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抜けてる私が、抜けてないと思われる理由

「私って抜けてるからさぁ」

そう言うと、家族は「まぁそういうところあるよな」とあっさり同意してくる。

でも友達は「え?抜けてる?そう見えへんけど」と言ってくれることがある。

なぜ抜けてないと思われるのか?

それは私が自分を信用せず、おっちょこちょいを回避することに全力を注いでいるから。

例えば私は忘れ物が多い。

「いってきまーす!」

そう言って家を出た後、「ただいまー」と5分以内に戻ってくることはしょっちゅう。

「えらい、早いお帰りで」と家族に毎度迎えられる。
そう、また何かを忘れているのだ。

だから予定よりも1、2本早い電車に乗れるように家を出るのがちょうど良かったりする。

「いやいや、家出る前に確認したらいいやん」

と思われそうだけど、それをしていても忘れたりするから、この対策をとっている。

あと、私は超絶方向音痴。

なんども訪れた場所でさえ、まるで初めて訪れる地のように軽やかに道を間違える。
子供の頃から住んでいるここ、地元でもまだ迷う。(わ、書いてて恥ずかしくなってきた)

だから初めての場所に行く時は2、30分早く着くくらいの勢いで向かうとちょうどいい。

そんな感じだから、私の友達の中には「まあちって、いつも時間より早いか、ぴったりに来るよね」って思ってくれている人も少なくない。

これって考えてみたらおもしろい。

自分の欠点を隠すんじゃなくて、むしろ全開に認めた上で対策を練る。

もうアラフォーのいい大人なんだから、「できないんです、てへへ」で済ませるわけにはいかない。

できないならできないなりに、どうすればできるようになるかを考える。

それでももしやらかしてしまった時は、誠意を持って謝る。

あとはマイナス部分はプラス部分でしっかり補えるということ。

どういうことか?

私は抜けている→マイナス
私は真面目である→プラス

抜けてるけど、真面目さでカバーして回避することが出来ると思う。

おっちょこちょいだけど、約束を守れる誠実な大人でいたいから、どうすればカバーできる?と真面目に考えている。みたいな感じで。

完璧な大人になんてなれないけど、自分の欠点と上手に付き合う大人にはなれる。

たぶん。

...きっと。​​​​​​​​​​​​​​​​

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