備忘録も兼ねて簿記2級取得までの記録を残します。 経理未経験の自分にとっては、簿記2級はとても難しく感じ、途中で勉強を投げ出してしまった時期もあり、こうすればよかったな、と反省点が多いです。 ですので、同じく簿記2級を目指されている方、悩んでいる方の一助になれば幸いです。 結果的には、簿記3級(75点)まで1か月、簿記2級(96点)まで5か月半ほど要しましたが、どちらも一回で合格できました! ■簿記の勉強のきっかけ ■勉強時間 ■取得までのスケジュール ■使用教材 ■
■さくら 西 加奈子 ★3 昨年映画化された小説。飼い犬の「さくら」を通して描かれる家族の話。 純粋すぎるゆえに凶暴性をもちながらも、成長していく妹が美しい。純粋な思いが、人を深く傷つけ取り返しのつかないことになる後悔とともに、もっと妹は美しく育っていってほしいと思う。
■森に眠る魚 角田 光代 ★3.5 東京の文教地区の街で出会った5人の母親。育児、お受験を通してママ友の関係がしだいに崩れていく・・・ 登場する5人の母親のキャラクターが似ている者もあり、読み進めていくうちに個々のキャラクターが区別できていくる。最初読みづらい部分はあるが、その分絶妙なリアリティもある。 大きな事件事故が起きたわけではないのに、微妙な家族関係、性格、バックグラウンドの違いから、徐々に仲の良いママ友から、疑心暗鬼の関係に変わっていく様子は読んでいて恐ろ
■本性 伊岡 瞬 ★3.5 正体がわからない怪しい女性の描写が非常に巧妙な作家さん。 嫌な感じを残しつつも、なぜか読了感はよく、読者は今後の展開の想像を掻き立てられる。
■赤朽葉家の伝説 桜庭 一樹 ★4 赤朽葉 万葉、毛毬、瞳子の女三世代の物語。 ドラマを見ているような一冊。フィクションながら、三世代の時代背景が丁寧でありつつ堅苦しくならないように描写されているため、ノンフィクションのように錯覚してします。窪美澄さんの「トリニティ」と、読了感は似ているかなぁ。
■許されようとは思いません 芦沢 央 ★3 「目撃者」「ありがとう、ばあば」「絵の中の男」「姉のように」「許されようとは思いません」の5編から成る短編集。 芦沢さんの作品は、小説の良さが引き立つ構成になっていると感じる。読み進めていくうちに違和感を感じる一節が出てくるが、ページをめくりたい衝動で、わずかな違和感を感じつつもその正体がわからず読み進めてしまう。そして最終頁を読んで、違和感の正体に気づき、やられた!とわずかな違和感を取り逃した悔しさと痛快さに読了後支配され
■星の子 今村夏子 幼少期病弱だった主人公。両親は、娘を救いたい一心で宗教にのめりこんでいき、少しずつ家族のかたちを歪めていった・・・ 【印象に残った登場人物】 主人公には姉がいるが、その姉は物語の途中で失踪し、その後物語の最後までとうとう見つかることはなかった。 幼いながらに信仰に抗い続けた姉であったが、ついに家族から離れてしまった。結果として家族から離れてしまった姉であったが、信仰にのめりこむ両親を罵倒することもなく、ただただ離れてしまった。そこに姉の家族への愛と