補聴器って何?どんなもの?
そもそも補聴器って何なのか、どのくらいの人が知ってるだろう??
先日久しぶりにあったお友達に補聴器をつけ始めたんだって話して見せたら、
補聴器ってどんなものなのかいまいちわからないと言われたので、noteにも残しておこうと思います。
補聴器とは
聴力が低下した人の足りない音を大きして、聞こえを補助するものです。
補聴器は薬機法で厳しく基準が定められていて、厚生労働省に認定された医療機器です。
↑これを見るとメガネの様に着けるだけで聞こえが改善するように思いますよね?
私はそう期待していました。
でも、残念ながらそれは違うんです。
そう簡単にはいかないんです。
まず、補聴器に慣れるまでには充分な時間が必要で、私の場合は慣れてくるまでに1ヶ月ほど時間がかかりました。
慣れるまでに困ったこと
私が装用し始めて、まず何が大変だったか
・『すぐ聞こえるようになる』という期待からのギャップ
・思っていた音と違ったこと
補聴器屋さんに行くと、まず聴力検査をしてから専用のソフトを使って自分の聴力に合った音にしてもらいます。
(自分にあった音とは、自分の聴力のグラフに合わせて足りない音を補聴器から出るようにする事です。)
そのまま着ければ、理論上はよく聞こえるようになっているはずなんですが…
実際の音は
袋のカサカサ、紙のパリパリ、机の上のカチャカチャ音、
エアコンの音、換気扇の音、扇風機の音がすごく大きく聞こえました。
補聴器の機種によっては、気分が悪くなってしまうものもありました。
補聴器と仲良くなるために
とにかく長く装用すること。
途中で嫌になっちゃっても、頑張って着け続けること。
どうしjそんなに長く時間がかかるかと言うと、
長い時間をかけて、静かな環境に自分が慣れてしまっているからなんです。
元々は聞こえていた音が、知らず知らずのうちに聞こえなくなって、周りが静かになっていて。
だから、違和感を感じても仕方ないんです。
脳が音に慣れるまで、我慢が必要。
私はこれを知ってから、違和感に対してのしんどさが少しマシになりました。
今でも長時間着けていないと、着け始めには少し違和感がありますが、
すぐに馴染んで違和感を感じないようになりました。
補聴器をつけていても聞こえない
残念ながら、補聴器をつけても完全に聞こえるようになるわけではないんです。
補聴器を着けても、たくさんの音の中から言葉を聞き分けられなかったり、同じような発音の言葉を聞き間違えてしまうことがあります。
補聴器もどんどんと機能が新しくなっているので、より聞き取りやすいようになっているのですが、それでも補えない部分があるんです。
初めて知った時には、悲しくなりましたが、
今は前よりも聞こえるようになった自分にフォーカスして補聴器ライフを楽しんでいます。
なんちょうなんなん
ここまで補聴器の事を書いてきましたが、
〈難聴の子を持つ家族会そらいろ〉さんが分かりやすく歌にして下さってます。
なんちょうなんなん
↑リンクからぜひ聞いてみてください
これから補聴器を買う方、補聴器を使っている人の周りの方の参考になれば嬉しいです。