいいだけの話しですが、みんながみんなその知識を持っているわけではないので、出来る人に負担がいくようになり組織内で不平等性が生まれます。

そういった意味でNZはしっかり役割分担がされているので、自分の役割に専念できます。(その他海外もそんな感じなのかな?)

シェフやキッチンハンドがドリンクを作ることは基本的にありませんし、バリスタやバーテンダー、ウェイトレスがフードメニューを考えたり料理を作ることは基本的に無いです。
ただ、小さいお店だとバリスタがオーダーを取ったり、たまに洗い物を手伝ったりはあります。いわゆるオールランダーと呼ばれるポジションです。
お店が大きくなるにつれてしっかり役割分担がされているイメージです。

なので、募集要項をしっかり見ることが大事です。
畑違いな履歴書を出してもインタビューまでたどり着きません。これは日本でも一緒だと思います。

個人的意見としては、日本人は履歴書を控えめに書きがちです。
私も最初はそうでした。が、履歴書に必要なのは少し盛るくらい強気かつ簡潔的で見やすい履歴書が必要だということが分かりました。

日本の履歴書にはない(たぶん)"References"という項目欄があります。
記載必須ではないのですが「本当にこの子はこれだけのスキルがあるのか」や「勤務中態度はどうなのか」、「どういう人たちがこの子を知っているのか」をインタビュー側が確認したい時の問い合わせ要員です。NZは本当にコミュニティが小さいので、ある程度どこかしらで知名度がある人たちの名前を記載していると少し履歴書が有利になる、という話しを小耳に挟んだことがあります。実際は分かりませんが、そういう人たちと知り合って損はなさそうですね 笑。

私の履歴書はというと、ホストファミリー・日本の職場で働いていたボス・同じ業界のNZ友達の名前と連絡先を記載してます。

英文履歴書 書き方 見本

その4、プライベートと仕事が混在していない

日本でよくあるのが、仕事終わり上司に誘われて飲みに行ったり、昼休憩も一緒にご飯を食べに行ったりすることがあると思います。
NZでは上司に誘われることはほぼ無いと(私は)思います。
もちろん同僚は仲良くなればプライベートの話しもしますし遊んだりもします。
上司とは基本、仕事の話しですしあまりプライベートには関与してこない気がします。例えば休み明け「なにしたの~?」とかは聞いてきますが、それ以外はこちらから打ち明けなければあまり聞いてきません。

個人的には、ビジネスライクな関係のほうが好きなのであまりプライベートの話しを振ってこないのは気が楽です 笑。

その5、仕事に対する姿勢が違う

日本人…というかアジア人は仕事に対して真面目な人たちが多い気がします。仕事一番!…ではないけど、メリハリがしっかりあるイメージです。

コーヒーに対しても熱量がアジア人のほうがあります。ただ働くだけじゃなく、味のクオリティを気にします。
正直アジア人以外は、あまり気にしないイメージです。エスプレッソマシンに触れられてるからいいやというイメージです。(もちろん例外あり)

仕事に対するスピード感もアジア人は結構気にしている人たちが多い気がします。仕事が終わらなければ、明日残りをやろうではなく、しっかりここまでには終わらすという気持ちをもっている気がします。

ただ日本人は「仕事の時はあまり感情を表に出すな」と社会全体で暗黙のルールとして存在してますが、外国人は仕事でも関係なくその時の気分を表に出す人たちが多いです。私は最初それに対して機嫌を取ろうと頑張っていましたが、それが逆にストレスにもなったのでいい距離感を保つことが大事だと学びました。まあ、いい距離感を保つことは日本人同士でもそうですね。

日本人は業務を自ら見つけてこなすことができますが、他国は店が暇になるととりあえず喋りだします 笑。マネージャーからしたら前者が好まれるので、日本人のイメージがよかったりします。
個人的意見は、暇だったら喋ることしかできないしそんな必死こいて仕事見つけなくてもいいじゃないか~て思ったり思わなかったり…笑。まあ、それでもただ立って喋っているだけだと、罪悪感がでてくるので自然と仕事を見つけようとはしちゃいますね 笑。

その6、働きやすさは正直マネージャー次第

これに関しては、日本と一緒です 笑。運ゲーです 笑。

NZでは面接時はオーナーがする店も多く、そのオーナーがお店に立っていないお店もあったりします。なのでオーナーの印象は良かったが、一緒に働くマネージャーや上司に問題があったりします。

最初は文化の違いなのかその人自身の性格なのか、複雑に考えてしまうかもしれません。その時は思いっきり同僚に聞くか、似たような国籍の人たちに聞けば悩まなくて済むと思います。

まあ、いけ好かない上司だったら他の人たちもよく思っていないことが多いので、働き始めたら何かしの噂を同僚から聞くこともありますし、一緒に話しあったりします 笑。

私は、何かあったときに自分の意見を聞いてくれる人なのかどうかは結構大事な気がします。

たった約一年自由に過ごせるビザなので、こんなことで悩みたくないなら仕事を変えることが一番手っ取り早いです。(めんどくさいですが…) 

その7、稼げるかは自分次第

よく海外に行けば稼げる / 稼げない討論がSNSで行わていますが、個人的意見としては、”自分次第”だと思います。

例1、趣味が外食だとします。日本より1人あたりの値段が高いので、月に何件も行けば、それは貯まるお金も貯まらなかったりします。

例2、ストレス発散がお酒だったとします。お酒も日本と比べて結構いい値段するので、よく飲んでいた人だとお金を貯めることは難しいかもしれません。

要約すると、日本で行っていた習慣や趣味はどの国に行っても引き継がれます。何十年の習慣や趣味は約一年の滞在で変わることは難しいと思います。
なので、本当にお金を稼ぎたいという目的で行くのではあれば、
自分が何にお金を使っているのか。どこを節約すればいいのか(例えば固定費)。給料がいい仕事を見つけるor掛け持ちする。というマインドのほうがいい気がします。

私の場合はコーヒーにお金をかけるので、カフェやコーヒー屋に対して惜しまずお金を使います。その分交際費や外食費を抑えます。

例外として、NZは日本より身に着ける系のお店(服・バッグ・サングラス・靴・アクセサリーなど)が少ないので、こういった事が趣味だった人はお金が貯まると思います 笑。(私がそのひとりだからです)

まあ、いい意味でも悪い意味でもNZは日本みたいに気軽に集まったりお買い物に行ったりできる場所は少ない気がします。その分ビーチや公園トレッキングコース(気軽に行ける系の)が割と身近にあるので、ピクニックをしたり、飲み物片手に海を眺めながら友達と話して過ごしたり、ショートハイキングやランニングに気軽に行けることができます。これが退屈と思うのかはその人次第です 笑。

お気に入りの韓国料理屋

最後に

いろいろ書きましたが、やはり色んな国籍の人たちと働けることは、その人の国文化を知れたりもできるので面白いです。職場で出会った人たちと友達にもなれますしね☻

サービス業の醍醐味は、お客さんとも話せますし、色んな人がいるので人間観察もできることですかね 笑。意外と楽しいですよ 笑。

最近はワーホリの仕事について色んな情報が飛び交っていますが、全てを鵜呑みせず取捨選択しながら自分の意思に沿ってやりこなしていくことが大事だと思います。あくまで私のnoteもただ個人的に発信している情報のひとつなだけなので!

では今回は少し長くなってしまいましたが、今回も最後まで読んでくださりありがとうございます。

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