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カミングアウト

・「意外ですよね?」

 初めまして、まあぶると申します。ボクは「ノンバイナリー」「トランスジェンダー」です。性同一性障害(GID / FTM)の診断書を持っていて、男性ホルモン注射を半年ほど打っていたことがあります。ボクの性違和が爆発したのは22歳の頃。まだ「ノンバイナリー」という言葉を耳にすることもない「トランスジェンダー」という言葉の意味も狭かった頃の話です。ボクはトランスを選択しました。それでもしっくり来ることは無く、ボクは自分が分からなくなりました。自分は「ノンバイナリー」で「トランスジェンダー」である、と思うようになったのは、まだ最近のことです。

 そんなボクが先日、お世話になっている方に「ノンバイナリーなんです」とカミングアウトしました。「意外ですよね?(ホルモン治療を受けていたから)だから声が低いんです」と、性同一性障害の診断書を見せて。「正確にはFTMではないんですけど」という言葉を添えましたが。幸いなことにその方は「ノンバイナリー」という言葉を知っていて「知れて良かったです」と言ってくれました。近々、職場(就労継続支援B型事業所)にもサラッと伝えてみようと思っています。ボクは普段、女性として生活しているのですが、長くお世話になりそうなので言ってみようかと。

・発達障害と精神疾患とオタク趣味


 話は変わり、ボクは発達障害精神疾患を持っています。でも、将来的に「児童発達支援員」の職に就けるように事業所で訓練中です。セクマイの記事の他にも発達障害と精神疾患、そして、オタクな記事も書いていけたらいいな、と思っています。ボクの記事が誰かの役に立てたら嬉しいし、ゲームの感想の記事を書いたりするのは夢だったので。ちなみに、ボクが今から頭を痛めているのは「将来的にお世話する子供たちからどっちの性別で扱われるか」だったりします。ボクは「女性であり男性でありどちらでもなく、女性ではなく男性ではなくどちらでもある」という非常に分かりにくい、自分でも混乱するような性自認を持っています。たぶん、女性として扱われるんだろうなぁ……。ボクは「100%女性扱い」と「100%男性扱い」が苦手なのですが、そうも言っていられなくなるのでしょう……。

・最後になりましたが……

 「ノンバイナリー」という言葉、広い意味での「トランスジェンダー」がもっと知られるようになって欲しいな、と思います。たまに思うんです。未治療で生きていたら、ボクはどうなっていたのか、と。自分が「ノンバイナリー」だと分かっていたら、どうしていたのか、と。ホルモン治療で低くなった自分の声が嫌いというわけではありませんが、ボクは元の高い声が恋しくて、ボイストレーニングで少しだけ高い声を出せるようにしたりしています。今現在はカラオケ限定で両声類というところです。ちなみにボクは普段からレディースの服の他にメンズの服も着ています。髪型はコロコロ変わって、少し前までは長かったです。今はバッサリ切っちゃいました。

 おふざけを混ぜながら、別記事で色々書きたいことはあるので、不定期に記事を上げていこうと思っています。今回はこの辺で。

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