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Maa2のダンス遍歴(40)~台湾セラワック~

【一行でわかるあらすじ】
気合いれたバトルの前日、腹を壊した。

朝になった。
同室の中国人がめちゃくちゃでかい声で叫んでいる。
今回止まった部屋はカプセルホテルのようなカーテンのついたベッドが8個並んでいる部屋だった。
というかその段階で同室の宿泊客がいることに気付いた。

怒って叫んでいるのかと思い、おそるおそる様子をうかがうと電話して談笑していたようだ。朝方まで腹が痛くて寝られなかったので眠い。そして未だに腹も痛いし、耳も痛い。

ンゴはこの状況でも爆睡していた。すごい。

会場に向かうため、準備して宿を出る。腹が痛い。
ポカリスエットを飲む。
電車に乗る。腹が痛い。
ポカリを飲む。
電車を降りる。腹が痛い。
ポを買いなおす。
少し歩く。
ポを飲む。
会場につく。
ポを買いなおす。
エントリーする。
ポむ。

の繰り返しであった。

という具合に移動も含め朝からの時間、永遠にポを飲んでいた。
イベントは、前回と同じくエントリーは多く、この回は120とか130とかいたっぽい。

海外バトルあるあるなのだが、言葉がわからないので、ルールだとか何人勝ち上がるだとか、二次予選があるだとかそういうのは一切わからない。

現地の人にアテンドしてもらえる場合は別だが、現地の人が把握していないパターンも多々ある。
そんなこんなでエントリーを済ませ、累計4本目あたりのポを飲み終わったとき、一つの事実に気づく。

腹 が 痛 く な い 。

痛くない腹との再会。実におよそ10時間ぶりである。おかえり。

この日のジャッジは韓国からsoul k、ポーランドからDoma、あとヨーロッパのどこかからviktor(背が高いほうの)。

参加者には台湾の人のみならず、その国の人たちもそれぞれ多く参加しており、かなりinternationalなイベントであった。

俺はギンギラゼブラに着替えたところ、8人くらいとかぶっていて逆に恥ずかしかった。
ンゴの謎ライオン真顔シャツはオンリーワンであった。なんか悔しい。


会場内では、ヒョウ柄の人が陽気にイエーーーイ言うて絡んできた。これがsoul kとまともにした最初の会話である。

ちなみに俺はこの時まではsoul kが結構怖かった。
ジャッジの時、俺が何をやっても真顔が崩れず、こんなイエーイされるとは考えてもいなかった。

お互い知っているけどあまり会話したことないクラスメイトみたいな感じだったが、イエーイされて気持ちが楽になった。

あと、初めて見るオーストラリアのダンサーから「インスタでファンです」と言われた。

クソ技大全集は俺の知らないところで国境を越えていた。
俺はさわやかに「ァ、ハイ…アジャス(ニチャア)」と答えた。

イエーイと二チャアにより、いくらか緊張は解けて俺のボルテージは上がっていた。

予選は2人同時にステージ上で踊るというルールであった。
面倒なので横の人には一切絡まない
グダリそうになった時だけその人に場をつないでもらう
と謎ルールを決めたうえで俺は踊った。


うまく途中から始まらない場合は7:34から

そしたら予選上がった。

昨年、ゲストショーに出たくせに薔薇を渡して転んだ以外何もできていなかった。のくせに悔しい気持ちになったうえで、来年絶対上がるぞ~と決めたのが実現し、テンションがあがった。ンゴも上がっていた。

30人上がった人たちで二次予選を行い、すでにトーナメントには4人ゲストバトラーがいるので12人に絞るらしい。

周りを見るとjeminとかdanzelとかbogieやboboと当時の俺でも知ってる人たちばかりであった。俺はwaaack cityの時と同じく伝説を残すことに決めた。

伝説を残すと決めた2次予選がこちらである。


今見るとめちゃくちゃひどいけど、ひどいながらも展開とか見せ方一応決めて頑張っててえらい。

ムーブ中に伝説が残らないと確信した俺は最後に賭けた。
メンタルトレーニングとしてはなかなかいい経験ができた。


これはさすがに12名には残らず、トーナメントには残れなかった。
ンゴは残っていた。

とりあえず俺が負けたのでこのイベントのレポートは終わるが、いいイベントであった。

viktor
韓国の人たち
chrissy

打ち上げでも各国の人たちといろいろ話すことができたが、台湾以外の人たちのテーブルは俺が付いた時には会話がなくみんなウーロン茶をすすっていて死ぬほど気まずかった。

お前たち踊るときあんな感じなのに?やばくない?と1ワロスポイント。結局いろんな人と話せてめでたしという感じで終わった。

帰り際に席立って挨拶してたら台湾のスタッフ(?)同士の男女がプロポーズみたいの始めて帰れなくなった。

最後まで見守っていたらOKされた雰囲気で場は感動的な雰囲気に包まれた。
ンゴさんは「結婚!?結婚!!?!?!?!?」と珍しく声を張り上げていたところ、日本語を話せる台湾の人が「今ガールフレンドになっただけですね」と教えてくれた。


ンゴさんが文句言ってるのを今まであまりみたことなかったが、「結婚じゃないのかよ…」と不満そうにしていて面白かった。

2023年現在までこんな不満そうなところはここでしか見たことがない。
最初は自分も爆笑しながらいじっていたが
宿につくあたりまで不満そうにしていて少し恐怖であった。

とりあえず台湾旅はこれで終了である。

この日初めて着てこの日壊れた
公式のサムネになったが消された
映り込む俺
映り込む俺
danzel
と、映り込む俺



修行しますとか言い始めた時からここまで、非常に濃い一年。
日本に帰っても頑張るぞぅ。

次回「maa2 vs bagsy」

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