俳優・佐藤健に学ぶプロのスタンス
はじめに
今回のテーマは、プロのスタンスについてです。
これからビジネスの世界に飛び込む私は、しっかりとプロとしてのスタンスを身に着けたいと考えています。ここでは、私が佐藤健さんのインタビュー記事等から学んだことをシェアしていきます。
主に読ませていただいたのは、次の二つです。
1.リクナビNEXTジャーナルより、佐藤健さんのキャリアとの向き合い方に関する記事です。
2.就職みらい研究所より、「こんな人と一緒に働きたい!」と思う人物像に関する記事です。
プロの定義
そもそもプロってなんでしょうか?
辞書には、「職業として行うこと。また、その職業人」、「専門家」とあります。また、松下幸之助氏(1968, p.162)によると、プロとは、その道をわが職業としている専門家のことで、その道において一人前にご飯が食べていける人を指します。今回は、これらの意味でプロと定義します。
俳優・佐藤健について
さて、佐藤健さんといえば誰もが知っている超人気俳優さんですね。映画やドラマ、アニメ、CMなどで幅広く活躍されています。最近では、「恋つづ」の天堂先生として多くの女性を虜にしていましたね!まぁ反則ですわ笑
https://www.news-postseven.com/archives/20200317_1548315.html?IMAGE&PAGE=1
佐藤健さんのプロフィール
1989年、埼玉県生まれ。2007年、ドラマ「仮面ライダー電王」(テレビ朝日)で初主演を飾る。2008年、『ROOKIES』の岡田優也役で注目を集め、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(10年)、『天皇の料理番』(15年)、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、『義母と娘のブルース』などに出演。20年1月2日には麦田章役を演じる『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』(TBS系)が放送される。20年1月期のTBS系火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』では上白石萌音さんとともにW主演を務める。おもな主演映画に『るろうに剣心』シリーズ全3部作(12年、14年)、『バクマン。』(15年)、「何者」(15年)、『世界から猫が消えたなら』(16年)、『ひとよ』(19年)など。20年夏、主演を務める映画『るろうに剣心』最終章が公開予定。
引用元:https://data.recruitcareer.co.jp/column/20191220001/
佐藤健さんに魅了されたワケ
佐藤健さんのことは、初主演を務めた「仮面ライダー電王」も見ていたので、当然ずっと知っていました。では、改めて佐藤さんの何に魅了されたのか。一言でいうならば佐藤健さんのプロとしてのスタンスです。私がこう思ったきっかけと、佐藤さんのすごさがわかる作品の一つをご紹介します。
自宅待機ということで、私はnetflixで、久しぶりに佐藤さん主演の「るろうに剣心」シリーズを見ていました。新作公開に向けてのおさらいです。
知っている方も多いと思いますが、原作は明治時代初期を舞台にした漫画作品です。実は、漫画を全巻持っています笑
(C)和月伸宏/集英社
実写化映画「るろうに剣心」シリーズは非常にクオリティの高いアクション映画です。佐藤さん演じる主人公・緋村剣心は、優男な一方で、過去には「人斬り抜刀斎」と恐れられ、並外れた身体能力を持った超一流剣客です。佐藤さんは、そんな主人公が漫画の中からそのまま飛び出してきたようでした。
(C)和月伸宏/集英社 (C)2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会
特に、戦闘シーンは圧巻。漫画のような動きで見事な殺陣を演じていました。さらに、佐藤さんは、壁を駆け上がって宙返りする、壁を走る、屋根をワイヤーなしで全力疾走といった作中のすべてのアクションをスタントマンなしで演じていたようです!!
すごいですね。そこで、一体どれだけの練習をされたのか気になり色々と調べていくうちに、佐藤さんのプロとしてのスタンスを知りました。
ちなみに、こちらは宙返りを含むアクションシーンの動画です。
ストイックなエピソード
佐藤健さんは、ストイックで有名です。冒頭でご紹介した記事にこんな一文がありました。
本人は「当然のこと」と多くを語らないが、佐藤さんはこれまでの作品においても、入念な準備をして役を演じる俳優として知られている。
引用元:https://next.rikunabi.com/journal/20191227_p01/
2015年に出演したドラマ『天皇の料理番』では、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の修行時代から司厨長(総料理長)になるまでを演じました。佐藤さんは、それまで包丁をほとんど握ったことがなかったので、猛特訓したそうです。
この時のことについて、以下のように語っています。
主役の料理人役がきて、料理の練習をするのはとても自然なことだし当たり前のこと。特別なことをしたつもりはありません。料理ばかりしている人の役ですから、僕がいくら練習しても練習しすぎるということはないでしょうし、どれだけやっても足りない。どんな役でもそうですが、僕は少なくともこういう撮り方をしてくれたらその人物に見えそうだなと思うまでは練習します。
引用元:「AERA」2018年10月22日号(朝日新聞出版)、https://wezz-y.com/archives/75628
特訓の末、包丁さばきが上達しすぎてしまい、なんと撮影では下手な包丁使いを指導されたというのですから驚きです。とてもストイックな努力家ですね。こうした努力の裏側には、佐藤さんの圧倒的なプロとしてのスタンスを感じます。
他にもさまざまなストイックエピソードがあるので、もっと知りたい方はこの記事を読んでみてください。
佐藤健さんから学んだ三つのこと
一つ目は、ベストを追求する姿勢です。
佐藤健さんは、ここまでストイックに役作りや作品に向き合うからこそ、常に前向きなのかも知れないと思いました。佐藤さんは、「今回がベスト」と感じることはなく、一方で「間違っていた」と後悔したこともないといいます。また「もし、別のアプローチを取っていたら…」と考えることもないようです。常にベストを追求し、それを実現していくように動いているのです。これは、どんな仕事においても大事ですね。
二つ目は謙虚さです。
佐藤さんは、2018年の活動を振り返り、作品づくりにおける役者の力は微々たるもので、脚本家やスタッフの力の大きさを改めて感じたといいます。役者の演技はチームが作ってくれるものだそうです。これだけ人気俳優としての地位を築いていながら、謙虚な姿勢を貫くのは誰もができることではないと思います。
最後は、自分で環境を作ることです。
佐藤さんは、より良い作品づくりのために、気の合う人とだけ仕事をするのが究極の理想とおっしゃっています。この「気の合う人」とは、例え一時的に衝突するようなことがあっても、お互いを尊重して、健全な議論ができる関係という意味です。ただ、そうはいかない現実を踏まえた上で、以下のように語っています。
理想に近づくには、目の前の仕事に対して自分自身が一生懸命向き合うしかない。そのうちに、自然と周りに気の合う人が集まってくる。そういう環境を自分で作っていくことが大事だと思っています。
引用元:https://data.recruitcareer.co.jp/column/20191220001/
日頃からストイックに仕事に向き合う佐藤さんの言葉だからこそ、重みを感じます。
今回は、俳優・佐藤健さんから多くのことを学ばせていただきました。プロとしてその道を究めている方はカッコいいですね!道は違いますが、いつか佐藤健さんのようになりたいです。
では、また次回。
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