自分のやっているスケジューリング方法
僕はフリーランスで基本的に締切仕事なので、締切さえ守れば、いつ働くかは自由。
いつ寝ても、起きてもかまわない。
平日に休もうと思えば休めてしまう。
これだけ聞くと、一見、何者にも縛られない理想的な働き方のように見えるかもしれない。
でも、裏を返せばこれは、自分でスケジュールをすべて決めて、それをしっかり管理していく必要があるということになる。
これって、その立場になってみないとわからないことではあるかと思いますが、意外と難しいことなんです。
どの仕事にどれくらいかかりそうか、また、どれくらいかけるべきか、それを引き受ける前に考える。
これを全部の仕事に対して行う。
それを家事や買い物など、生活する上で必要なことすべてを考慮した上で計算した上で、1日の中に当て込んでいく。
これを毎日毎日行うんです。
当然、想定外の状況にも見舞われたり、急な発注があったりもするので、予定は狂う。予定通りにいくことのほうが少ない。
だから、イレギュラーに対応できる時間も自分で算出しておかないといけない。
フリーランス的な生き方をどう成り立たせていくかの秘訣の一つに、「スケジューリングの技術を磨くこと」がある、と僕は思っています。
スケジューリングなんて仕事そのものとは関係ないように見えます。
地味な事務作業の一種といっても過言ではない。
でも、理想的に考えすぎてスケジュールを詰め込むと、それ通りに行かずにどんどん仕事が後回しになってしまう。休む時間を取ることもできない。
かといってスケジュールをスカスカにしてしまうと、暇になってしまう。
では僕はどうスケジュールを組んでいるかというと、ある感情をベースにしています。
その感情とは…
「ストレス」
です。
1日の仕事量がある閾値を超えると、ストレスがとてつもなく溜まることに、あるときに気づいた。
逆にやることが全くない日は、嬉しいけれど、不安も感じてしまい、結果、ストレスが溜まる。
ストレスが溜まらない適切な1日の仕事量ってどれくらいだろう?
と考えたとき、1日の間に空白の時間が2時間くらいは設けられる分量だと、自分の場合は思いました。
いつでも片手を空けておけるようにするというか。
確実に暇な時間があれば、ストレスが一時的に溜まっても、その時間がくれば何もする必要がなくなるので、自然と消えていく。
時間に追われず、他のことを考える余裕を持ちながら仕事をすることができる。
不思議と、成果も上がるんですよね。
スケジュール管理はストレス管理。
そんな側面ってあると思います。