【30代卒業】40歳になりました
8月31日。
本日で40歳になりました。
まだ全然、実感がないのですが、30代が終わりました。
子どもの頃は、30代の自分はイメージできていたのですが、40代の自分は全くイメージできていませんでした。
それは、40代は本当に、「年がかなり離れた人」であり、距離感が遠く感じたから。
あと、何の根拠もありませんが、何となく自分は早◯にするかも、と思っていたのもあります。
しかし、無事に40代を迎えられたので、ここで30代の10年間を、20代の10年間と比較した上で振り返ってみようと思います。
僕の30代は……
「20代よりも充実していた」
と思います。
僕は社会人になったのが25歳と人より遅めで、今のフリーランスライター・構成作家というお仕事で親元から自立した生活を歩めるようになるまでにも、結構な時間がかかっています。
そのため、他の同年代より10年、遅れて人生を進んでいっていると言っても過言ではない。
そんな僕にとって20代の頃は、迷いも多かったし、変に人脈とかを求めてあちこち右往左往していた気がします。
社会に出たのが遅いので仕方ない面はありますが、収入の少ない時期も多く、もらえている時期も上下動が激しくて、かなり不安定だった。
その覚束ない状況は自分の行動にも表れており、20代は「自分探しの時期」だったと思います。
30歳に突入したちょうど10年前は、港区のマンションに住んでいたものの、30代前半まではまだ安定しているとは言えませんでした。
仕事をほとんど失ったこともありましたから。
ただ、その一方で僕は、
「これは必要な転落。再び復活できる。そして今度は安定も手に入る」
と、どこかで思っていた。
その通りになったと思っています。
それは、ちょうど10年前、この30歳を迎える年に映画鑑賞や読書に出会い、さらに脚本の勉強などを始めたことが大きい。
これに出会えたことで「自分探し」が終わり、一般的な20代が経験する「自分の足場を固める時期」に突入できました。
それからは下手に人脈を求めたりすることも無くなった。
そのため、今思えば、一時的に仕事や人間関係を失ったのはその副作用だったと感じています。
完全に自分の思い通りな10年間を送れたとはもちろん言えませんが、何となく始めた英語の勉強が翻訳家としての仕事になったりして、不安定な感覚はほとんど無くなりました。
こうして迎えた40代。
次の10年、フォーカスすべきは、
「他者」
だと思っています。
他者のために行動することこそ、最終的に人生を豊かなものにしてくれると僕は思っています。
多くの人が30代で経験する、自分へのフォーカスが終わった後にくる
「他の人間への貢献」。
あまり具体的には言えないのでちょっと抽象的な表現になりましたが、40代は、それに満ちた10年間を送りたいと考えています。