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♯05 チロルチョコ
中学生の時、帰り道に友達がコンビニに寄った。何かおごってくれるらしい。そういうなら遠慮せず…と、お菓子コーナーを物色することにした。あれ、と目に留まったのは、見たことのあるフォルム。こんなに大きかったっけ…と思いながら、金額も金額だし、それにした。
久しぶりに食べた、チロルチョコらしきもの。知っている大きさではないし、定番の味以外を知らなかったので、パクリなのかなあと思っていた(失礼)。
覚えている記憶としてはこのくらいで、気づいたら包装紙が集まっていた。ミルク味に至っては、牛の柄がみんな違うように、包装紙も何種類かあって、買いあさっていた。
いつしかコンビニやスーパーでチロルチョコを見るたび、買わなければならない使命感が私を刺激し、抵抗することができず購入していた。呪縛やね(えせ関西弁)。次第に消費がしんどくなるし、ラムネやらレモン、ブドウ、かき氷…と食べるに難い商品が定期的にあるので、苦しくなっていた。しかも、年を追うごとに新商品が出るスピードが早くなり、パケ違いも登場し、地域限定、〇〇コンビニ限定、小袋タイプ箱タイプカップタイプ…と、とてもじゃないけどついていけなくなった。(これが、お前らの、やりk…)
おいしくないものを友達に勧めることなんてできないし、捨てるしかなかった。食べ物を捨てるなんて、本当に心苦しかった。本当にごめん、だよ。
そういうわけで、絶対はずれのない、イチゴやケーキなどに限定して継続中。たまに夫が買ってきてくれて、厳しい…と思う時もあるにはあるけど。
ガチャは値段が上がって、私の居場所がなくなっちゃったし、チロルチョコの包装紙集めも居心地が悪い。そう考えると、もう過去の趣味なのかな。ま、完全にやめられないし捨てられないのだけど。
まあ、なんでも自分のペースって大事だよね。お金もかかるし。