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Photo by
piccolotakamura
良いカフェ 悪いカフェ ふつうのカフェ?
ひとつ前の投稿でも書いた、穏やかな雰囲気のカフェ女性店主。
お客さんに安心感を与える接客というのだろうか。
初めて訪れたカフェだったが、女性店主の対応にホッとした。
心地良い接客だった。
そのカフェで、私はスコーンとホットコーヒーをおいしく頂きながら本を読んでいた。
川上弘美さんのエッセイ「卵一個ぶんのお祝い。」である。
そのエッセイの中に、世の中のバランスについて書いてあった。
ものすごーく時間のかかる対応をする人と、テキパキしすぎてあっという間に対応が終わる人の話だった。
その話を読みながら、わたしも世の中のバランスについて考えた。
今いるこのカフェの女性店主は、安心感と心地良さを与えてくれる素晴らしい接客だ。
でも同じカフェ店主でも、前に行ったあのカフェの女性店主の接客は頭にきたな。
何年たっても思い出してしまうぐらい嫌な対応をされたな。
カフェひとつとっても、世の中のバランスってとれていないものだな。
いっそのこと、間をとって、どのカフェも可もなく不可もない接客だったら、カフェに行くたびに一喜一憂しなくて済むのかな?
うーん。でもやっぱり、今いるこのカフェの店主さんみたいに、素敵な接客の店員さんがいるカフェがあった方がいいや。
嫌な対応をするカフェもあって不快になることもあるけれど、そんなことにはなるべく目を向けなければいいのかな。
そんなことより、今いるこのカフェみたいに心地良さを与えてくれるお店を応援しよう。たくさん来よう。
心からの「ごちそうさまでした」を店主に告げ、「必ずまた来ます」と心の中で思いながら、店を後にした。