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なぜ『なんとなく片付けたい』では片付かないのか。仕事復帰前に気づいた大切なこと

「このままじゃ、絶対ムリや...」

育休明けを目前に控えたある日、家の中を見渡して焦りました。

家事も育児も中途半端、このまま仕事も始まったら、私はどうなってしまうのだろう。考えただけでも怖くなりました。

今思えば、この「焦り」が私の片付けの原点でした。

そう、「なんとなくスッキリさせたいな」なんて生易しいものではありませんでした。これは完全に"危機感"だったのです。

この「なんとなく」というのが、とても大切なポイントになります。

例えば英語の勉強。
「なんとなく英語を話せるようになりたい」と思っている人と、「外国人の好きな人がいて、その人に振り向いてほしくて必死で勉強する」人。

全然違いますよね?

ダイエットも同じです。
「なんとなく痩せたい」より「結婚式でマーメイドドレスを着たい!」の方が、絶対に頑張れます。

私の場合は、「このままだと、家事も仕事も育児も全部中途半端になってしまう」という不安が、大きな原動力になりました。

「暮らしの土台さえちゃんと整えたら、家事は絶対楽になるはず!」

そう思って、本気で整理収納を学び家を整えていきました。

正直、最初は手探り状態でした。でも、とにかく「家事を楽にしたい」という目的だけははっきりしていたのです。

それと、もう一つ。

Instagramで片付けの過程を投稿していくと、思いがけずフォロワーさんが喜んでくださって。(当時はまだ整理収納の発信者さんは少なかったのです)

「参考になります!」
「マネしてみました!」

そんな声をいただくたびに、もっと頑張ろうと思えました。

片付ける目的は、人それぞれ違っていいのです。
例えば

  • 朝の支度時間を短縮して、家族で朝ごはんの時間を作りたい

  • リビングにヨガスペースを作って、毎朝15分のストレッチを習慣にしたい

  • お友達を気軽にお茶に誘える空間にしたい

  • 在宅ワークの集中力を上げたい

  • 玄関を開けた時に「ただいま」と笑顔で言える空間にしたい

大切なのは、「なんとなく」ではない、しっかりとした理由があることです。

目的が明確なら、自然と優先順位も見えてきます。

「朝ごはんの時間を作りたい」なら、まずは朝の支度に関わる場所から。
「ヨガスペースが欲しい」なら、リビングの一角から。
「お茶会がしたい」なら、リビングとキッチンから。

片付けは、目的地のある旅のようなもの。

目的地が決まれば、おのずと道筋も見えてきます。

私の場合は「家事を楽にしたい!」が目的地でした。
今では、育休明けのあの頃には想像もできなかったくらい、家事が楽になりました。

Instagramのフォロワーさんとの出会いも、大切な宝物になりました。

あなたの「片付けたい理由」は何ですか?

その理由が見つかった時から、片付けは「なんとなく」ではなく、夢に向かう一歩に変わるはずです。


✳︎まあち関連まとめ✳︎

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