あっし、ゲンジロウともうしやす⑤
木のかげにかくれて、ゲンジロウとニコちゃんは砂場をのぞいていました。
「あいつ、あいつっす」
公園の入り口からゆったりと、ネコが歩いてきます。
「かわいいねー」
ニコちゃんが言うと、ゲンジロウは怒った目つきで言いました。
「かわいくないんでぃ。あっしの大事な耳をこんなにまで小さくして、やっつけるでごわす」
木のかげにかくれて、ゲンジロウとニコちゃんは砂場をのぞいていました。
「あいつ、あいつっす」
公園の入り口からゆったりと、ネコが歩いてきます。
「かわいいねー」
ニコちゃんが言うと、ゲンジロウは怒った目つきで言いました。
「かわいくないんでぃ。あっしの大事な耳をこんなにまで小さくして、やっつけるでごわす」