地味な作業から見えてくるもの
かなり几帳面な方で、毎月、確定申告ソフトを開いて月々の収入と経費を記録しています。
これはいくつかの目的があって、一番の目的は来年の確定申告を楽にするため。
もう一つの目的は、収支を把握するため。
あともう一つの目的は、どれくらい経費を使っているかを可視化するため。
帳簿付けは完全な事務作業で、一見、とっても地味に見える仕事。
人によっては面倒くさくて、フリーランスの中でも、全然やらない人も多い。
僕はどうかというと、僕を知る人は意外に思う人も多いかもしれないですが、こういう作業、大好きです。
そもそも毎月、付けている時点で嫌いなわけがない。
かくいう僕も一昨年までの10年間ほど、確定申告は税理士さんにお願いしており、自分では領収書を区分けして送るまでしかやっていませんでした。
去年、インボイス制度が始まったのをきっかけに自分でやることを決意したのですが、なんとかできたので、今年からも自分でやろうと思っています。
最初はわからないことだらけだったのと、インボイス制度も開始されたため提出書類もいろいろあって、税務署に何度も通いました。
その度に丁寧に教えていただいたので、自分でできるようになりました。
ミスをするのが怖くて税理士さんにお願いしていたのですが、なんでも自分でやってみるもんですね。
隠れた経理の才能(?)に気づいて、驚いています。
「帳簿付けは自分の仕事と関係ない」
って思っているフリーランスの方も多いですが、確かに直接の関連性はなくても、僕は間接的な関連性はあるんじゃないかな、と思います。
月々の経費がどれくらいかをしっかり把握すれば、税金を安くするためにあといくら使えばいいとか、こんな設備投資ができるとか、このタイミングで出張に行けるな、などのそれなりに大きなお金を使う予定が立てやすくなる。
その年だけでなく、次の年の事業計画もわかってくる。
それと、一つのことで身を立てるには、その中で地味な作業もどうしても必要だということを認識することができる。
フリーランスって、派手に仕事しているように見えて、実は淡々とした作業の繰り返し。
そしてお金のやりくりの上手さが肝になる。
帳簿を付けたりするような地味に見える作業を通じて、仕事を続ける上で切っても切り離せないお金に関して知ることができるし、日々の業務を継続できる胆力的な部分も身に付いてくるのではないか、と僕は思っています。
まあ、一番はお金が好きだからですけどね。
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