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やっぱりヨガをやろう

昔からヨガに憧れはあった。なんか身体にいいらしい、という程度のふわっとした知識しかなかったものの、近所のジムでヨガのプログラムを受けてみたり、YouTubeのヨガ動画を見よう見まねでやってみたりと、人並みよりちょっとだけアンテナ感度は高めだったと思う。ちなみに我ながら身体は柔らかい方で、鳩のポーズとかも初めから難なくできた。それだけに、ほとんどストレッチとか筋トレみたいな感覚で、正直なところ呼吸や哲学などはまるで気にしていなかった。なんかいいらしいし、けっこう色々ポーズできるし、海外でも人気あるし、とりあえずやっとこ、ぐらいのノリだったことは否めない。

鳩のポーズ(どの辺が鳩なの?)

しかしここ数年は、めっきりヨガから遠ざかっていた。これはもう明確に子宮筋腫のせいだ。多発性で、そのうち2つが7cmほどに成長してしまった。明らかに下腹部に異物があった。見るからにボコっとしていた。何より苦しかった。後に筋腫摘出手術をやったのだけど、先生いわく、筋腫ってそんじょそこらの刃物ではとても切れないぐらい硬いらしい。だから手術では電気メスやレーザーで焼き切るのだそうで(術後にぼんやり聞いた話です)、それほどまでに硬い7cm径の球を2つも抱えていたら、そりゃ苦しいわってなもんで。お腹を折り曲げることができなくなった。床に三角座りするのも辛い。ただ寝そべるだけで、腰にくる。その頃は毎朝ベッドから起きるのもやっとというぐらい腰痛に悩まされた。もう、ヨガどころじゃなかったのだ。

で、子宮鏡と内視鏡でできるだけ筋腫を取ってもらった。それが去年の秋の終わり頃。おかげでお腹はすっきり軽くなったが、運動自体にブランクができてしまったせいか、ヨガどころかストレッチやウォーキングすら億劫になってしまった。そのままろくに身体を動かさないまま1年が経ち、体重を着実に増やしつつ今に至る。

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