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センスが無いので知識を詰め込んでいる

色んなもののセンスが無い。


例えばファッションセンス。
私の中学までのファッションセンスは酷いものがあった。オシャレに興味もなかった。

休日も学校に履いていく白い靴をはいていたし、(クラスメイトに揶揄されたのですごく覚えている)
地区対抗の運動会のときに、スギちゃんファッション(上も下もジーンズ)にしてしまい、同じくファッションセンスの無い初恋のMくんとペアルックになったことがあった。

センスが無いことを強烈に見せつけられ自覚したので、そこから私は勉強をはじめる。

Seventeenを読んで高校デビューを目論んだ。

高校デビューが成功したかは分からない。
高校以降もずっと雑誌を読み続けてファッションとメイクの勉強に励んだ。そのお陰もあって、知識として似合う合わせ方、色の配色とかは身に付いたと思う。

今でも、素のセンスは無いので、あれとあれを合わせようかなと頭で考えたものが実際は全然合わなかったりとかはあるけど大事故をすることは無くなったと思う。

クローゼットの中は◯着だけで着まわす!とかいう、スマートなオシャレに憧れるけど出来ない。無駄にアイテムが多い。

インテリアのセンスも自信がないので、家具を買うときは夫に全てお任せした。
増えてきた可愛いグッズは統一性なく並んでいたりする。


料理も好きだけど、やっぱり知識で料理している。
1対1対1で調味料を入れるとか、煮物のお水は200mlにするとか。
母は全部感覚で料理をしていて、どの料理も美味しい。
母の味を作りたくて、レシピを聞いてもいつも目分量でしてるから分量を教えられないと言われる。
きっちり計らないときもあるけど、目分量で料理はやっぱり出来ない。


一番センスが無いものを忘れていた。
運動だ。

体力テストのハンドボールは何度しても4mに届かず記録なしになった。
逆上がりはいつまで経っても出来ず、
水泳は25m泳げなくて夏休みの補習に通った。(補習で泳げるようになって翌年泳げなくなる)

バレーボール部だったが、サーブがどうしても入らずアンダーサーブしかできなかった。
苦手だし出来ないしで、部活動の時間は辛かった。

謎に足だけは速くてリレーの選手だった。兄も甥も速いのでこれは遺伝かもしれない。

運動ももしかして正しい知識があれば上手くなれたかな?
もう試す術はないし、試す気もないけど少し気になった。


こまち

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こまち
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