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赤字覚悟でもモノづくりに夢中になる理由 〜学びと収益の境界線で見つけた楽しみ方〜
未知の世界に足を踏み入れる時って、ドキドキしませんか?
私は最近、そんなドキドキを日常的に味わっています。
「まあちさん、モノづくりにハマってますよね?」
先日リスナーさんからいただいたコメント。
はい!その通りです!
昨年からオリジナルコーヒーの販売を始め、今月末には念願のお片付けZINE(小さな絵本のような冊子)の発売を控えています。
商品が完成した喜びのvoicy放送回はこちら。
ZINE制作の過程はマガジンでまとめています。
このZINEのために、イラストレーターさんやデザイナーさんとの打ち合わせを重ね、普段はおそらく出版社が担当する事を一つ一つ自分で進めていく。
そう、完全な手作り感満載な感じです。
(ZINEというの 世界観はまさにそれが楽しい)
正直に言うと、経費を考えたら初版部数を売り切っても赤字なんです。
私は絵も描けないし、デザインもできない。
だからイラストもブックデザインも外注が必要で、それらの費用はもちろん全て自己負担。
私の人件費まで計算したら、もう笑うしかないくらいの赤字。たくさん売れたら話は別ですが。
でも不思議と、落ち込まないんですよね。
ビジネス視点でいうと甘ちゃんなので、良い見本ではないと思います。
でも「次は何作ろうかなぁ」って、お風呂に入りながらアイデアが湧いてきて、スマホのメモ帳に書き込んでいる自分がいます。
「なんでやろ?」
ふと考えると、ある答えにたどり着きました。
「私はお金儲けではなく、経験値を買っている」という結論。
考えてみれば、大人になってからの学びって、習い事という形なら出来るけど、それには当然、受講料というお金がかかってくる。
でもフリーランスとして自分の仕事を選ぶことが出来る私は、お金を払って学ぶのではなく、むしろお金を稼ぎながら学べる道があることに気づいたんです。
例えば、6、7年続けているInstagramの発信。
フォロワー数が増えて発信が仕事になったことも嬉しいけれど、それ以上に得られたものがあるんです。
マーケティングの知識、コンテンツ作成力、デザイン力、表現力、戦略的な思考...。
毎日のVoicy配信だって同じ。
4年前の私には想像もできなかったような「話す力」が、確実についてきている。
昔は本当に「結論は何?」とか「で、何が言いたいん?」と友達に突っ込まれることがあったくらいのトーク力の低さだったんです。
あ、今でも決して上手くはないのですが。
話を戻します。
商品の打ち合わせで、プロの方々の仕事を間近で見られる喜び。
初めての工程に触れる時のドキドキ。
そして着実についていく経験値。
赤字になっても、私がモノづくりにワクワクが止まらないのは、きっとそういうことなんだと思います。
「学び」と「収益」の境界線で充実感を味わっています。
好奇心の赴くまま、未知の世界に足を踏み入れる。
それが今の私の幸せ。
みなさんも、やりたいことを見つけたら、ちょっとずつでも始めてみませんか?
もしかしたら、私のように「学び」と「仕事」が重なる素敵な場所が見つかるかもしれません。