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マウスピース矯正、途中経過
皆さんこんにちは、こんばんは。
実は今、マウスピース矯正、インビザラインが26枚終わったところ。
10枚追加を依頼していますが、きりも良いので、これから歯列矯正を始めようと思っている方のために、マウスピース矯正を始めた経緯や、メリット、デメリット等のお話をしたいと思います。
歯列矯正を始めた理由
今まで、歯医者に行くたびに歯ぎしりをしていると指摘されていました。
ただ、全くそんな癖はないし、ストレスもないので寝ているときにそれが出てしまう~というようなイメージも持っていませんでした。
それでも、歯医者に行けば毎回歯ぎしりを指摘されますし、それが原因で歯茎が下がっていると…。
知覚過敏にも長らく悩まされていて、お医者さんによれば歯茎が下がると知覚過敏はよりひどくなってしまうそうです。
また、私の歯列はそれほど歪ではないのですが、上の歯と下の歯が嚙み合ってしまうため、正常ではないということも指摘されていました。
出っ歯は上の歯が出すぎていて、受け口は下あごが出すぎている。
通常は上の歯が下の歯に少しかぶっているのですが、私はかぶりがなく、奥歯のようにかみ合っている。
どちらかというと若干受け口ということなのでしょうか。
歯ぎしりの原因がこの嚙み合わせなのかはわかりませんが、歯が健康健全であることは人間の三大欲求、食欲にもかかわってきますし、食事をおいしく食べることにも通じるかなと思ったので、思い切って歯列矯正することになりました。
なぜマウスピースにしたのか?
歯列矯正にはワイヤーとマウスピースがありますが、私が選んだのはマウスピース矯正。
なぜマウスピース矯正にしたかというと、小学生時代、ワイヤー矯正で失敗しているからです。
両親がよかれと思ってやってくれたのですが、当時は自分で歯列を気にしていたわけではなく、特に不具合にも感じていなかったので、とても嫌でした。
着けているときの違和感。
調整して数日はやはり痛みを感じますし、器具が唇の内側にあたるのがとても気持ち悪く。
あまりに嫌で指でいじってしまい、なんと、破壊…。
ワイヤーがぴろ~んと出てしまい、それが口の中を傷つけるので、さらに矯正に対する嫌悪感が増し…。
もう、負のサイクルで、嫌になってやめてしまいました。
矯正歯科へは何度か通っていた記憶はあるので、それなりの期間はやっていたはず。
中途半端なところでやめてしまいましたが、もしかするとそれ以前よりはマシにはなっていたかも。
今思うと、100万円近くする矯正治療費を払ってくれたのに、フイにしてしまったんだなと…。
我慢できていれば今の悩みもなく、さらなる出費もなかったと思うと、とてももったいないことをしたと痛感します。
マウスピースのメリット
もう一つ、マウスピースを選んだ理由は、期間が読みやすいこと。
インビザラインは、ちゃんと用法を守っていれば、期間は短く済むと先生に言われました。
契約したのは52枚コースで、1枚一週間なので、1年。
器具を調整していくのと違い、最初から歯列の最終形が決まっています。
毎日ちゃんとマウスピースをつけてさえいれば、52週で終了する。
期間の終わりが見えているのは、安心感がありますよね。
過去には我慢できずに辞めてしまった経緯はありますが、どういうわけか一日22時間つけていなければならないということにはそれ程ハードルを感じませんでした。
そこはやはり、自分でやろうと思ったからでしょうか。
それから、見た目的にも気付かれにくく、歯科矯正しているということに気付かれにくい。
と、思いましたが、これはそうでもないかも。
昔、インビザラインを知らないときのことですが、「この人歯に何か付いているなぁ」というのはよく気付くことがありました。
当時これが何なのかわかりませんでしたが、この「何か」は、歯を引っ張って向きを変えるためのアタッチメント。
これ、私は上下で計14個つけていますが、さすがにこれだけつけていると目立ちます。
それでも、ワイヤーと比べると目立ちにくいですが。
もうひとつ、個人的にメリットと感じたのは、食事がとりにくいということ。
マウスピースをつけたままの食事は基本禁止なので、マウスピースを外さないといけません。
先生からは、再度マウスピースをつけたときには、毎回チューイーというゴムを3~5分ほど噛んで、マウスピースをしっかりフィットさせてくださいと言われました。
とんでもなくめんどくさい…。
ですが、それを逆手にとって、日中はマウスピースつけっぱなし、日中の間食や寝る前のアイスを、これを機にやめようと(笑)
また、ちゃんと用法を守っていたのに希望通り動いていないというような場合は、当初の料金の範囲内で、追加のマウスピースを作成してもらえるのも、お金の心配がなくて良いですね。
マウスピースのデメリット
逆にデメリットですが、ワイヤー矯正とは異なり、食事中は取り外さなければなりません。
この着脱が地味にめんどくさい。
また、飲み物であれば支障ないだろうと思いがちですが、コーヒーやワインはしっかりと色が付きます。
1週間交換なのでそこまで黄ばむ前に交換時期を迎えますが、お仕事の関係で一日22時間つけることが難しいという方だと、マウスピース1枚の使用期間は長くなってしまい、黄ばんだものを使わなければならなくなります。
見た目、ワイヤー矯正よりはマシだと書きましたが、ワイヤーでも、歯の表面ではなく、裏側に装着するタイプと比べれば、やはり目立ってしまいます。
それから料金。
歯並びガタガタということであれば、料金が固定であることは逆にメリットなのですが、そこまでではないという方にとっては、52枚必要なくても金額は同じ、ということになってしまいます。
私もそのクチで、52枚コースですが、最初にもらったのは半分の26枚。
26枚コースというのもあるのですが、単に枚数の違いだけではないので、それほど大規模な矯正ではないものの、やはり52枚コースでなければしっかり治せないとのことでした。
ちなみに私は26枚終了後実際の歯並びを見て、もう少し変えたいと思う箇所があったので、追加で10枚のマウスピースを作っていただきました。
効果は?
インビザラインでは、1枚0.2mm動くそうです。
約一ヵ月で1mm。
自分の歯は毎日歯を磨きながら見ることになるので、なかなか変化に気づきにくい。
そこで、マウスピース矯正に特化したスケジュール管理アプリ、「TrayMinder」を利用し、定期的に写真を撮影して変化を追っています。
最初の一か月はなかなかその差が分かりにくいのですが、三か月経過したくらいから、かなり変わってきました。
また、写真での見た目だけでなく、ちゃんと上の歯が下の歯を覆っているのも確認できます。
以前のように上下の歯の先端が触れるためには、わざと下あごを突き出さないといけないほどに、はっきりと変化した変化が見て取れます。
それほど歯並びが悪かったわけではない私でも効果をはっきり実感できるのですから、症状が重い方はもはや自分の歯ではない、くらいに感じられるのではないでしょうか。
痛みは?
過去のワイヤー矯正では、強い違和感と痛みがあったと書きましたが、それ自体はマウスピース矯正でも変わりません。
歯が前後左右に動き、向きを変えるのですから、痛くないわけはないですね。
一時期は、抜けてしまうんじゃないか?というくらいぐらぐらとしていたこともあります。
ただ、装着期間中ずっと痛いというわけではありません。
痛みがあるのは新しいマウスピースを装着して2,3日までです。
4~7日目は、もはや違和感もほとんど感じません。
この辺りは、一日22時間以上しっかりつけているか、20時間程度しか付けられなかったかでも変わってくるので、あくまで医師の指示通りの時間装着していることが前提になります。
私も、飲み会のために夕方外し、帰宅後再装着し忘れて寝てしまったこともあります。
そういうことがあり12時間以上装着していないと、次に装着するときはやはり、マウスピースがきつかったり、二、三日目のように痛みを感じることはありますね。
歯を強制的に動かしているわけですから、その強制力たるマウスピースを外していれば、歯は元の位置に戻ろうとする。
「外す」という時間が存在するマウスピース矯正ならではの現象ですかね。
26枚を終えて
経過は良好。
最初に見せられた3D図とほぼ相違ないと思います。
ただ、細かいところを見るとまだ完成形ではないと感じました。
歯の内側を舌でなぞるとまっすぐになっていますが、表側を指で触れると少し段差がある。
これは失敗などではなく、個々の歯の厚さが違うので仕方がないとのこと。
内か外か、どちらを基準に平らにするかは本人の好みで、内側に段差があっても特に嚙み合わせ上支障はないとも。
それであれば、せっかく矯正をしているわけですから、見た目を整えたい。
ということで、さらに10枚追加することになりました。
先生からも、追加するならここももう少し動かしましょうと、提案をいただきました。
正直、先生としては枚数少なく終えた方が原価率が低くなるので、終える方向に持っていこうとするのかなと心配していましたが、そんなことはないようです。
むしろ、簡単な進捗確認程度で5000円の診察料、約15000円の売上ですから、長引いた方がコスパよく稼げるのかも?
追加の10枚が手元に届くまでは、26枚目を延長して装着することになります。
できるだけ黄ばまないよう、飲み物も極力水のみに…。
気を遣わなければなりませんね。
残すところ3か月弱
新しいマウスピースは10枚と聞いているので、3か月弱。
ただ、この10枚が終わったときに、完成形として納得できるかどうか。
それは終えてみないとわかりません。
更に10枚追加になるかもしれないですが、もともと52枚分の料金を払っているので、ある意味、まだまだ元は取れていない。
納得できればお終いでよいですが、そうでなければ妥協をする必要もないですね。
もちろん、52枚を超えていたとしても、納得できるまで追加を依頼する権利はありますが。
完成形になってからは、リテーナーという歯列固定のためのマウスピースを、1年ほどつけ続けなければなりません。
こちらは、一日中ではなく、夜寝ているときだけでよいそうです。
歯に接着しているアタッチメントも外してしまうので、日中の外見的には、もう治療完了と変わりありません。
都合二年前後と、マウスピース代・数回の診察料込みで100万円弱。
これを高いと取るか安いと取るかは人それぞれですが、これから一生、この歯が役立つと考えると、私はとても安い買い物だと思います。
皆さんの中にも、歯列矯正をしようか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
そんな方に、少しでも参考になれば幸いです。
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