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コンフォートゾーンの先に成長がある

はじめに

皆さん、こんにちは!
今回は、少しでも皆さんが前向きな気持ちになれるような内容をシェアします。

突然ですが、あなたは成長したいですか?
自分の理想に近づくために、どうしたら成長できると思いますか?

人が成長するには、コンフォートゾーンを飛び出すことが重要です。

フロリダ州立大学心理学部教授のアンダース・エリクソン氏は、30年以上にわたり、世界トップレベルの音楽家やスポーツ選手などあらゆる分野の「超一流」と呼ばれる人たちを科学的に研究してきました。その結果、限界的練習という超一流に共通する練習法を発見しました。

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Photo by Victor Freitas on Unsplash

限界的練習の一番の特徴は、自分にとってのコンフォートゾーン(居心地がいい空間)から飛び出して、限界を少しだけ超える負荷を自分自身にかけ続けることだといいます。
実は、この練習法は超一流に限ったものではありません。一般人の私ですが、コンフォートゾーンを飛び出したことによって成長を実感した経験があります。つまり、誰でも成長できるチャンスを持っているのです。

(ちなみに、こちらは限界的練習の本です。ご興味のある方はぜひ!)

コンフォートゾーンと適度な緊張感

そもそもコンフォートゾーンとは「快適な空間」を意味し、心理学などではストレスや不安がなく、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指します。

コンフォートゾーンを出ることで成長するというのは、ヤーキーズ・ドットソンの法則と関係します。これは、適度な緊張(ストレス)状態のとき、人は最適なパフォーマンスを発揮するという法則です。
この法則を発見したうちの一人である心理学者のロバート・ヤーキーズ氏によると、適度な緊張感は、コンフォートゾーンよりも外側にある行動空間だといいます。そのため、人が成長するには、コンフォートゾーンを飛び出す必要があるのです。

コンフォートゾーン

Natalie Berger 2018 (TED)

ちなみに、カリフォルニア大学バークレー校の研究によると、適度なストレスを断続的に経験した場合、脳内で記憶を改善する細胞が活発化することも明らかになっています(Forbes 2014)。つまり、適度なストレスは、人間のパフォーマンスを向上させるのに必要であるということですね。

スピーキングが400点伸びた話

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Photo by Jp Valery on Unsplash

それでは、コンフォートゾーンと成長に関する私自身のエピソードをご紹介します。

私は、大学生の頃にカナダに半年間留学しました。
英語の4つのスキルの中で、特にスピーキングが一番苦手でした。さすがに出川イングリッシュではありませんでしたが、留学中は自分の考えを思うように伝えられず何度も涙を流しました笑

しかし、そんな私のスピーキングの点数は、帰国後に約400点以上伸びていました!(実際は別のテストを受験したのでTOEIC換算です。)日本と海外とでは環境が違いますが、留学前はどんなに頑張っても1年で約50~100点を伸ばすのが限度でした。そのため、特に苦手な分野において点数が伸びたというのは、私にとっては大きな成長でした。

ここでの成長のカギは、コンフォートゾーンを飛び出したことにあります。

背伸びをしてハウスパーティーへ

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Photo by Raychan on Unsplash

留学生活が残り2カ月となった頃、私はふと気が付きました。

やばい。なんか、英語全然喋ってなくない?

焦りを感じつつも、自信がなくて性格も人見知りだし...と言い訳ばかりしていました。現状維持を好み、まさに自分のコンフォートゾーンに浸かっていたのです。この時、そもそも英語力や環境の問題ではなく、私自身が変わらないと意味がないと痛感しました。

私は、自分自身の殻を破ることを決心し、クラスメイトに誘われたハウスパーティーに行ってみました。このハウスパーティーに参加する=自分にとってのコンフォートゾーンを出ることでした。

私は、パーティーに参加することで適度な緊張感を持つことができました。
パーティーは、クラスメイトも一緒、勉強の場ではなく楽しい空間、ネイティブではなく留学生の集まりであった一方で、初めて会う人たちが沢山いる、日本人は自分だけというややストレスのかかる環境でもありました。

その先で得たもの

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Photo by Simon Maage on Unsplash

ハウスパーティーに参加した後も、そこで出会った人たちとの交流は続きました。とあるインド人の女の子が毎週末のようにお出かけに誘ってくれるようになり、その子の友達の友達と知り合いになる...というように多くの人と出会いました。

彼らは、留学生といってもネイティブ並みの英語力でした。正直、最初は会話についていけず、少し辛い時期もありました。しかし、私は前向きに取り組みました。自分よりも圧倒的にレベルの高い人たちと一緒にいることで、私の英語力も自然と伸びていったと思います。
また、彼らは、英語があまり話せない私のことを優しく受け入れてくれたので、緊張しすぎることなくスキルアップに向かうことができました。

このように、ハウスパーティーに参加したことがきっかけで、最終的にはいろいろな国の人と友達になることができました!彼らとは、今でも連絡を取り合っています。また、最後の学期は成績も上がり、クラスの友達も増えて、ホストマザーとの会話もより楽しめるようになりました。心の底から英語を話すのは楽しいと思えるようになりました!

おわりに

今回は、コンフォートゾーンの先に成長があるというテーマでブログを書いていきました。実をいうと、限界的練習について、留学中は全く知りませんでした。しかし、私は自身の経験から、このメソッドを活用する価値があると考えます。

何か苦手意識を持っていることでも、思い切ってやってみましょう!少しだけ大きな声で挨拶してみる、朝いつもより早く起きてみるなど些細なことでもいいのです。もちろん、失敗しても大丈夫です。きっと、挑戦し続けるあなたを周りの人は応援してくれます。
自分のコンフォートゾーンから飛び出してみると、新たな発見や出会いが沢山あるでしょう。そこで得たものは、あなたの人生をより豊かにします。

さあ、あなたもその一歩を踏み出してみませんか?

では、また次回。



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